「そんな所で何をやっているんだ」

 そんな風に声をかければ、びくりと動く肩。
 つつーっとぎこちない動きで振り返るのは、少し勝ち気な少女。
 こちらが出す難題にもメゲず、立ち向かう姿は、他の生徒たちのみならず、教師にも影響を与えている。
 それがよいことか、悪いことか、価値観によって答えは変わるだろう。
 だが、少なくともこの学園にとっては、良いことなのだろう。
 いくら音楽の妖精の加護をうけていても、学ぶ意志が何よりも大切だ。
 演奏して、誰かの心に何かを残せるようになるには、相当な努力が必要だ。
 演奏を聴く人にとっては、1回がすべてだ。
 通り過ぎて行くだけのはずの人が、また聴きたいと思う演奏。
 聴いた人の心に灯りを灯せる演奏ーーー
 そうなるためには努力が必要だ。
 誰にも誉められない、誰にも強制されない練習すらも楽しめる才能。
 好きなことを頑張り通せる、それこそが才能と呼べるだろう。

「あ、なんだ、吉羅さんでしたか」
「誰だと思ったのかね」

 そう問い返せば、勢いよく左右に首を振る彼女。
 問い詰めなくとも、大体予想はつく。
 彼女がここまで行動を気にするのはーーー

「見られてはまずいものか?」

 振り替えりはするが、立ち上がりはしない。
 若干隠すような手元を覗き込めば、大切そうに金属の環が掌に乗せられていた。

「アクセサリー類は・・・」

 没収だ、といいかけて、ファータの魔法の残り香に気付く。
 日野は、見えなくなっている。
 私はこの身体に流れる血のおかげで見えている。
 見えると少々煩く感じるが、見えなくなれば・・・
 見えなくなってしまえば清々するだろうと、そう考えていた。
 だがどこかで一生見えてしまう、という確信もあった。
 だから、見えなくなる、という感覚は分かりづらい。
 アルジェントは日野の斜め上を飛んでいる。
 だが彼女はもうそれが見えていない。
 アルジェントは日野を励まそうとしている。
 だがその声はもう彼女に届かない。

 契約ーーー
 コンクールの間だけのーーー

 彼女は選ばれ、そして友好関係を築いた。
 そしてコンクールが終わり、契約もおわった。
 そのままファータの加護は受けられるが、ファータを見ることは叶わなくなった。
 アルジェントの無理難題も、立ち向かって解決してきたのだろう。
 私に対してそうであるように。

『吉羅暁彦』

 肩を落としたアルジェントが話しかけてくる。
 伝えられなくなった言葉を伝えてほしいと。
 落ち込みすぎて空気が重く、調子が狂う。
 音楽の妖精の不調は、楽器の音を狂わせるように、私の心も狂わせる。
 深い溜め息を吐いて了承すると、少しだけ身体の自由が奪われる。

『日野香穂子、きこえるか?』
「え・・・」
『我が輩の姿がお前に見えなくとも我が輩はいつでもお前の傍にいる』
「・・・」
『だから安心するのだ。お前が音楽を好きでいてくれる限り、我が輩もお前が大好きなのだ!』
「・・・リリ」

 そういって泣き崩れる彼女を、泣きそうな表情で見つめるリリ。
 こんな風に身体を貸すなんて何度もないが、これは仕方ない。
 お互いを想い合う心に、いくら非情になりきろうとしても動かされる。
 思えば、彼女も私と同じファータ被害者だ。
 ファータのために哀しむ姿は、あまりにもーーーー

「吉羅、おまえさん・・・」
「あぁ金澤さん」

 神妙な表情でカサカサと音を立てて現れた金澤紘人。
 完全に姿を見せたかと思えば肩をぷるぷると震わせ笑い出した。

「金澤さん・・・?」
「・・・っひぃ・・・っくっっくっ・・・!」

 笑いが止まらない金澤さんに眉間の皺が深くなる。

「いやぁすまんすまん。おまえさんが『我が輩』だの『大好きだ』だのいってたもんだからな」
「・・・」

 リリの仕業だとは理解しているんだが、といいつつも笑う金澤さんに更に大きな溜め息が出る。

 そうだ。
 見えない人間からすれば、あれは私の言葉であり、知らない人間なら余計に。
 それを分かっていながら、身体を許した自分が恥ずかしい。
 ここが学校という公共の場で誰に見られるかわからないこと。
 ここは私の職場であり、彼女の通う場所であること。
 彼女と私が生徒と理事長という関係であること。
 その全てを失念していた自分に腹が立つ。

 その全てを失念してしまえるほど、彼女はーーー


 泣き崩れる彼女を、うまく慰めることはできない。
 それをいとも簡単にやってのけるのはちゃらんぽらんな目の前の男。
 泣いていた彼女をあやしていたかと思えば、もう軽口を叩く。
 そして少し涙は残るものの笑う彼女。

 私では、ああは上手く接することができないだろう。

 というか、私の目しか無いことをいいことに、少々スキンシップがすぎる。
 明らかに教師と生徒の枠をはみ出て恋人同士の会話になっているところに冷たくくぎを差す。
 非難の声が上がるが、気にしない ここは学校で、ここは私達の職場で、この男は部下だ。
 彼女の想い人で、私の先輩であることはこの場所では必要ない。
 彼女がせめて卒業するまでは、しっかりとけじめをつけてもらわなくては。

 彼女のおかげで、やっと前を向けた男が、彼女に対して甘くなるのは仕方ない。
 とは思うが、節度を守ってほしい。

 少しもやもやするのでアルジェントが来たら軽くしめておこう。
 こうなったのは全部奴のせいだ。
 今日の失態も、この胸の中のもやもやもーーー
 全部ーーーー










 
 
 
 
「ごめ・・・・・・」
 
 
 そういって日野は制止をきかずに、走り去っていく。
 酷いこと言った、そんな風に思って居た堪れなかったんだろう。
 まぁ、的確な発言で、多少は堪えたけど、俺、そんなに軟じゃねえっての。
 
 
「あー、いっちゃったね」
 
 
 いまのいままで話を聴いていたのか、曲がり角から先輩が出てくる。
 なんだよ、全部見てたんすか。
 そうあからさまにため息をつけば、彼女は苦笑いして。
 
 
「ごめんごめん、立ち聞きするつもりはなかったんだけど、タイミング的に出られなくて」


 あはは、と乾いた笑い声をわざとらしく上げる先輩に、別にいいすよ、と告げれば、申し訳なさそうな表情をする。
 このひと、ホント表情がくるくる変わる。
 
 
「で、なんか用ですか?」
「うーん、どっちかっていうと日野ちゃんに用があったんだけどねえ」
「日野に?」
 
 
 でも、いま追いかけてったらダメだよね。
 そう寂しそうにつぶやく。
 
 
「あぁ、練習ですか?」
「うん、今日聴く約束してたんだけどね、うーん・・・・」
「?」
「急な用事で、聴けなくなっちゃったから」


 すごく寂しそうな瞳で、そう言葉を吐き出す。
 きっと約束を守れないことは不本意なんだろう、先輩はそういう人だから。
 眉を八の字にして髪の毛を耳にかける。
 癖、なんだろうな、話を変えたいときの。
 
 
「そうですか」
「うん、あ、土浦君は、大丈夫?」
「俺?」
 
 
 なんで俺なんだ、と問いかければ、彼女は笑う。
 
 
「だって、さっきの言葉は痛かったんじゃない?」
 

 さっき、と云われて、あぁ、そうだった、と思いだす。
 確かに、あれは堪えたけど、云われても仕方ないことだしな。
 
 
「別に、事実だから仕方ないですよ」
「そう? 図星指されたら私は痛いけど」
「まぁ、別にあいつに云われても、ただの八つ当たりだってわかってますから」
「ふふ。仲いいよね」
 
 そういって笑う様子は、先ほどとは違う。
 言葉にしてしまえば『笑う』という同じ動作なのに、雰囲気が違う。
 苦笑するのとも、馬鹿笑いするのとも、全然違う。
 やっぱりどこか、困ったようにゆったりと笑う。
 なんというか、ホントに、・・・・・・・綺麗なんだ。
 
