強がっても
背伸びしても
肩ひじ張っても
結局
ボクはボク
肩の力を抜いて
深呼吸
頑張るのも素敵
だけど頑張ってばかりじゃ疲れちゃう
新緑を美しいと想う
散り際を美しいと想う
漣を美しいと想う
漆黒の闇を美しいと想う
好きなモノ
感じるままに
夕闇に白く輝く
月を愛でながら
大切な誰かを思い浮かべ
そっと目を伏せる
温もりは確かに
そこにあったというのに
ここにあるのは
ただ冷たく吹き荒ぶ風だけ
個体としての存在を記憶の彼方に押しとどめ
新しい記憶でそれを隠すように塗り重ねて
それでも
それでも
あなたへの想いは変わらず
この胸の中に息づいて
冷たい風が心地よいほど
頬を上気させるのだから
まだ
まだ
この気持ちに名などつけず
そっと余韻に浸っていよう
頬を伝う雫のことなど
見ないフリをして
~~~~~~~~~
恋歌のような哀悼のような
少し切ないそんな言葉が紡ぎたくなった
繰返す毎日
繰返す日々
安心するようで
とても不安になる
ふわふわふわふわ
夢心地
倖せなんじゃない
ただ怖いだけ
ありがたいよ
ありがたいね
だけど
怖いんだ
唐突に世界が終わってしまいそうで
唐突に全てが闇に堕ちてしまいそうで
苦しくて
怖くて
叫びだしたい
僕は何を遺せているだろう
僕は何を創れただろう
だから
今日も
言葉を紡ぐ
~~~~~~~~~~~~
働けることは有難い
それでも
体調を崩したらすべてが終わりそうで
体調を崩しやすい時期だから
必死で耐え抜こうとしているけれど
体調を崩してしまったら
全てが壊れてしまいそうで
怖いんだ
戻れない気がして
追いつめられて
気が狂う
体調を崩したらアウト
そんな予感がひしひしと
本当に欲しかった言葉はそれですか
つらいとき 哀しいとき
壁にぶつかったとき
どうしてほしかったんですか
その習慣を誇れますか
その態度を誇れますか
それを身に受けた幼い頃の記憶
それは幸福でしたか
こうしてもらいたかった
ああしてもらいたかった
幼い心は傷を受けたまま
こういってほしかった
抱きしめてほしかった
幼い心は悲鳴を上げる
昔からの習慣
それはいいこともある
昔からの習慣
それは悪いこともある
『昔からそうだから』
それで片付けていい問題ですか?
『誰もが通る道だから』
それで片付けていい問題ですか?
どうしてほしかったんですか
どういってほしかったんですか
幼いあなたは
大人に絶望していませんでしたか
ただ
抱きしめてください
ただ
話を聴いてください
先のことはいい
今のこの状態を見てください
未来のことはいい
現在のこの気持ちを聴いてください
較べることなく
否定することなく
ここに生まれたものを
きちんと耳を傾けているのだと
きちんと存在を認めているのだと
わかるように 信じられるように
相手に届いていないコトバは
伝えていないも同じです
相手に届いていないキモチは
伝えていないも同じです
『いわなくたってわかるさ』
『こんなにも表現しているから大丈夫』
受け手に確認していないのに
自信満々に大丈夫と請負ってダイジョウブ?
あなたの優しさは独りよがりではないですか
あなたの伝え方はどこかでねじ曲がっていませんか
テレパシストじゃないので
言外に伝えられてもわかりません
伝わらないコトバは
もはやコトバではないのでしょう
伝えたという思い込みなのでしょう
ただ空気を震わせただけの
どうしてほしかったんですか
どういってほしかったんですか
今日は簿記の試験受けてきました。
初めて受けたので、ドキドキしてた。
英語はそれなりに自信あったから
英検はペーパーは受かる自信あった。
だからお試し受験って思ってた
最初の英検の試験の時は
今日ほどには緊張してなかった・・・・
こともないか。
うん。
緊張はやっぱりしてた!!
今回は会場が大学ということで
いままでみたいに靴を履きかえるということはなかったです。
でも、初めていくところだったからふみーふみーってなってた。
金曜日に一応下見はしたけど
やっぱり当日の会場は見れないしね!
