愛してると告げる人も
愛してると問う人も
愛を打ち明ける事の出来る人も居ず
ただ流れる雲に隠れる月を
ぼんやりと眺めてた
知らない間に
闇は生まれ
心を蝕み
繁殖した
不安が不安を呼び覚ますように
窮屈なオリの中で
戒めるかのように繰り返される音
それは呪の詞となって
悪夢を引き起こさせる
逃げてはならぬ永遠の悪夢
決して逃げる事の不可能な
そんな呪の詞を聞きながら
君は何を思うのだろう
戒めの音を聞きながら
君は何を願うのだろう
愛しいと感じているこの気持ちさえも
嘘だと言われたら
虚実だと言われたら
全てを否定された自分は
何処へ心を浮遊させるのだろう
一緒に居るのは辛すぎて
逃げ出した
それでもまだ戒めの音は消えない
それでもまだ呪の詞は消えない
決して抜け出せない永遠の呪縛
束縛したい?愛されたい?
それは自分勝手な思い込みで
1人で空回りしている自分が居る
唄う事で救われるなら唄おう
君の書いた戒めの音を
全身で受け止めて
俺を飛ばせるのはもう
お前しかいないのだから
愛したいと思う相手も
愛されたいと願う相手も居ないまま
孤独のまま朽ち果てるのも
君の戒めの音があれば
それで良いのかも知れない
さぁ、全ての罪を洗い流してくれ
生まれながらにして罪人の俺を
お前は許してくれるんだろう?
さぁ、戒めの音を唄おう
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