 
「先輩こそ」
「ん?」
「金やんと仲いいじゃないですか」
「え、ええ??」
 
 
 半ば強引に、話題を振れば、わたわたと慌てている様が、余計に可愛らしくて。
 うん、あいつと先輩の共通点。
 打てば響く。


「だってホントのことでしょーよ」
「そ、そうかもしれないけど、改めて言われることでもないというか」
 
 
 ホントに恥ずかしそうに耳まで真っ赤に染め上げるものだから。
 反応が楽しくて、でも、このひとに手は伸ばせないと、頭に持っていきそうになった手を引っ込める。
 先輩は怒らないだろうけど、バレタときの金やんが怖い。
 あのひと、大切なものは作らないとかいっておきながら、結局大切だってことを周りにバレバレだから。
 まぁ、金やんに会いに来るだけで、周りに害を与えず、なおかつ生徒にも人気が高いこのひとを、学園側も立ち入り禁止にできないのもあるだろうけれど、でも、名物とはいえど、雇われてない人間がこうも校内をぐるぐるしてていいのかね。
 卒業生ではあるから、無関係ともいえないけど。
 
 
「ごめ、授業始まっちゃうね。午後も頑張って」
「はは、先輩も」
「私が何をがんばるのよー」


 そういって笑う彼女のことを残して教室に戻る。
 やっぱり、日野のことが好きだ。
 先輩と一緒にいても、和むだけで、どきどきしない。
 安心感があって、でも、目が離せなくて。
 あのひとはきっと、金やんを探せばいつでも隣にいるだろう。
 でも、日野は、俺が目を離したら、どこにいくかわからないんだ。
 だから、俺が――――――
 
 

 
 
 
 捕まえていなきゃいかないんだ。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
============================
 
 
 
 
なんか、微妙なものを書きましたよ。
でも、つっちーって、切ないよね。
むしろつっきーより切ないよね。
最終巻読み直してそう思ったんだもんーーっ
 
 

 
にしても、金やんの存在感が半端ない。
仕方ないじゃないか、好きなんだから←
 
 
 
 

 
 
 

 
 
 

 
 
 
 
 
  
 
 
 誰か、気づいているだろうか。この胸の燻る想いに。


 あの大騒ぎだったコンクールが終わり、暫くは学院主催のコンクールはないだろう。
 時は既にあれから随分と経ち、相変わらずの曇天に、溜息がこぼれる。

「金やーん、湿気で弦の調子が悪いー」
「んなこと俺にいったってしょうがないだろうが」

 ただの一般音楽の授業中に、弦調整してんな馬鹿野郎。
 この湿度で楽器が気になるのか、他の連中もレコードから流れてくる音楽そっちのけでメンテナンスに走ってやがる。
 まぁ、確かに、お前らレベルじゃこの曲は聴き飽きてるだろうがな。

「この微妙な水の壁の中で聴くのも面白いですね、先生」
「・・・・・・そういってくれるのはお前さんくらいだよ、志水」

 去年、1年生で学内コンクールに参加した志水ももう2年生。
 音楽に対しては至極まっすぐな姿勢をくずさないこいつは、いまでも高いレベルを維持し続けている。
 作曲までこなすようになった、っていうんだから、またまどろみの中で音楽を楽しんでいるのを怒れない。
 そうこうしているうちにチャイムが鳴り、授業終了。ま、この時間は音楽聴かせるだけだったから、楽な授業といっちゃ、楽な授業だったな。
 音楽準備室に移動して、椅子に腰掛ける。空気を入れ替えたいが、外は雨。
 去年の今頃は構わず窓を開けて煙草をふかしていたもんだったが、今は、煙草はないから、休憩のお供はシュガーレスガム。

「先生?」
「ああ?」

 コンコンと扉をノックする音に続いて疑問符と共に続けられた言葉に、間抜けな声を返すとクスクスと笑う声がする。

「入ってもいいですか?」
「いいぞ、入れ」

 ゆっくりと開かれる扉からひょっこりと顔を覗かせた彼女は、星奏学院の制服を着ておらず、私服姿。

「お前さん今日も顔パスか」
「一応吉羅さんには挨拶してきましたよ~」

 最高責任者に挨拶はしてあるんですから大丈夫です、そういって部屋に入ってくる彼女に、けらけらと笑えば、ずいっと差し出されるものがある。

「いつもご苦労さん」
「いえいえ、楽しみでもありますから」

 差し出された包みを受け取れば、嬉しそうに微笑む。
 彼女が卒業してから早幾年。それを考えれば、そろそろ良いのかもな、とも思うのだけれど。

「なぁ」
「はい?」

 手馴れた準備で茶を入れようとしてくれている彼女に声をかけて、手を止めたのを確認してから、どう言葉を続けたものか、と考える。

「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・?」

 ちょっと待て、なんか、この沈黙、悪い気がする。

「うわっ」
「きゃっ」
「ちょっ」

 大股に入り口に歩いていって扉を一気に開ければ、案の定・・・・・・。

「何やってんだ、お前さんたち」
「えっと、・・・・奏さんが入っていくのが見えたから?」
「天羽っ」
「天羽ちゃんっ」

 3年生になってまで聞き耳を立てるとは、いい度胸じゃないか。

「で、何が聴きたかったんだ」
「え?」
「奏に何か質問があったから外で待ってたんじゃないのか?」

 にやり、と笑って見せれば、途端に天羽は乾いた笑いを浮かべる。
 隣に並ぶ真新しい音楽科の制服を着た日野と冬海は、多分天羽に巻き込まれたんだろう。
 冬海がちょっと脅えているが、天羽に対処しようと思ったら、これくらいの態度で臨まなければいけない。

「なになに? 天羽ちゃん私に用事だったの?」
「あ、こら奏」

 嗜めようと声をかけるが、そんなのお構いなしで後輩を構いだす彼女に、俺は深々と溜息をつく。

「そうそう、奏さん! 金やんが最近変わったってホントですか?」

 これ見よがしに彼女に食いつく天羽に、俺はもう諦めの体勢に入る。こりゃだめだ。

「えっと、先生? 休みの間に検査受けに海外に行ったくらいかな」
「え、検査??」
「うん、喉の。本格的にリハビリ開始するみたい。まぁ、年齢的に厳しいものはあると思うけど」
「奏、さりげなく俺を蹴落とすのやめてくれないか」
「先生、音楽に対して斜め方向に突っ走ってる時間が長すぎたのは自覚してるでしょう?」

 そういってぐっさりと切れ味よすぎる言葉で切ってくれるのは嬉しいが、生徒たちの前では少し問題がある。
 年下の、まだあどけなさの残る――そうでなくとも彼女は年齢にしては幼く見られやすく、年下に慕われやすいのに――彼女に尻に敷かれている教師というのは情けないだろうに。

「奏さんって、学院公認ってホントなんですか?」
「え? 何が?」
「金やんと付き合ってるんですよね?」
「えっと、それはどうなの、かな」

 そこで俺を見るか、そこで。

「天羽、お前もういい加減にしろ。プライベートだ」
「えーっ! じゃあ職場にプライベート持ち込むのはダメでしょ、教師なんだから!」
「あー、ごめんごめん、天羽ちゃん、そこは私が勝手に来てるだけだから、先生を責めないで」

 慌てて仲裁に入る彼女に、俺は頬をかく。
 勝手に来てるだけ、ってお前さん。俺は一度もそれを拒んだ憶えはないんだが。

「先生の迷惑になるんだったら来るのやめるし」

 ね? そういって笑うのは、ちょっと卑怯、ってもんだろう。

「その必要はないでしょう」
「・・・・・・って吉羅?」
「わっ理事長!」

 突然声がしたと思ってそちらを見遣れば、冷ややかな視線がこちらに向けられていて。

「まったく。まともに相手をするから生徒にからかわれるんですよ、金澤さん」
「ったく、いってくれるな」
「・・・奏君が金澤さんの迷惑になることはない。だから安心したまえ」
「吉羅さん・・・」

 心底感激した、とでもいわんばかりの溜息を彼女がつくもんだから、これはいけない、と思って、手首を持って身体の後ろに隠す。
 その様子を見て吉羅のやつが笑ったのがちょっと悔しいがな。

「・・・・・・あー」

 天羽が気まずそうに声をあげる。
 あはは、と乾いた笑いをあげて、日野と冬海に向き直ると、どうしようか、と問う。
 おい、お前さんが無理矢理巻き込んだんじゃないのか。

「あの、奏先輩」
「ん? どうしたの日野ちゃん」

 俺の後ろからひょっこりと顔を覗かせるが、身体は移動させないところを見ると、俺が場所を移動させた意味は一応解っているらしい。
 我ながら子どもじみた理由だがな。

「えっと、今度練習聴いて貰えませんか?」
「え?」
「あの、まだまだ練習不足だっていうのは分ってるんです。でも、聴いてくれるひとがいると、なんていうのかな、ハリがでる、っていうか、その」
「・・・・・・うん。私でよかったら」
「・・・・・・! よろしくおねがいしますっ」
「あの、先輩・・・。今度オケ部にも顔出してください・・・」
「私なんかがいっていいの? 冬海ちゃん」
「先輩さえよければ・・・是非」
「うん、練習聴かせてもらいに行くねっ」

 なんだかんだいって後輩といい関係が作れている彼女に自然と顔が緩む。
 俺の白衣を掴んだ手の力が、どんどん強くなっているのは、喜びが全身に伝わっているから。
 ちょっと引っ張りすぎなんだが、ここは許してやろう。

「で、金澤さん、挙式の予定はいつなんですか」
「・・・・・・・は?」
「プロポーズ、もうしたんですよね?」
「ちょっと待て、吉羅。何でそこでそんな話になる」
「この間飲みにいったとき、そろそろ頃合か、といっていたじゃないですか。まさかまだいってなかったんですか」
「いや、だから、な・・・?」
「うっそ、ホントですか奏さん!?」
「え、そうなの、先生・・・」
「おめでとうございます!」
「お式には呼んでくださいね」

 ちょっと待て。勝手に話を進めるな!