受付があるのかどうかもわからないし、
前日まで軽く混乱してた。
9:00開始だったので
受付があるとしたら並ぶ時間に行くのは面倒だし
席について準備したいし
ぎりぎりに行くことは無謀だな、って思っていたので
親に頼んで8:15に会場入りできる時間に送っていただきました。
でもね、やっぱり、というか。
当日行ってみたら、すでに大学生じゃない人がいっぱいいたよね
最寄りのコンビニ。
多分1時間前から入れるんじゃないかしら?
って感じでした。
ぎりぎりになるとお手洗いも込むし
なかなか自分のペースを作るのに時間がかかる人間なので
やっぱり余裕を持っていくのは大切だと思います。
受付はなくて、教室の掲示がされているので
それから自分の受験番号と合致する教室を探し当てて
自分で教室に入って
教室に入ったら入ったで
自分の受験番号の席を自分で見つけて
そこに座る、という感じでした。
机には受験番号カードが置いてあるので
受験票と写真付きの身分証
鉛筆、シャーペン、消しゴム、腕時計、電卓は置いてよし。
9:00説明で
試験自体は9:13開始だったかな?
終わりは二時間後の11:13だったけど
試験開始後30分過ぎたら
できた人は挙手をして試験官に報せて
退出できる、というシステムでした。
答案用紙は持ち出し不可
問題用紙と計算用紙は持ち帰りOKでした。
はじめて、って本当に緊張する。
しかもなんか、情報が乏しいよ地元の商工会議所さん・・・・・
受験票はいつごろ届くのかとか
これまでの試験会場の実績とか
そういった情報はないし。
大体どのあたりであるのかな、ってわかるだけでも
大分緊張の度合いが違うのに。
学校とかで団体で受けるなら
先生がその情報持ってるだろうけど
個人受験に優しくない・・・・むぅ。
ちなみに今回は
10月10日締め切り
11月16日試験だったのですが
受験票は
11月5日に届きました。
結果は11月25日火曜日HP上で発表。
あと紙媒体が順次送られてくるそうです。
とんでもないミスしてないといいなぁ。
泣きたいほどの強い想いを
抱えたまま眠りにつく
夢の中に出てきた僕は
疲れ切った表情で溜息ついた
いっぱいいっぱいだと
見失う
楽しいこと 嬉しいこと
元気になること
頭いっぱいいっぱいで
直面する
哀しいこと 嫌なこと
怒りや寂しさ
心の許容量は
現時点では一定で
人間として大きくならなきゃ
いつまで経っても変わらない
それなら
それなら?
楽しいこと 嬉しいこと
面白いこと 喜べること
たくさん たくさん
感じていたい
哀しいこと つらいこと
寂しいこと 腹立たしいこと
大切な感情
切り捨てられない
全部ボクの感情
無視するなんてできない
だから
もう一歩先へ
全部
楽しめるように
揺れる
揺れる
世界が
揺れる
移ろい
変わり
止まらず
留まらず
揺れる
揺れる
心が
揺れる
移ろい
変わり
止まらず
留まらず
変わらないのは
この想いだけ
揺れる
揺れる
想いを持ったまま
揺れる
揺れる
きっと変われる
『夏の庭-The Friends-』
2014年10月12日 演劇想い出を ひとつひとつ 積み重ね
存在の証 心の中に
================
東京芸術座公演
『夏の庭-The Friends-』を観て
================
小学六年生の男の子3人組の夏休み。
生きること、ひとの記憶に残ること。
ひとは死んだらどうなるんだろう。
疑問が浮かぶ。
その疑問を解決しようとする。
それは、こどもの無邪気さと残酷さが成せることのように思った。
好奇心を持つこと
知りたいという欲求があること
そのために実行すること。
怒られるとか、叱られるからとか
そういったことで縛られることなく
行動すること
きっと大切なものを得たのだと思います。
私には、できない(考えたこともない)こと。
それをできるのはすごい、とは思うけれど。
馬鹿だな、って思ったり。
経験から大事なことを学ぶというより
頭でっかちなところがあるから。
経験するって、すごく勇気がいるし
思い切りの良さや、行動力
強い精神力が必要なんだと思う。
