言ノ葉

2003年9月27日 ポエム
 
 
大気のように自然で
森のように優しく
小川のせせらぎの様に澄み切り
太陽のように暖かい
柔かく優しく包み込んでくれる
 
 
ありふれた詞
日常的な詞
他愛も無い会話
僕を責め立てる詞
別人に変える声(ウタ)
 
 
淋しくなって
どうしようもなく寂しくなって
君の温もりが欲しくて
君の優しさが欲しくて
求めてばかりじゃダメなのに
 
 
泣きたくても泣けない自分
責めたくても責められない自分
君を傷付けたくないから
自分を傷付けたくないから
閉ざした唇
 
 
君は笑い僕は笑う
心の内を出す事無く
悲しみに溢れたこの心を
外界に出す事は叶わず
閉ざされたままの心
 
 
清い紅い血が欲しいのかい?
じゃぁ僕のを持っていけばいい
それでも足りなきゃ
僕を解体すればいい
それでも足りなきゃ...?
 
 
どんな罵倒を浴びせられても
どんな脾肉を口にされても
他人が口にする分には関係無い
僕の唇は穢れない
穢れた口から穢れた詞が出てくるだけだ
 
 
邪まな想いが
身体中を蝕んだとしても
僕はそれを口にはしないだろう
君は清いままで居てくれよ
僕の体は蝕まれてるから
 
 
独りで歩く
他は誰も居ない
詞も聞こえない
僅かに聞こえるのは
鳥と季節外れの虫の囀り?
 
 
当り前のモノ 不安定なモノ
自己犠牲は自己満足?
心から優しい詞を掛けてるの?
御優しい天使様は
誰にでも平等なんだ?
 
 
命の重さは平等だと言うけれど
僕が死んでも何も変わらないよ?
極一部の人の生活が壊れ
そしていつしか存在すら忘れ去られる
そんなちっぽけな生物なんだ僕は
 
 
だから僕は何も望まない
望んでも叶わなかった時
悲しくて苦しい想いをするだけだ
何も期待せず何も望まない
落胆を少なくするにはそれしかない
 
 
優しくて暖かい言ノ葉を
僕自身は紡ぐ事は出来ないけれど
捻くれた思考回路じゃ出来ないけれど
これだけは望もう
君と君の周りに幸多からん事を
  
 
君がくれた言ノ葉だけは
真実だと信じても良いだろう?
 
 
さぁ、言ノ葉を紡ごう
絶望の淵にあるものを求め
 
 
さぁ、言ノ葉を紡ごう
優しく澄んだ大気のように
 
 
サァ、言ノ葉ヲ紡ゴウ
 
 
 

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