「先生?」
「あ、いや、その、な?」
「考えててくれたんですか?」
「・・・・・・考えてないわけないだろう」
「・・・・・・っ!」
「あぁ、いや、その。これからも俺を支えてください、俺の隣で」
「・・・・・・・はいっ」










勝手に捏造。カウントダウン企画で出てきた奏は元々金やんヒロイン設定でした、という話。
どこで金やんと出会わせるか、色々と迷ってました。
最終的には、ああいうEDな訳なんですが、それは金やんとひととしての幸せを堪能したあとで良いのかな、とも。
 
そうすると、金やんとどのタイミングでさよならさせるかも微妙なんですが、ね。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 










最終巻

2011年7月6日 金色のコルダ
 
 
 
 
 
終わっちゃった。
可もなく不可もなく終わっちゃいました。
うん、ヴァイオリンロマンス。
月森君がデレた。
 
 
最後の柚木様の意地悪は可愛かったなー
(昔は柚木様怖い怖いっていってたのにな)
 
 
火原は、それで満足しちゃうんだ、っていう感じだけども。
物分りのいい先輩はあとになって反撃しないんだろうか。
 
 
つっちーはこの巻で最後の足掻きをしたけど諦めてたもんなー
香穂ちゃん無自覚さんだから。


志水君は、最後までマイペースで
加地は恋に発展せず憧れのまま

金やんはいい人のまま!
 
 
 
個人的には金やんエピソードもうちょっとほしかったなぁ。
でも香穂ちゃんとはくっついて欲しくなかったり。げふげふ。
 
 
 
なんかさみしーなー。
 
 
 
 
桜ホスも終わったし、コルダも終わったし。
 
 
 
新刊で気になるっていったら、日高先生の天使1/2方程式かな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 待ち侘びたクリスマスコンサートの日。
 正直云って、わくわくしていさえいる自分に驚いている。
 今までひたすら淡々と音楽を愛してきたけれど
 この高揚感は味わったことが無い。
 否、確かに今まで開いたコンサートも楽しくなかったといえば嘘になる。
 いつも君の音を傍で聴いて、段々と良くなっていくのが自分のことのように嬉しくて
 2人で合わせる時をいつも楽しみにしていたのだけれど。
 
 このコンサートが終われば、それもなくなるのか、と想うと
 少し寂しさもこみ上げる。
 
 だがきっと、君はこのまま音楽の道を進んでくれると信じている。
 俺と君が、音楽を続けていれば、この関係は壊れることは無い。
 同じ学年だから、きっと入学式や他の式典では会っていたのだろうが
 君を君として認識した春のコンクール―――――――
 正直、ファータたちの力で参加している君は不真面目だとさえ想ったが
 君の努力は本物だった。
 君は音色に想いを乗せ、ファータの力を借りずともヴァイオリンを唄わせるようになった。
 現に今持っているのは何の魔法もかかっていない普通のヴァイオリン。
 それを今までのコンサートから観ても判る通りに響かせ唄わせているのは君自身。
 
 誰の力でもない、君の努力の成果だ。
 
 確かに君は他の人間よりもファータに愛されているかもしれないが
 それ以上に君の向上心の高さには敬服している。
 始めた頃はすぐに身体が強張っていただろうに
 それくらいヴァイオリンの構えは普通と違う。
 それなのに今は疲れを知らないほど、毎日練習をこなしているのを知っている。
 俺は君をライバルだと、そしてよきパートナーだと想う。
 競い合う相手がいるのは良いことだ。
 それ以上に支えてくれる相手がいてくれることは大切だと、最近想い始めた。
 
 音楽とは孤独なものだと想っていた。
 それでもこうして君と、他の人たちとアンサンブルをしていると
 自分以外の音と自分の音を重ねる、ということを経験していると
 他者の存在を認めざるを得ないことに気がつく。
 それはすべて、君のおかげだ。
 
 
 この気持ちをどう表現していいのか判らない。
 この胸に芽生えた暖かさを―――――――――
 
 
 
「おーい月森、そろそろお前さんも出番だぞ」
「行きましょう、月森先輩」
「金澤先生、志水君・・・はい、今行きます」
 
 

 君が例え誰を選んでいようとも構わない。
 今君への想いをヴァイオリンの音色に乗せて―――――――――――
 
 
 
 
 
 紅紫の薔薇か・・・・
 きっと柚木先輩辺りが用意したのだろう。
 俺は君に何を贈ろうか、正直迷ったんだが
 やはり君には水色の何かをつけていて欲しかったから
 小さいけれど綺麗な水色の石が嵌ったネックレスを見つけたから
 思わず君に似合うだろうと想って購入してしまった。
 きっとこれを人は衝動買い、とでも云うのだろうな。
 色んなひとが君を見て、君の演奏を楽しみにして、そしてお疲れ様、と声をかけて。
 そしてささやかな褒美を残していく中、俺だけ少し浮いているだろうか。
 だがしかし、他のひとが君に何を贈ろうが構わない。
 俺は、俺だから。俺の気持ちからのものだから。
 
「あ、月森君、こんなとこにいた」
「日野・・・」
「外すごいクリスマスツリーだね」
「え、あぁ、そうなのか?」
「あれ? 見てない?」
「あぁ・・・・・・」
「それじゃ打ち上げ終わったら皆で見に行こうか。どうせホールの前だし」
「・・・・・・それも良いかもしれないな」
 
 皆が呼んでるよ、と日野は俺の手を取って打ち上げ会場へと行く。
 無事にコンサートも成功した。
 これで学院も音楽科と普通科が分かたれることは無い。
 それが嬉しいだなんて、君ともう少し一緒に過ごせることがこんなにも嬉しいだなんて。
 
 帰りに見たツリーは本当に大きくて、他の皆も歓声を上げていた。
 
 ウィーンに行くのが、少し寂しいだなんて、今の俺に云う資格はない。
 粉雪が舞い始め、本格的なホワイトクリスマスだ。
 例えこの思いが君に届かなくとも、言葉で伝えることができなくとも
 君と繋がる音楽があれば、俺はそれで―――――――――――
 
 
 
 日野、いつか君と2人で肩を並べて
 ヴァイオリンを奏でられる日が来ることを願おう。
 俺はそれで満足だ。
 
 
 
 
 
 
 
=============================== 
お題:『粉雪』『伝える』『紅紫色』
お題提供:たんぽぽ様
 
 
 
 
・・・・・・ついにやってしまった。
月森君の独白SSS・・・・・・・・
特に何を考えたわけでも何を妄想したわけでもないんだが
いい加減うるさいので書きました。
日野が日野がとあの日以来煩いので
しかも愛情駄々漏れ状態なのが痛いので
糖度は抑えましたが、消えてくれるかな・・・脳内月森くん。
 
 
今邪念は捨てなきゃいけないんだ。
だってもうすぐ色々在るし。
だからとりあえず祓っておこうと想って。(厄災か)
 
 
 
 
ちなみにクリスマスコンサートで月森君選ばれなかったみたいですね。
香穂ちゃんは誰の呼び出しに答えた後だったんでしょう♪
(悲恋好き)
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 



 
 
 
 
 君とであったのは、海の見える公園。
 
 否、正確には出会ってなかった。
 だってあれは、僕の一目惚れ。
 君は僕の存在にも気づかずに、愛しそうにバイオリンを奏でていた。
 爽やかな風が吹く午後、あの頃はまだ新緑が目に優しくて。
 