めげない力、ないなぁ。
だから、きっと。
それはお話の中だから、と納得したくなる。
力のない自分に、落ち込んでしまわないように。
もっと自由に生きてみたい。
ひとと違うことに悩んで
違わないように、違和感ないように努力して。
必要以上に臆病になる。
違和感持たれたらどうしよう、って不安になって。
できないこと沢山ある。
できることとの差が激しい。
ひとが当たり前にできることが、できなかったり
できたとしても、すごく頑張らないとできなかったり。
頑張ってるから、疲れやすい。体力無い。
『違和感ないよ』っていわれて
喜んでいいのか、悲しんでいいのか。
これ以上を望まれたら、パンクしてしまいそうなのに。
普通の子に憧れる。
こんな風に臆病にならずに行動してみたかった。
「 少しもどかしくて」「360度」「赤い実」
2014年10月8日 ネタ帳 コメント (2)風が少し涼しくなってきた。耳をすませば、秋特有の音がする。
そういえば日が暮れはじめるのも随分と早くなった。
空も突き抜けるような青よりは、澄んで少し柔らかい色になった。
「・・・・・・秋、か」
物悲しい、寂しい季節だと世間一般にいうけれど、秋が好きだ。
果物が美味しい、野菜もどんどん甘みが増してくる。
紅葉は目に鮮やかになるし、過ごしやすくなってきた。
夏に比べればテンションは高くないけれど、ゆったりと落ち着いた雰囲気をもつこの季節が大好きだ。
騒ぐことよりも、ゆっくりとした時間の流れを感じられて、ひとりの時間を十分楽しめる季節。
マイペースな自分には、一番あった季節だ、と悟は思った。
「・・・・・・んー」
鼻先をくすぐる風が、身体全体を冷やしていく。
思わず身震いして閉じた瞳を、開けるといつもと違う景色が広がっていた。
違う、というか、視点が。
「・・・・・っと、これは」
カラカラカラ、と車輪が回る音がする。
一瞬の出来事で、何が起きたのかよくわからなかった。
いつも通り、夕暮れ時の土手道を、風を受けながら自転車で走っていたわけだけれど。
慣れた道、慣れた時間。
それでも一瞬の気の緩みが、こんな―――
「・・・・ってて」
認識した途端に、重い痛みが身体を駆け巡る。
目の前にある赤い実に、まるで火花が飛んでいるかのように錯覚する。
大丈夫だ。大丈夫。
痛みからおもうように動かせない身体にもどかしさを感じながら、ゆっくりと身を起こす。
幸い、打撲はしていても、目立った外傷はない。
自分が先程まで走っていた土手道を見上げて、軽くため息を吐く。
もう少し休んでからにしよう。まだ身体が上手く動かせない。
そう決めて、草叢へ寝転ぶ。
風に草花が揺れ、少し枯れ色になってきた背の高い草が寝転んだ悟を周囲から隠してくれる。
カラカラと音を立てて回っていた車輪は止まったようで、元々人通りの少ないこの辺りは草花を揺らす風と、水の流れる音だけ。
気持ちが良くなって、空を見上げる。
少しずつ意識がはっきりしていくのがわかる。
自分の視野が何度か憶えていないが、どうせたかが知れている。
どんなに頑張っても、360度、地球の裏側までは視えないのだから。
視えている範囲で生活する。それは悪くない。
視えている世界で充足する。それは悪くない。
「それでも」
この先の、目の前の世界ですら、オゾン層があって、その先の宇宙があって。
自分の知らないものに溢れている。
「いつか」
知らず声がかすれる。
かすり傷ができた腕をまっすぐ空に向かって伸ばした。
ゆっくりとその手を握り締め、そこにある何かを感じる。
「届くはずだよな」
大好きで、大切な季節。
ひとが切なさを感じるのはよくわかる。
物悲しい気持ちになるのもわかる。
でもきっと、この先には、視たことのない世界があるから。
繰り返される営みの先にもきっと、望んだものはあるはずだから。
「・・・・・・じゃぁ、まぁ、帰りますか」
痛む傷を抱えながら。
それでも一歩、この先へ。
====================
お題:「 少しもどかしくて」「360度」「赤い実」
お題提供:たんぽぽ様
とても楽しく書かせていただきました。
ありがとうございました!
