ちっぽけな僕を
誰が見つけてくれるだろう
どんなにアピールしても
気付かれないまま
どんどん時は流れ
季節はまた 過ぎ去ってゆく
あの日見た夕焼け空
泣きたくなるほど綺麗で
それでも泣けない捻くれた自分を
気付いていたのは自分だけだった
そう 誰にも気付かれない
隠し続けていた物を
露出する事には抵抗があって
ぎゅっと手を握って決心しても
それでもまた 後ろを振り返る
嫌われたらどうしよう
それが怖くてその場に固まった
ちっぽけな僕を
誰が気付いてくれるだろう
どんなにアピールしても
誰も気付いてくれない
それは僕がまだ隠している証拠
そしてまた 時は過ぎ去ってゆく
足りない脳と
足りない口と
全てをフル活用したって
どれだけの事が君に伝えられているだろう
どれだけの事が君に届いているだろう
例え何も届いていなかったとしても
僕はこうして 願い続けるのかもしれない
望んでこの地位についた
その途端全てが壊れた
この手に在った物が失われていく
涙はもう 枯れ果てた
自分の身を呪い 自分の力を呪った
大切な人を幸せに出来な自分を
大きな地位について 身動きが取れなくなった自分を
大切な君を失った悲しみを
僕は決して忘れないだろう
あの日僕の腕の中で静かに息を引き取った君を
僕の力と同化させてしまう事を許して
それでも君は僕の中に居るから
僕の大切な人達もそこに居るから
前へ進めと 背中を押してくれるから
僕はやっと 前へと歩き出せる
あの日君と交わした約束を果たす為に
僕は僕を心の奥に仕舞おう
あの日貴女と交わした約束を胸に
僕は僕を塗り替えよう
あの日貴方と交わした約束を違わぬ為に
これ以上の犠牲者を出さない事を願おう
終結の刻を今此処に刻もう
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