 
 そのあと何度もあの公園に足を運んだけれど
 全然君に出会えなかった。
 
 僕の目を捉えて離さなかった君の姿。
 僕の心を捉えて離さない君の音。
 
 僕は知らずの内に君を探して、君を求めた。

 君の制服を見て、ちゃんと学校名はわかってるのに
 会えない間に気持ちが育って、何度行っても会えないもどかしさに
 僕はとうとう君の学校へ編入する決心をつけた。
 
 
 そして迎えた転校初日。
 この学院は音楽に溢れていて、とても気に入った。
 そして、なによりも。
 
 
 君にまた出会えたのが嬉しくて。
 
 
 まさか普通科とはいえ、同じクラスになるなんて思わなかったよ。
 だからこれはもう奇跡だとしか思えなかったんだ。
 前の学校の友達には『お前それ、生きてる人間?』とか云われたけど
 ちゃんと君は存在していて、そして僕の目の前に居る。
 
 そして今、僕らは一緒にアンサンブルをしている。
 
 おかしいね。これは何の運命の悪戯だろう。
 ヴィオラをやっていること何て、ホントは明かす気なんてなかった。
 憧れていた場所、嫉妬すら憶えていた人たちの輪の中に
 今、僕は居る。
 
 
 全ては君のおかげ。
 君の音は僕の理想そのもの。
 そして君の周りの人たちは、僕の過去のトラウマでもあるけれど
 それでもすばらしい音をもっている人たちばかりで、僕はとても嬉しい。
 
 耳が良いのは自負してるから、それは理解してるから。
 
 
 君の演奏が、君の音がもっと聴きたい。
 
 

 レモンイエローに移り変わった季節もものともしないくらい
 僕の気持ちは更に熱くなっていくんだ。
 君への想いは、さらにもっと――――――
 
 
 
「日野さん、寒くない?」
「ん、まだ大丈夫」
「日野、あんまり無理すんじゃねぇぞ」
「あはは、ありがと、土浦くん」
「でも先輩、少し手の感覚、鈍ってきませんか?」
「もう、冬海ちゃんったら心配性! 私なら大丈夫。
  それにしても森の広場も大分色づいたよねー」
「そうですね。この季節は移ろうのが速いから・・・曲で云うなら・・・」
「わー!志水くん!? そのまま寝転ばないでっ!」
「お前さんたち、一体何をやっているんだ?」
「あ、金澤先生!」
「何って、見てわからないですか? アンサンブルの練習ですよ」
「否、おれにはお前さんたちがじゃれあってるようにしかみえんかったな。
 そうだ日野、お前さんちょっと話があるから後で準備室こいよ」
「え? なんですか?」
「まぁ、なんだ・・・コーヒーでも淹れてやるから、あったまるぞー。だから、文句は云うなよな」
「って、金やんまさか、日野にも?」
「おぉ、そういうこった。ここで云ってもいいが、まぁ、アンサンブルの和は乱したくないしな」
「今充分乱してる人が云うことじゃないですよ、金澤先生」
「おぉ、手厳しいなぁ、加地・・・。っつーわけだ。あとでちゃんと来いよ、日野」
「はぁーい」
 
 
 
 アンサンブルの練習ってなると、どうしても大人数になるのが常だから
 2人きりの練習って、なかなかできないんだけど
 でもまぁ、こんな風にでも、君と音を合わせられるのは幸せ。
 
 その幸せを噛締めていたら、頬が緩んでしまって仕方ない。
 
 僕は君の音楽が好きだよ、日野さん。
 今でも、そしてこれからもずっと―――――――
 
 
 
 
 
==========================
 
お題:『レモンイエロー』『海の見える公園』『温まる』
お題提供:たんぽぽ様
 
 
 
 
激しく自己懺悔。
加地が激しく偽者でごめんなさい。
だって彼の性格を把握するほど2をプレイしていないからっ
(否、加地ルートを、ね)
しかしまぁ、彼は文系なのでレモンイエローという表現をするかどうか・・・
その辺がちょっと曖昧です。
もっとなんか大仰に云いそうな気がするんだけど、な。
 
 
季節としては秋、ということで、クリスマスコンサート前ってことで。
と云うか、この組み合わせのアンサンブルなんかあったかな、とちょっと疑問。
月森、火原、柚木様抜きのアンサンブル。
ちょっと無理くね?とは想う。
だって演奏楽器がバイオリン、ヴィオラ、チェロ、クラリネット、ピアノ。
この組み合わせのアンサンブルなんてあったかなぁ、と想う。
弦楽四重奏だと月森入らなきゃいけないし。うーむ。
 
 
・・・・・・否、別に冬海ちゃんとかは先輩の様子が気になって・・・とか云う理由で
アンサンブルに関係ないけど来てても良いんだ。
しかし、普通科3人組に1年生という取り合わせはなかなか無いんじゃなかろうか。
 
 
・・・その点では月森君を出さなかった自分を褒めよう。
あの人こない。絶対こない。この面子じゃ・・・
2年生組で集まりたいと天羽ちゃんがアンコールでのたまったのだけれど
あれは実現するのかな・・・・・・
 
 
 
 
 
 
あれだけ嫌だ嫌だ云いながら、書いてしまった加地でした。
 
 
  
海の見える公園、ってお題を見た瞬間に
加地しか思いつかなかったんだもんーーーーっ。
 
 
 
 
 


 
 

 
 
 
 
 
 ずっと ずっと 楽しいだけでいいのかなって迷ってた
 そりゃ志水君の言い分もわかるし 月森君の言い分もわかる
 わかる わかるんだけど なんて云うのかな・・・
 君が居ないと、こんなにも苦しい、なんて。
 
 
 
 クリスマスコンサートから1ヶ月。
 おれたちの仲はずっと近くなったって思ってもいいよね?
 でもおれ、受験生だから、きみにつらい想いさせるかも。
 ううん、そんなことない。
 おれ、受験ときみのこと、絶対両立させる!
 
 そう、思ってたのに・・・・
 
 ははは、馬鹿だな、おれ。
 君に気を遣わせて、全然守れてないじゃん、支えになってないじゃん。
 寧ろおれの方が君に支えられてる。
 
 毎朝ね、君の笑顔が見られると、なんていうのかな、元気がもらえて
 でも土日も君と遊べない、とかってなると
 さすがに参るよ
 
 
 でもこれはおれが見つけた夢
 ううん、夢って云うもんじゃなくて目標
 
 学校外のコンクール、テープ審査は通ったんだ。
 春にはコンクール本選があるから、君には来て欲しい。
 と、その前に受験なんだよね。
 家の学校は、まぁ、内部進学組みって枠があるけど、勉強しないわけには行かないし
 
 なにより、おれはずっと皆で楽しく音楽やって生きたいから

 だから、君と、金やんが教えてくれた大切な生きる道
 教師。
 
 オケ部は楽しい、おれは音楽が大好き。
 そんな気持ちを、皆に分けてあげられる仕事につきたい。
 だからおれは、教師になる、って決めたんだ。
 
 だってさ、金やん見てたら、皆に慕われてるし、なんだかんだいって面倒見いいし
 何より音楽に対しては・・・・・・
 
 君だってしってるでしょ?

 今回、君がコンミスになる事になって
 金やんが色んな先生に色んなこと掛け合ってくれてたの
 おれも、君みたいに一生懸命な子を助ける仕事がしたい、って、ますます思っちゃった。
 おれと鉢合わせしたときの金やんの表情、すっごく気まずそうだったけど!
 だって、あんだけめんどくさがってたのに、ね。
 急にやる気出すんだもん。
 
 
 
 ねぇ、おれは王崎先輩みたいに大学に行ってもきっと
 ここに、オケ部の練習を手伝いに来るから
 君とこの場所でも会えるよね
 
 
 でもその先、ずっと先にも
 君が居てくれたら、って思うんだ。
 おれの傍に、居てくれたら、って。
 
 
 
 前よりもっと、今よりもっと、君に近づきたい。
 
 
 そう、想ってる。
 
 
 
 
 
 
 
==============================
 
はい、突発的火原。アンコールバージョンです。
否、ほっぺにちゅは、入れるべきか否か迷ったんですよ。
でも独白ポエムに入れちゃぁいかんだろう。と結論に至りました。
いやぁ、可愛かったなぁ、あの後の火原の慌てようが。
もう悶え死ぬかと想ったよ。
「あぁ、もう、君がかわいいっておもったら・・・つい・・・・
 
 でもこれがおれの正直な気持ち」
 
 
みたいなことを抜かすんです。
 
 
 
乙女ゲーの王道ってどこなのかなぁ・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
アンコールプレイ状態
 
 
今現在、一周目で
土浦引継ぎ金やん、つっちー、王崎先輩、冬海ちゃん、柚木様EDを
2周目で
火原引継ぎ、りじちょ、つっちー、火原、志水君EDを攻略済み。
 
 
 