冷静に 正直に
言葉を紡ごうとする
感情に 正直に
声が出なくなる
押し殺しては気持ちが出ない
押し殺しては言葉が出ない
溢れる涙
溢れる気持ち
言葉にはならない
ただ溢れる
上手く言葉にできない紙に綴った言葉を
誰かに届けることができたから
落ち着け 落ち着け
難しいことだとわかっていたじゃないか
それでも一歩進んだんだ
一歩進めたんだ
だから大丈夫
一歩 また一歩
この先へ進んでいこう
不安だ不安だと繰り返すより
前を見て顔を上げて
怖くても一歩踏み出す方がいい
それでもやっぱり怖いものは怖いけど
何もやらなければ変われない
変わることも怖いけれど
変わらないことも怖いんだ
怖い怖いと自分の殻に閉じこもっても
生きていかなきゃならないのなら
稼がなきゃいけないし
ごはん食べなきゃいけないし
いまのままじゃ
生きていくのも難しい
だから
だから
大切な 大好きな
やりたいことを続けるためにも
変わらなきゃいけない
このままじゃいけない
不安で怖くて恐ろしくて
震えて立っているのもやっとだけど
自分を誤魔化して励まして
少しずつ乗り越えていけばいい
今すぐじゃなくてもいい
これから先 自分自身と付き合っていかなきゃ
ボクはボクに負けない
ボクはボクに誇れる自分になりたい
ボクは過去の自分が憧れる存在でいたい
ボクはボクは
いまはできないことばかりでも
5年前よりは一歩 進んでる
10年前よりはもっと 進んでる
できることを ひとつ ひとつ
増やしていけばいい
そしてボクが形成されていく
ひとは何のために節約をするのだろう。
ひとは何のためにお金を稼ぐのだろう。
生きていくためにお金は必要だろう。
いまの生活をよりよくグレードアップするにはお金を使うことが必要だろう。
無料というものに飛びついてやしないか?
無料でもらえる、ということが当たり前だと思ってやしないか?
無料でもらえるものがあれば、得した気分になるのは、まぁいい。
ポケットティッシュ配ってる人は、あれがはけないとお金貰えないらしい。
新聞に入ってる広告なんかは、紙ごみで回収してもらったら、いくらか(町内の)お金になる。
貰えるものはもらっとけ、っていう心情はわかる。すごくわかる。
ただ、無料でもらっているものも、原価は無料ではない。
配達(配布)しているひとの人件費、そのモノを作ってるひとの人件費
そのモノを作っている工場の運営費、そのモノの原料を作ってるひとの人件費
そのモノを作るための素材を収集してくる費用・・・・・
頭が悪いので、どこまで費用が掛かっているのかは理解していない。
でもそれに携わるひとがいる限り、それを生業としている人の人件費は確実にかかる。
ボランティアでは生業にならない。
そのひとたちも生きていて、生活していて、家族もいるだろう。
ポケットティッシュだったら、ティッシュだけじゃなくて、外袋だって作ってるひとがいる。
ティッシュは木を育ててる人、伐採をする人がいるだろう。
外袋なら石油をくみ上げてるところ、運搬するところ、様々なひとが関わっているだろう。
それを、無料でもらう。
広告なんかが入ってるから、それについてちらっとみて、お客になれれば、それはそれでいいかもしれない。
でも大概、貰うだけもらって、特に広告については考えやしない。
貰えたらラッキーって思うだけだ。
スーパーで、やたらと小分けの袋を持っていく人目にしたことがある。
肉とかドリップがほかのものにつかないように使うやつ。
がさがさっと10枚以上取って買物袋に突っ込んでたおばさんがいた。
あの家庭では、節約ができてラッキーだっただろう。
店側としては備品が減っている。
お客が来てくれることを喜ぶのか、客が無料で備品を盗んでいったことを恨むのか。
お客さんにご自由にお使いくださいっていうと、程度を知らずに持ってかれたら、そのサービスやめたくなるよ。
ご自由にお持ちください方式のアイスのスプーンとか、レジあとじゃなくて売り場にあるようになった。
レジあとの袋入れスペースに置いちゃうと、際限なく持っていっちゃう分別のない人がいるからなのかね?
無料体験コーナーは、消費者としては嬉しい、楽しい。
そこのコーナーを担当するひと、そこを設営した人、管理するひと、運営するひと、掃除するひと・・・・
コーナーで使っている備品、原料・・・・
様々なモノにお金はかかっているわけだけれど、それを気にせず遊んで
それが当然の権利として帰っていく。
大きな企業であれば、それははした金かもしれない。
それよりも、10人にひとりでも興味を持って、お客になってくれる方が大事かもしれない。
イベントを開いたスペースでお金を使ってくれなくても
周りの店を見て回って、お金を落としていってくれる方がいいかもしれない。
よくわからない。
節約や倹約は美徳だとは思うけれど。
払う所にはきちっと払いたいと願う。
それでも、得をした気分というのはいい気持ちになる。
お金を使うのは、少し抵抗がある。
何故だろう。
どうしたら、気持ちよくお金が使えるようになるんだろうか。
お金を使わない(使えない)原因とはなんだろう。
私の場合、漠然とした将来への不安がある。
だから、いまはお金をあまり使わないで、備えたい。
何について不安なのか。
生きていけるか、暮らしていけるか、ということが不安。
たぶん、それは誰もが抱えている不安なのだろう。
その不安が解消されたら、お金も気持ちよく使えるようになるだろうか。
みんなお金が気持ちよく使えるようになれば、景気もよくなるんじゃないか。
みんながお金を溜めこまなくても不安にならない社会づくりを
しなきゃいつまでも景気は回復しないんじゃないのか。
食住、医療、学費が補償されれば、
稼いだお金他に使う所がいっぱいできる
溜め込まないで、たくさん使っても不安がなくなる。
音楽、映画、書籍、舞台、旅行、ファッション、娯楽、外食産業・・・・
稼いだ分だけ税金を払うことにも、抵抗がなくなるんじゃないか。
税金を払うのを嫌がるのは、税金を払うと暮らしていけない
暮らしの質が下がる、という不安からじゃないのか。
まぁ、単純に、お金が出ていくのが嫌なひともいるかもしれないけれど。
税金を払えば、それだけ不安がなくなるというのであれば、払うだろう。
いまは、税金を払っても、借金のカタ、とか、何に使われているのかよくわからなかったり。
お金を使いたい所に使いたいだけ使える稼ぎが欲しい。
生活費を差し引いて、使いたい所に使いたいだけは残らないけれど。
お得に賢く生活したい。
社会が健全にまわっていると実感したい。
こんなの矛盾してるかしら。
「地平線」「ぱぴぷぺぽ」「つないだ手」
2014年8月25日 ネタ帳 コメント (2)朝陽が縁取っていく稜線を眺めながら青年は息を吐き出した。
ピンとした、朝特有の空気をゆっくりと胸いっぱいに吸い込んで、肺を満たしたあと、またゆっくりと吐き出された空気は、体温で暖かくなり、体内の湿度を帯びて白く見えた。
自分たち以外は、存在しない世界を満喫する。
特にメジャーな山ではないものの、それなりの高さがある。こんな時間に登ってくる人間はいない。
動物たちもまだ活動を開始しておらず、虫たちも静かなものだ。
ここにある空間が、普段暮らしている場所から隔絶されているように感じて、少し充たされた気分になる。
ふたりしか存在しない世界。少し憧れる。
山頂の大きなひんやりとした岩の上。隣には大切なひとがいて。
繋がれた手から、互いの体温を移し合って、それで温まる。
「キレーだな」
「ふふ、そうだね」
そういって笑う表情が、段々と朝陽に照らされていく。
綺麗だな、可愛いな、といつも思っているけれど、いつもと違う表情にドキリとした。
鼓動が跳ねたのは、恐らく気のせいではないが、繋いだ手から相手に伝わっていないか、少し不安になった。
今更隠すことはないのかもしれないが、それでも少し恥ずかしい。
パッと青年は見つめていた相手の顔から視線を逸らす。恥ずかしさから、体温が上昇するのを感じた。
「いつかさ」
この国は山と海ばかりで、地平線を拝めることはまずない。
海の近くで育った青年たちは、海上へ沈む夕陽をよく一緒に見て育った。
朝陽はいつのまにか昇ってしまっていることが多かったので、一緒に朝陽を見るのは初めてに近い。
よく考えれば、それもおかしな話だ。
プッと吹き出してしまわないように心の中で思い出し笑いをすると、少し怪訝そうな表情をするのに青年は気付いた。
心の中だけ、と思っていたのに、外に出ていたのだろうか。それとも心の中を読まれた?