しかし、歌曲をそろえようと想うと大変だね。
どれが歌曲?!とアンコール以上に説明を読みました。
あと、ロシアの作曲家も。
 
 
 
つーか月森の写真ゲットの条件にSSSをだせ、ってあるんだけど
どうやって?????
いまだかつてSSまでしか出したことないんだけどっ???
Sランク必須条件としてきっと100以上の演奏と観客動員数と

・曲調を揃えるか、3種そろえてお得気分にする
・ひとりでずっぱりの人物を作る(主人公以外)
 
 
・・・があるからきっとこれに

・「ロシア作曲家」か「歌曲」

を加えればS三つになると思うんだけど・・・・・・
 
 
 
アメージンググレイスは歌曲じゃなくて、賛美歌だからなぁ。
 
 
カルメンとか・・・?(レベルがむっちゃ高い)
 
 
 
 
 
 
 
つーか、金やんの写真条件に「難しい」で技術レベル24以上って・・・
今回かなり頑張ったけど22だったよ・・・・・・
しかもその頃にはきっと足手まといのどっかのストーカーさんと
一緒に2人練習しなきゃ、彼のレベルが上がんない。(リング使用)
 
 
 
 
 
てか、アンコールは加地のEDは主人公枠なんだね。
なんか、扱いがぞんざいだなぁ。
しかも、序盤で親密度あげとかなきゃその後発生不可って!!!
これにやられました。
序盤から急ピッチであげなきゃいけないのは
加地、りじちょ、金やんです。気をつけましょう。(何)
 
 
 
いやぁ、火原、可愛かったよ。
受験で、でもって彼女リードしたいのに、空回っちゃって。
その後受験終了まですんごい気まずかった。
毎朝迎えに来るのが可哀想な位。
でもって、引継ぎルートだとやっぱり甘かった。
砂糖吐くほど甘かった。(実際出ないが)
 
 
 
んで気づいたこと。
引継ぎはロビーに呼び出し指輪のプレゼント。
普通は廊下に呼び出しトワレのプレゼント。
 
 
 
それにしても。
大人組みのED、よかったな♪
 
 

 
 
 
金やんの写真入手、甘さが足りなかったのもあったなぁ・・・(しょっく)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
王崎先輩の街へ出ようEND
柚木様の珠玉END
志水君の珠玉END
 
 
それからレパートリー20曲おめでとうのイベント。
 
 
 
 
おまけがあるってすばらしい。
 
 
 
 
昨日夜眠れなかったものですから
親の部屋の使われていないテレビデオを
自分の部屋に持ってきて
コルダをプレイ。
慎重に慎重を重ねた結果
こんなことが起こりましたおえーーーー!
 
 
 
柚木が解っていればそれでいい
って返したときの柚木様の反応に萌えた!
もぅっ!なんなのなんなのなんなの!!
そんな表情見せなかったじゃない2で。
意地悪なだけじゃなくて、ああああああ!!!
 
 
 
2で散々恋愛連鎖に引きずり込まれて
ヒーヒー云ってた頃が懐かしい。
柚木様、嫌いとか云ってごめんなさい。
あなたは素敵なひとだ。
 
 
 
 
志水君はもう、相変わらず思い込んだら一直線。
先輩の周りをうろうろ、とか可愛すぎるっちゅーねん!
逆注目ルートだからか知らないが
最初は理解されないのだけれど
徐々に先輩の音楽が好きに・・・て、可愛すぎる。
あー、でも、声的には2の方が萌えたけど。
何か、可愛いだけじゃないんだよね。
ビジュは可愛いのに声がちょっと2より低めだからかな。
 
 
じゅんじゅん、ありがとう。
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
久々にゲームを引っ張り出してみた。
ううん。引っ張り出したわけじゃない。
そこに置いてあったままを使っただけ。
 
 
ネットで調べた攻略を片手に何やってんだか。
つーか、そもそもその段階のイベントが起きる基準てなんだ。
 
 
そんなことを云いつつ
柚木様と志水君と王崎先輩を狙って
逆注目ルート驀進中。
 
 
 
でもなんか、ちょっと間違ったっぽいので
途中のセーブデータからやり直さなきゃ。
 
 
 
ホント無印はなんて甘くないんだ。
乙女ゲーなのに。
寧ろコンクールで入賞することの方が易しいぞ。
恋愛イベント見せてくれや。
 
 
 
データがごちゃごちゃしてるから
本気でPS2用のメモカを買いたそうかと思ってる。
3日にはラビが家に来るし。(その表現何)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一応、総合2位入賞までこぎつけたのだけれど
これ、かなり難しいよ。
解釈のスーパー化とかで楽曲の上達度が150まで行くんだけど
それの条件とかその他イベントの発生条件とか
ライバル度とか親密度とか色々調整しなきゃ
全部のスチルとかイベントとか制覇ができないことを
2位入賞を果たして
恋愛イベントが見たい。という理由で
攻略サイト巡って初めて知った。
 
 
なんか、ほんと、ムズカシイ。
 
 
 
金やんと王崎先輩と奈美ちゃんくらい
簡単に攻略させろやコラ。
 
 
 
ってことで、まだ恋愛エンド見てない上に
珠玉EDなるものがあるらしいので
それ目指して時間があるときに頑張ります。
 
 
 
つーか、マジ、難しいって。
 
 
 
お知り合いになる所から始めるので仕方がないのだろうけれど
2より糖度低い上に難易度高い、って
どこがネオロマじゃーーーーーーっ!!
(そもそも海梨さんのネオロマの経験値が低すぎると思うの)
 
 
 
 
 
取り敢えずは早く金やんプリーズ。
 
 
 
・・・・・・アンコールを先にしようかしら。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
はい、どうしたか、って?
うん、金色のコルダを始めました。
 
 
否、だからどうした、って?
疑問もごもっとも。
海梨さんまだ呪詛の仮面を1回しかクリアした報告してないもんね。
あれだけマルチエンディングだ、って云ってたんだから
当然もう何周かはするだろう、って思ってたでしょう。
 
 
 
海梨さんもそう思ってたさ。
 
 
ただ、事情が変わってさ。
11日に往復はがきの申し込みが来たのよ。
その枚数に参っちゃってさ。
そんでもって月曜日には小学校の申し込みを回収するのです。
その後海梨さん、否が応にも
 
 
名簿作りがカッチンコッチンではいるんだよね。
5講座6日分。
肩が凝ることこの上ないし
もし申込者多数の場合は抽選して
そして結果の通知を文面考えて出さなきゃならないし。
 
 
 
PC作業は全部海梨さんの仕事だからね。
 
 
往復はがき見たら、返信はがきに
ちゃんと名前と住所かいてくれてない人がいるのっ!
あぁいうのもチェックして、書いて出さなきゃ、だし。
 
 
 
そんなこんなを考えてたら、イベントと戦闘が長すぎて
ちょくちょくセーブできない呪詛の仮面はアウトだな、と。
 
 
だから初代(ベスト版)を遊び始めたのだけれど
 
 
 
・・・・・・・・なんか難しい。(没)
 
 
 
 
 
まぁ、コンクールだからね。
仕方ないっちゃ仕方ないけどね。
ほら、今まで(とは言ってもこれから先の話)は
辺りに人がいれば親密度上がってコンサートの成功率上がってた。
でも今は、普通に練習しても誰も何も言ってくれない。
誰かと一緒に楽譜を練習することもできない。
解釈なんてもんは、ある程度楽譜が弾きこなせないと出てこない。
しかも解釈自体にも技術レベルがあって
解釈を手に入れてもそれに達してなかったら弾けない。
しかもその解釈って言うのが何枚もある楽譜を
全部集めた上弾きこなし度がある程度ないともらえない。
解釈のベルをもらえるファータは姿が見えない。
 
 
 
かなり難易度高いと思うの。
 
 

 
 
純粋に恋愛イベントを発生できない状況ってどうよ、これ。
ちなみに今は最終セレクション編が始まる前で。
1セレ優勝、2セレ3セレ3位の成績。
一応成績トップなのだけれど。
 
 
 
全然イベント発生しないでやんの!
 
 
 
柚木さまに捕まりたくなって避けまくってたら
菜美ちゃんに「柚木さんとのことは残念だったけど・・・」
 
 
・・・確かに私柚木さまに拉致られて
車で登校したけれどそれ以上のことは何もないデスヨ?
 
 
 
ちなみに今一番構ってくるのは火原です。
でもバランスよく育ってるのは志水君です。
 
 
でもこれ、恋愛EDは待ってなさそうなんだけどなぁ。
 
 
プレゼント攻撃が成功したのは
王崎先輩。
金やんにもちゃんと孫の手あげたんだけどなぁ。
親密度があがらないっ!
 