お互いにそう思えてしまうほど、ツーカーであり、いまのような表情も、他の表情もよくしっているのに、目の前の相手との朝陽の思い出は、数えるほど。
こんな普段とは違う場所で、違う行動を共にしていて。
いつもとは違う相手に、いつもと違う魅力を感じてしまっても仕方がないというもの。
青年はそうやって自分自身を納得させて、朝陽を見つめに戻った相手の横顔を見た。
「地平線も見たいね」
一緒に。
そう告げられて、いつか、これよりも先の未来に、隣に自分がいることを想像する。
今の時点では、きっと相手もその世界を思い描いていてくれている。
それを感じる、いうよりも信じることができる。
ふたりの間の手が、それまでよりも強く、きゅっと握られる。
互いに、自然に、強められる絆。
「いつか、一緒に」
強めた手と同時に声に出せば、相手は少しはにかんで青年の方を向く。
そして、青年は更に繋いだ手に力を込めて、顔を近づける。
「・・・・いって!」
ペシっと額を叩かれて、お互いの距離を元に戻す。
「近すぎ! 調子に乗らない!」
「ひっで! もうちょっと手加減しろよ!」
ふざけながらそう告げれば、耳まで赤く染まった少女の顔がプイッと背けられた。
その仕草に、思わず抱きしめたくなるが、それをするといつものじゃれ合いに戻ってしまうので、耐え忍んだ。
ポッポと興奮した頭を冷静に戻すため、青年は思い切り息を吸い込んだ。
このままの関係でいたい。それでも少し先も見ていたい。
ふらふらと微妙なバランスを何年続けていくのだろうか。
それでも、相手との約束を、いつか果たすために、いまはまだ、もう少しこのままで。
「ごめん、悪かった」
ぎくしゃくした関係になって、このまま終わってしまうのはなによりつらい。
そう考えた青年は自分から折れて、この場は丸く収めたのだった。
*******************
お題:「地平線」「ぱぴぷぺぽ」「つないだ手」
お題提供:たんぽぽ様
ぱぴぷぺぽが難しかったですが
文頭に擬音語を持ってくる、という荒業でお題クリア、できたつもりです。
『パッと』『ピンと』『プッと』『ペシッと』『ポッポと』
いろいろと考えられて楽しかったです!
ありがとうございました。
今日はなんかもややんとしております。
結構重たいことをつらつらと。
難しいね、難しいよ。
差別と偏見と配慮ってなんだろう。
似ているけれど、似てないんだろう。
お年寄に席を譲るのは差別じゃなく配慮だろう。
それでもひとによっては元気だから。
歳よりだから、という理由で席を譲られると
『見た目で判断して、わしはまだ若いわい』とかいって
偏見だといわれるだろう。
難しい、難しいな。
必要そうだから手を差し伸べたら
泥棒と間違えられたり。
難しい、難しいな。
嫌悪感を感じる人がいるから、クローズにしよう。
そうしたら、本人から差別だ、と訴えられたり。
難しい、難しいな。
BLとか同人とかは棲み分け大事なのは理解する。
それでも、一障害者として、というか、うん。
障害を持つものとして、考えると、うん。
配慮は必要なんだけれど。
そういうひともいるよね、って想うよ。
嫌いな人ももちろんいるだ折るな、って思うよ。
BLが好きだという、所謂腐女子と呼ばれる人たちは
自主規制しても、それほど問題ないだろう。
でも、でも。
同性愛者と呼ばれるひとたちは
それを隠す必要は、あるんだろうか。
差別、偏見、受けて当然なんだろうか?
ただ、同性が好きなだけなのに。
それを周りに伝えてはいけないのだろうか?