 
 
 
 
 
 
さて、どんな結末になるやら。
 
 
とりあえず目指せ優勝。
その後恋愛だ。
 
 
 
 
 
・・・・・・アンコールの方がやりやすいのかもしれない。
 
 
 
 
 
 
 
 
「うわ、大丈夫? 志水君!」

 あれ、日野先輩の声が聞こえる・・・
 僕は・・・
 そう思ってた支えられていた自分の身体を起こす。

「日野先輩、ありがとうございます」

「って、言ってる傍から! 志水君、どうしたの? 熱っぽいよ?」

 心配そうな日野先輩の顔が、僕のボーっとした頭に投影される。

「えっ、志水君大丈夫っ??」

 あ、この声は・・・火原、先輩?
 何で日野先輩と一緒にいたんだろう・・・

「大丈夫です。ちょっと眠いだけです」

「それ所じゃないよ! 取り合えず保健室行こう?」

 日野先輩の心配そうな声が、耳に心地いいだなんて、なんでだろう?
 ボーっとする頭の中、火原先輩が僕をおぶる。
 日野先輩は、ずっと僕に声をかけててくれる。
 あぁ、何だか良い音楽が見つかりそうだ・・・
 
 
「志水君、寝ちゃったね。何か幸せそう」

「そうですね。じゃ、先生、後お願いします」

「はいはい、日野さんも火原君もご苦労様」


 あ、あれ・・・?
 何だかすごく良い旋律ができたと思ったのに・・・
 視点がはっきりとしないまま、僕は身体を起こした。
 ・・・保健室・・・
 あぁ、そういえば、眠りにつく前に日野先輩の声が聞こえた気がする・・・

「あら、志水君、起きたの?」

「はい、でもなんで僕、ここにいるんでしょうか」

「熱を出して今にも倒れそうなのを日野さんと火原君がここまで連れてきてくれたのよ」

「先輩が・・・」

 そう口にして、日野先輩の顔が浮かぶ。

「ちゃんと後でお礼しなさいね」

 呆れたように先生は言うと、僕を送り出してくれた。
 
 
 
 
「あ、日野先輩・・・」
 
 音楽室で日野先輩を見つけると、僕は声をかけた。

「ん? どうしたの、志水君?」

「先輩は可愛いものは好きですか?」

 突然の僕の質問に、日野先輩は戸惑った表情をして
 そしていつもの明るい笑顔になると

「うん! 勿論! 可愛いもの好きだよ!」

 そう答えてくれたことに、僕は心底安心した。

「え? 何々? 何の話?」

 そこに後ろから火原先輩が顔を出した。

「火原先輩は、可愛いもの好きですか?」

「おれ? うん、好きだよ?」
 
 2人の笑顔は、とてもまぶしい。
 僕は嬉しくなって、2人を連れて音楽室を後にすると
 2人を森の広場まで案内した。

「・・・見せたかったものってこれ?」

 日野先輩は物珍しそうに、にっこりと笑いながら3匹の子猫を見つめる。

「うわー可愛いね! でもどうして?」

 そういう火原先輩も嬉しそうだ。

「はい、保健室の先生が、ちゃんとお礼しなさいって・・・」

 僕は、日野先輩の笑顔を見ると口元が思わず緩んでしまう。

「おーい、ウメさんやい」

 ガサガサと、木々を分けるようにして現れたのは
 金澤先生。猫缶とねこじゃらしをもってるってことは
 また遊びに来たんだろう。

「おぉ、ウメさん、頑張ったなぁ・・・ってお前さん達、何でここにいるんだ? せっかく俺が一番にウメさんの子供を愛でようと思ってきたのに」

「志水君が連れてきてくれたんですよ!」

「ほぉ、志水が・・・」
 
 4人で、子猫たちとウメさんを囲むようにして屈みこむ。

「あれ、真ん中の猫、寝ちゃいましたね」

「ん? 志水みたいなやつがいるなぁ・・・よし、お前さんにはケイイチと名づけよう」

 そう金澤先生が言うと、子猫が嬉しそうに鳴いた。

「あはは、この子も気に入ったみたいだよ」

 火原先輩が面白そうに笑っている。
 日野先輩が、そっと手を出して、子猫に触ろうと・・・
 あ・・・

「おぉっと、お前さんは触っちゃだめだ」

「えぇ〜? 良いじゃないですか、金澤先生!」

 触れないことに怒りを覚えたのか、日野先輩は金澤先生に
 激しく抗議する。
 それを宥めるように、先生は言葉を紡ぐ。
 
「お前さんの手はヴァイオリンを弾く手だろうが」

「このくらいどうって事無いですよぉ」

 まだ日野先輩は諦めてないんだ。
 僕でさえ、躊躇して子猫には触ってないのに・・・
 金澤先生は、先輩の抗議の声なんて気にせず子猫の説明をする。

「子猫の時はな、爪を仕舞えないんだ。それでもしお前さんの指に傷が付いてみろ。演奏に支障がでるだろ。なぁ? 火原?」

「うん、ヴァイオリンは特に繊細な楽器だって言うから香穂ちゃんは触らない方が良いと思う・・・月森君がいつも言ってるでしょ?」

「えぇ〜? 火原先輩まで・・・」

 火原先輩の追い討ちに、さらに落胆の色を濃くする。

「まぁ、おれが抱いててやるからお前さんは頭を撫でるくらいで、我慢しなさい」

「はーい」

 そういった先輩はひどく落胆してはいたけれど
 子猫の頭を撫でている時は穏やかな表情をしていた。
 僕たちはしばらく子猫たちを愛でた後、それぞれ教室に戻っていった。
 
 
「おーい、志水!」

「金澤先生?」

 呼び止められた僕は、丁度チェロを抱えて帰る途中で。

「お前さんが子猫達の第一発見者だ。ちゃんと名前、付けてやれよ?」

 そう言って金澤先生は、いつもの白衣にサンダル
 それから猫背で、手をひらひらと振りながら
 僕の前から去っていく。
 
 
 ・・・うーん、どうしよう。
 子猫達の名前が決まらない。
 日野先輩、まだ起きてるかな・・・
 そう思って携帯に手を伸ばす。
 日野先輩ならなんてつけるだろう・・・

 数分後、返信メールが来た。
『私の名前をつけて』
 確かにそう書いてあった。
 ケイイチとカホコ・・・
 僕は自然と、口元が緩むのを感じた。
 でも、じゃぁもう一匹は?
 
 
 僕はまたチェロを弾きながら考えることにした。
 
 
 そうだ、今度、子猫たちに首輪を買ってあげよう。
 何色が良いかな・・・
 うーん、秋だから・・・
 僕の頭に浮かんだのは葡萄。
 うん、紫・・・葡萄色の首輪にしよう。
 
 

 
 
+++++++++++++++++++++++
 
 
なんて難しいんでしょう、志水君。
なんて偽者なんでしょう、志水君。
2設定、発生したイベントを基本としています。
なんか、火原がことごとく邪魔しているような気もしますが
志水君は気にしてないでしょう。
金やんもなに気に香穂ちゃんを大事にしてる、ってのが
目に見えますなぁ・・・
 
 
 
こっそりとお題も使ってみました。
最後、葡萄色だけ、すんごく困りました。
 
 
 
タイトルが疑問系なのは
志水君がまだ自覚前、だと思うので。
 
 
 
だって志水君は
「寝ても覚めてもその人のこと以外考えられない」
状態までになるんですから。
 
 
まだこれは、そこまで言ってない、って事で。
 
 
 
 
取りとめもなく志水君でした。
 
 
  
 
 
 
 
 
 俺はどっちでも構わない。
 お前が誰を思っていようが誰を思ってそれを奏でていようが。
 そんなの俺の知ったこっちゃない。
 ただ、お前と音を重ねるこの瞬間さえあれば―――
 
 
 
「土浦君」
 
 日野が待ってました! とでも言いたげにこちらに歩み寄ってくる。

「あぁ、悪い。待たせたか?」

「ううん、全然♪ さ、始めようか♪」

 練習室。2人きりの部屋。
 コンクールが始まるまで、1年もこの学院に通っていたって言うのに
 ここを使うのは、日野と練習する時だけだ。
 家は防音完備だから、誰に気兼ねすることなく弾ける。
 そう、俺はサッカー部での練習の傍ら
 ピアノを弾くことも怠っては居なかった。
 
 普通科で、サッカー部で、それでも俺はピアノを止めなかった。
 ただ弾けるだけでよかった。
 自分の演奏が他人に評価されようがされまいがどうでもいいことだった。
 はっきり言って、リリに無理やり参加させられるまでは
 コンクールなんぞに興味はなかった。
 
 ただ、たまたま日野が参加者に選ばれて
 日野の伴奏者が、出てこなかっただけ。
 日野が弾くのは『別れの曲』だと知っていた。
 俺の好きな曲だ。
 俺は壇上に上がり、いつも通り指をほぐすと
 日野に合図を送る。
 あいつは俺の伴奏にしっかりと答えてくれた。

 いつか南楽器に突然現れた日野に驚いて、脅したこともあったが
 それがなかったら今の俺は居ない。
 ショパンといえばピアノだろ?
 それなのにあいつは、ヴァイオリンで弾いた。
 思っても見なかった。こんなに楽しいと感じるようになるなんて。

 ピアノの蓋を開け、準備を整えると、日野に訊く。

「で? 今日は何を弾くんだ?」

 最近はアンサンブルの練習が多くて
 こいつのレパートリーは目に見えて増えていて
 俺が参加する曲数も多かった。

「んーと、久しぶりに流浪の民、なんてどう?」

 俺は面食らった。
 それは結構簡単な域に入る楽曲で
 何せ、初めてこいつとアンサンブルを組むことになった曲だ。
 俺と火原先輩と冬海と日野。
 日野は最初のコンサートまでに随分弾き込んで
 もうとっくにマスターして、練習は必要ないはずだ。

「はは、今更、流浪の民、か? 逆に懐かしいな」

「んー、それとも、セレナーデが良いかなぁ?」

 セレナーデ・・・
 俺が隠れてこっそりお前を想って弾いてるのを知ってるのか?
 恋人を想って、恋人を呼び続ける曲・・・
 恥ずかしげもなく、躊躇することなく
 ただひたすら恋人を呼び続ける曲・・・
 まぁ、そのくらいしないと伝わらないものかもな、なんて
 そんな風にも思えてくる。

「んじゃ、セレナーデで決定。よし、始めるか」

 その言葉に日野はヴァイオリンを構える。
 静かに旋律を奏で始める。
 音が重なる・・・
 俺は口元が緩くなる。
 1人じゃ味わえない感覚。
 それを教えてくれたのもこいつだ。
 セレナーデの曲に合わせて、俺の想いも、お前に届くか?

 静かに最後の一音まで大切に弾き切る。
 少しの沈黙の後、日野がため息を吐く。

「まぁ、こんなもんだろ」

「うん、でさぁ、土浦君・・・」

「なんだ?」

 その後、日野が言った言葉に俺は口ごもる。

「音楽科に引けを取らない、って言ったのは俺たちの演奏技術が、ちゃんと音楽に合ってるから言ったまでだ。しかし、加地のやつ、あれだけ弾けるのにどうして・・・」

 日野が今日俺を練習に誘った理由。
 加地と俺があの日から険悪状態だからだ。
 あれからあの曲のアンサンブル練習はしていない。
 はぁ・・・何か判った気がしたよ。
 お前はコンサートの成功が目標なんだな?

 じゃぁ、俺は、それに協力してやるしかないじゃないか。

 気に食わないが、加地と、話し合ってみるか・・・。
 
 その代わり、コンサートが成功したら・・・
 
 
 
 
 
+++++++++++++++++++++++
 
 
はい、土浦バージョンです。
ネタがないのに無理やり書いたので微妙に短いです。
漫画とゲームの2設定。
微妙に金やんバージョンと繋がってます。

しかし香穂ちゃん、先に土浦と練習するとは・・・
加地は同じクラスでしかも隣の席だから誘いやすいはずなのに。
きっと、どっちにするか迷った挙句
携帯で呼び出したんだ。うん。
 
何で練習室かというと
だって、屋上にも森の広場にもピアノ持ってけないじゃん!
ってことで。
冬海ちゃんのイベントでもピアノじゃなくキーボードを
持って行ったくせに
何で2人練習の時にはグランドピアノで・・・
とっても不思議です。もし持ち運んでるんだとしたら
土浦はよっぽどの力持ちなのでしょう。(苦笑)
 
 
しかし、セレナーデを弾いてるのを見つかった時の土浦の反応って
わざわざ曲の説明までしてくれるし
連弾に誘われた時よりも「いい加減気づいてくれ」オーラが
出ていたような気がするのは気のせいですか?
 
 
 
ってか、土浦はピアノ止めて指揮者目指すのかなぁ。
それともピアノは続けながら指揮者の勉強もするのかなぁ。
音楽科への編入ももう心に決めてたみたいだし
てーか、あの制服似合うのか?
まぁ、火原みたいに中はT-shirtって事にしてもいいけど。
あの制服着るの嫌がってたじゃん。
あのスカーフみたいなタイが嫌だ、って。
 
 
伊藤健太郎さんを思い出しながら土浦の台詞を聞くと
恋次が・・・!! と無性に握り拳でわなわなしたくなるのですが
・・・音楽関係なく、恋次ってこういう想いしてないか?
ルキアに対して。
 
 
だってキャラソンで
『I’m standing to defend you〜
 いつもいつでも〜
 俺の背中を お前の盾に〜』って歌ってるくらいだから
つまり、ルキアを抱きしめる感じで守ってるのか?
 
 
雛森ちゃんは
『いつもあなたの一歩手前を守って居たいから〜』
つまり隊長には背を向けて敵と対峙してる、って事だよね?
藍染隊長、こんなにも想われてたのに
なんで、なんで、・・・・!!!
 
 
 
微妙にBLEACHの話も入りましたが
取りとめもなく土浦、でした。
 
 
 
 
 
 
 音楽準備室にいても 巡回中でも
 気づけばお前さんの音色を探している。
 俺は教師で、お前さんは一生徒。
 それがこんな特別な感情になっちまうなんて
 俺はまだまだ修行が足りんのかね。

 コンクールが始まる前に
 俺を訪ねてきたお前さんに
 文句を言うならアレに言え、って言ったのは本心だった
 俺には見えないが、アレ、見ちまったんだろ?

 からかうようにそう問えば
 お前さんは困ったような表情をして
 諦めて俺の元を去った
 そう それで良かったんだ

 他のやつらはコンクール経験者が多いおかげで
 コンクール担当の俺の仕事も大してなかったが
 お前さんの 一所懸命な姿が目に焼きついて離れなかった
 おいおいよしてくれよ 面倒なことはもうこりごりだ

 遠い、海を隔てたあの国で
 若いやつが持つ独特の情熱とか
 苦い経験とかってやつは嫌ってほど経験して
 こんな感情 二度と抱くもんかって思っていたのに

 なんでだろうな
 コンクールが終わった今でも
 お前さんの音色から目が離せないでいる
 目が、って言うのはなんかおかしいな

 そう、捕らわれているのは俺の心だ・・・

 お前さんの倍以上生きてきて
 苦渋辛酸舐めてきて
 今更 そう 今更なんだ
 俺は、また、逃げるのか?

 音楽からも 唄うことからも
 自分の正直な気持ちからも・・・
 でも今はまだ 伝えちゃいけない
 せめて お前さんが無事にこの学院を卒業するまでは・・・

「金澤先生?」

 音楽準備室の扉を開けて ひょっこりと顔を覗かせる日野

「何だ? お前さん、まだ残ってたのか」

 平静を装って いつも通りに

「先生のこと探してたんです。森の広場にいなかったんで、こっちかな、って思って」

 吸っていたタバコを あわててもみ消す
 俺を探していた? それはどういう意味だ?

「どうした? 面倒なことはごめんだぞ?」

 茶化すようにそう問えば
 日野はわかってますよ と答えた

「今度のアンサンブルのことなんですけど、加地君と土浦君がけんかしちゃって、何とかならないですかねぇ」

「加地と土浦ねぇ・・・月森と土浦が仲が悪いのは判るが、どうして普通科同士のあの2人が」

「うーん、土浦君って音楽科に対しての対抗意識みたいなの持ってるじゃないですか、多分それが原因だと思うんですよね。加地君は音楽が楽しめればいいって言うタイプだから、火原先輩達とも仲が良いし」

 確かに土浦は音楽科に対して良い思いはしてないだろうが
 お前さん、加地がこの学院に転校してきた理由、忘れたのか?
 それから、止めていたはずの音楽をまた始めようと思った理由
 明らかに加地はお前さんを・・・

 天羽がいってたな
 加地は日野の練習を聞いて傍に居たくて転校してきたって
 そんなやつが傍に居ても お前さんはアンサンブル重視か。
 音楽への情熱は認めるんだが、少し疎すぎやしないか?