そりゃ嫌いなひともいるだろう。
嫌悪感を抱く人もいるだろう。
それでも、そのひとは『ひと』であって
同じ国、同じ地球に住む『ひと』であって
なんら変わらない。
そういう『ひと』がいないかのように振る舞うことは
見ないフリをするのは、存在を否定すること。
ブロッコリー嫌いなひとがいていいように
多分、同性愛者を嫌いだというひとがいてもいいけれど
ただそれ、本人に云っていいのかは、別問題だと思う。
それを理由に、友達を止めたり、
生きるてることに対して不利になることはダメだろう。
生理的に受け付けない人間がいること知ってる。
匂いとか、脂汗とか、そのひとを知る前に回避する。
わたしもそういうことあるから、それと同レベルなのかもしれない。
でも、生きてるから、そういう人もいるよね。
発達障害を持つ、一障害者として
どうしていいのかはわからない。
障害者という呼び方自体、差別なのかもしれない。
それでも、必要な配慮が得られるなら仕方ない、とも思う。
お年寄に善意から手を差し伸べる。
足の不自由なひとのためにスロープをつける。
目の不自由な人のために点字ブロックをつける。
耳の不自由な人のために標識をつける。
同じ人間だから、優しくする。
人間だから、認めていいんじゃないかな。
嫌悪感をあらわにするんじゃなくて、存在することを認めて。
障害者手帳を使う時に、いつも不安になる。
ハンディキャップ割引を受けられるけれど
これを使うことで、周囲のひとになんと思われているか、不安になる。
悪いことをしているわけじゃない。
それでも、二度と会うことのないひとかもしれなくても
「俺たちの税金で養ってやってる」
「あいつらばかり得しやがって」
そんな風に思われるんじゃないか、って。
両親健在で、健保は扶養で、年金だって納めてる。
それでも、手帳を使うことで、どう思われてるのか、不安になる。
使わせてもらってる身で
お世話になってる身で
周りは私が思うほどには気にしないのかもしれないけれど。
不安はいつも付きまとうよ。
いつか心から信じられるようになりたい。
同じ生命だから、助け合って当たり前なのだと。
助けてもらえるのは当たり前で、有難いことなのだと。
当たり前で、有難い、矛盾しているけれど、そう思いたい。
だれかを助けられる人間になりたいね。
先週末の3連休、熊野に行ってまいりました。
ここではあまり遙かの話はしていないので
『熊野!?』と思われるかもしれませんが
コルダと同系列に
『遙かなる時空の中で』というゲームがありまして
中学生の頃LaLaで連載しておりまして
存在自体は知っていたのですが
なかなかゲームに手を出す、とまで至っていませんでした。
が、
が!!!
何年前ですかね。
とうとう手を出しました。
所謂乙女ゲーといわれるものに
大分免疫がついた頃だったので
ハトアリ→コルダ→風色→薄桜鬼
と色々渡り歩いて
『これやったら多分沼なんだろうな』
という覚悟でやったら沼でした。
入水自殺でした。
抜け出せません。
否、紘人さんは好きだしエリオットも好きだし
おじさまも好きだし、左之さんも好きだし
もちろん、フリックさんは別格で好きなんですけど
・・・・・・・・・景時さんが。
遙か3の梶原景時さんが愛しくてたまらなくてですね。
去年も京都いきましたが、今年は熊野。
2泊3日でしたが、和歌山遠いね・・・・・
移動時間長い。
これを考えると京都ってコンパクトシティなんだな、って。
まぁ、熊野は京都と違って神域なので
コンパクトにする必要はなかったのでしょう。
寧ろ山! 川!! 自然!!
なので、とっても気持ちよかったです。
去年の京都は暑かったもんな・・・・
那智の滝や熊野本宮他
聖地巡礼というか、うん。
この地で育った登場人物たちの
強かさというか、逞しさというか。
熊野別当と出逢う旅やってまいりました。
ヒノエ、敦盛さん、弁慶さん。
きっと平家縁もあるので
敦盛さん来てるなら経正兄様とかも来てるんだよね。
鞍馬山登山は去年したので
本宮や大社への階段は、まだ心臓破りとはいえなかったかなー
鞍馬山は天狗だもんね・・・
とまぁ、そんなこんなで3日間はっちゃけました。
パワースポットなのでいい気を頂いて
これから、また頑張っていけるといいな、と思います。
ちなみに、今回の旅行で引いたおみくじは『末吉』
空回りしてるらしいので、頑張る方向を見定めて
頑張っていきたいです。
いいご縁がありますように。
勇気だして
このままじゃ変わらない
それでもやっぱり臆病で
息苦しくなって
涙溢れ
まただめだったと
どこかにきっと
在るべき場所がある
そう信じて
希望は捨てずに
歩いていくしかないよね
生きることを投げ出せないなら
動き出したい
前に進みたい
そう願ってやまないのに
そう願ってやまないのに
ぐらぐら揺れる足元
霧のかかった未来
怖い 怖い
怖い
その場で蹲って泣いてしまっても
状況は変わらないのに
怖い 怖い
怖い
それでも怖くて震えて
一歩前に踏み出せなくて
視えない
くるくる廻る
時計の針
扇風機の羽根
目の前の世界
くるくる廻る
ひとの意見
脳内音情報
目の前の表情
意図を理解しようとして
意図が理解できなくて
カッカッカッカッ
首が廻らない扇風機
ずっと同じ方向を見てる
やがて熱を帯びて
壊れてしまう
フル回転する頭は
いつか熱を帯びて壊れる
フル回転しても
見ている場所は同じ
きっと誰にも理解されないだろう
多分“わかるよ”といわれても
信じることなどできないだろう
気休めをいわないで
何がわかるっていうの?
矛盾している
分かってほしいと願いながら
分かるわけないと想っている
この気持ちはだれのもの?
この気持ちは“ぼく”のもの
手放したら楽になれるだろう
こんなどろどろした黒いモノ
それでも手放せたとしたら
その後に残った“ぼく”は“ぼく”なのだろうか
まとめて
なにひとつなくなっていいものなんかない
それが“ぼく”
哀しくてもつらくても
見たくなくても捨てたくても
それも
“ぼく”
貪欲に
貪欲に
もっと
もっと
何かを捨てなければ
何も得ることなどできないとしても
何かの代価にできるほど
簡単に切り離せるものじゃない
貪欲に
貪欲に
もっと
もっと
きっとあるはず
全てを抱えて強く
涙も汗も悲しみも苦しみも
それ以上の喜びに変えて
泣きたくなんかない
ただ
その涙も捨てられないだけ
梅雨入りし 身体がしんどい 海梨です
雨は苦手です。
湿度が高くなるし、気圧が変化して身体がもたない。
湿度が高くなると、息しづらい。
でも、ね。
雨の日でも日本人は働くのです。
雨の日休暇はないのです。
勤勉ですね、まったく。
海梨さんは日本人好きです。
否、嫌いな日本人もいるから
『日本人』が好きなわけではないかもしれない。
ただ、属性としてもつ、
『勤勉さ』は、尊敬しています。
アメリカ時代
『日本人だから勉強できるんでしょ?』
そんな心無い言葉を、投げつけられたことがありました。
『日本人だから』といわれるのが、つらかった。
私は私で努力して頑張っているのに
それを、属性である『日本人』が
すべて奪っていってしまうのがつらかった。
帰国してから
『帰国子女だから英語喋れるんでしょ? なんか喋って』
そういわれるのがつらかった。
むこうでも、日本語を教えて、というのは何度か言われたけれど
そちらは友好的に感じられた。
それでも、帰ってきてからの
『帰国子女だから』というのは
『喋れて当然』というのが見え隠れして怖かった。
母国語ではない言語を習得するのが
どれだけ大変かは、日本で英語学習していても
少しは理解できるはずなのに。
『日本人だから』と云われるのも嫌
『帰国子女だから』と云われるのは嫌
それは、誰か別のひとが勝手に植え付けたイメージ
それは、私を私として認識していない証拠
・・・・・・・・話が逸れた。
うん、いま、頑張ってます。
それでもいろいろともやもや溜まるのです。
多分それも
季節が悪くて、体調が悪くて
多分、過ごしやすい気候になったら
また浮上できると思うのです。
だけど、ホントに、うん。
どうして過去を思い返して
重たい気持ちにならねばならんのでしょう。
いい加減、忘れたい。
フラッシュバックしないでほしい