 そんなやつとみすみす2人きりになんてしたくないんだが
 こいつの思考はあくまでコンサートを成功させることにむかってる
 それじゃぁ、アドバイスしないわけに行かないじゃないか
 土浦がこいつのことを特別に思ってることも知ってるが

「そりゃ大変だな。別々に2人と練習して話した方が良いんじゃないか? お前さんが仲介人になれば、やつらの気持ちも落ち着くだろうよ。がんばれよ、若人!」

 そう言って日野の方をぽんとたたく
 誰かと一緒に練習してるのを見る機会は最近では多い
 だから、別に特別何を感じるわけでもない
 だけど、だから。

「まぁ、お前さん自身が困った時には何でも聞いてやるさ」

「!先生が先生みたいなこと言ってる・・・」

「あのなぁ? 俺はこれでも一応教師だってーの!」

 そう言って呆れた声を出せば
 お前さんは冗談です、って笑うから
 すごく 太陽みたいにまぶしく 笑うから
 俺はこの感情の行き場に困ってしまう

「先生?」

 肩に手をかけたまま脱力していると
 日野が後ろを振り返って顔を覗き込んでくる
 やばい、これは反則だろう・・・
 俺は理性に鍵をかけて 触れたい気持ちをじっと我慢する

「あぁ、いや、なんでもないんだ」

 覗きこんでくる日野から目をそらすと
 ただそれだけ言った
 教師と、生徒
 そう こうやって話して 少しじゃれあう

 それが限界ってもんだろう

「あ、そうだ、先生」

 日野が思い出したかのように言葉をつむぐ

「また練習、聞いてくださいね」

 そう言って笑う 純真な混ざり気のない笑顔
 コンクール中は苦しそうな表情をすることが多かった
 でもヴァイオリンを弾いているときは幸福そうだった
 お前さんは今 ヴァイオリンを弾いて皆で合わせる事が楽しんだろうな

「まぁ、聴くだけなら聴いてやるさ」

 本当は音楽室で森の広場で
 巡回中の練習室の廊下で講堂で
 お前さんの音は俺の耳に心地よくて
 つい居場所を探しては聴いているのだけれど

「きっとですよ!」

 そう念を押して、日野は音楽準備室を後にする
 教師と生徒
 俺が後15ほど若ければ・・・なんて
 できもしないことを考えてみる

 同じ時期にこの学院に通う生徒だったら
 お前さんは今と同じように俺に笑いかけてくれるだろうか
 それとも音楽科と普通科で
 全く違う生活をしているだろうか

 それなら 今の教師と生徒という関係も悪くない
 俺が音楽教師になったのも運命だったのかもしれない

 日野、お前という将来有望なヴァイオリニストと出会うための

 そう考えれば、この歳の差も、悪くない
 
 
 
 
 
 
 いつか話そう 対等に向き合って
 この気持ちを いつか・・・
 
 
 
+++++++++++++++++++++++++++

はい、金やんバージョン。
今度はポエムではなく果てしなくSSチックですね。
独白には違いないですが。
漫画の方では金やんが日野ちゃんに落ちることはなさそうなので
(感化されてもう一度声楽の道に戻ったとしても)
2設定での金やんを書いてみました。
愛ラブ金やん。金やん至上主義。
アンサンブルでの険悪状態
まず最初に加地と土浦の険悪が入るはずはないのですが
険悪のとき方を金やんに相談しに行くヒロイン、ということで。
だってシステム説明だけで判っちゃうのってなんか寂しくないですか?
誰かに助けてーって助けを求めちゃだめですか?
この場合王崎先輩が適任なんだろうけど
彼、ほら、ウィーンのコンクールに行ってる最中だから。
メールで相談、ってのも考えたんですけど
やっぱり金やんに相談してるヒロインを書きたかったのです。

ってか似非金やんでごめんなさい。
火原の性格は掴みやすいんですけど
この人掴みどころないから。
のらりくらりと交わされそう・・・

とりとめもなく金やんでした!
 
 
 
 
 
 知ってたんだ。
 君を見ているのがおれだけじゃない、ってこと。
 でも、おれは君の音色に惹かれて
 練習中でも君の音を探してる。
 
 君の音色は不思議だ。
 胸のあたりが苦しくなるほど切なくて
 いったい誰を思って奏でているのか
 それを知りたくなったんだ。

「日野ちゃん!」

「火原先輩? 先輩もここで練習ですか?」

「うん、そう! うーん、でも、君の音が聞いていたいかも」

「え、私まだまだ下手なんですけど・・・?」

「良いから続けてよ! 練習の邪魔はしないから♪」

 おれは知ってる。
 君が「誰か」のために弾いてること。
 それが「おれに」だったらうれしいのに、なんて
 そんなこと考えてる。

 森の広場。
 そこは普通科の生徒も音楽科の生徒も集まる憩いの場所。
 そこだけはなんだか、音楽科と普通科の壁
 みたいなのが消えている感じがして、おれは好き。

 実際、コンクールが始まってから
 普通科の彼女と土浦が参加者に選ばれてから
 少しはその壁が薄くなったかな、なんて感じてる。
 彼女の音に耳を傾ける。

 切なくて、やさしい音色。
 確かに、レベルは他の音楽家のヴァイオリン専攻のやつと比べると
 月森君なんかと比べると
 やっぱり、まだまだ、なんだけど・・・

 おれは彼女の音色が好きだ。
 切なくて、やさしくて、あったかくて。
 素直な音。彼女の中から自然とあふれ出してくる。
 ヴァイオリンに愛しさを乗せた音。

 良いなぁ、この相手。
 おれだったら良いのに、なんて莫迦だよなぁ。
 日野ちゃんがこんなにも思ってくれてる。
 それに気づかないなんて、音楽ってまっすぐなのに。

 言葉よりも、行動よりも、視線よりも
 まっすぐ胸に訴えかけてくる。
 日野ちゃんはヴァイオリンが好きなんだろう。
 そしてこの曲を向けている相手のことも。

 はかない片思い。
 でも、まだチャンスはあるって考えても良いかな。
 君がまだ伝えてない思い
 おれが先に伝えても良いかな。

 日野ちゃんが演奏をやめた。
 つたない演奏だったけれど、あたりからは拍手が起こる。
 もちろんおれも拍手する。ブラボーって声掛けて。
 君のヴァイオリンはみんなを弾きつけるんだ。

「ね、ね、日野ちゃん! 久しぶりに合奏しない?」

「合奏ですか?」

「うん、ほら、コンクール始まる前にやったじゃない?」

「そうですね! やりますか!」

 あの時と同じ曲。
 コロコロ音符が踊っているようなかわいい曲。
 それは日野ちゃんのようだと、おれは思った。
 日野ちゃんはかわいい。

「先輩、曲はどうします?」

「ガヴォット!」

「わかりました。なんか、懐かしいですね」

 あの時は、まだまだ今に比べても拙い演奏だったけど
 すごく楽しかった。
 今の彼女は、確かに技術的にはまだまだかもしれない。
 でも、音楽の楽しさを知っている。

 自分が楽しまなくちゃもったいない。
 あの言葉は本当で、おれは本当にそう思ってたから。
 でも最近思うんだ。
 楽しいだけで、本当にいいのかな、って。

 トランペットを構えて、日野ちゃんのカウントに合わせて
 お互いの視線で合図して、そんな時間が愛しい。
 日野ちゃんのことが好きだ。
 この気持ち、誰にも、柚木にさえいえないけど。

 この気持ち、トランペットに乗せて君に届くかな。
 おれは知ってる。
 君を見ているやつがおれだけじゃないことも
 おれには荷が重過ぎるほどライバルが多いことも。

 でもね、日野ちゃん。
 おれは君が誰を好きでも君のことが好きなんだ。
 君の音色に心惹かれて心を奪われて
 こんな時間が大好きだ。君と音色を重ねる。

 誰にも負けたくない。
 それが、たとえだれであろうと、負けたくない。
 譲りたくない。
 コンクールとか、大会とかは苦手だけど。

 君に対する思いは 誰にも譲れない。

+++++++++++++++++++++++++

すみません、時間軸がおかしいです。
きっとこの気持ちに気づいた頃には火原は
日野ちゃんのこと香穂ちゃん、って呼んでるはずで
微妙に設定2仕様・・・
1はまだ未プレイなので・・・げふん。
SSチックな、火原の独白ポエム。
金色のコルダで種類分別作ったほうが良いんじゃないかと
最近思います。
ってか、自分どんだけ火原好きなんだ。
金やんは、大人の色気を出そうとすると
R指定かけなきゃいけなくなりそうなので
普通に日記に書いてはだめかなぁ、と。
(何を妄想している)
 
 
 
とりあえず、とりとめもなく火原でした。
k

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