散文詩

2004年12月22日 ポエム
 
 
 
 
 
置いていかないで
伸ばした手は何も掴まず宙を握った
僕の中で一番大切なもの
そんなの今だって判らないけれど
君を失った時の悲しみなら
説明できるかもしれない

でも本当は失ったのではなくて
僕が君をただ見失っただけで
君は確かに存在していて
それでも僕の事を思い出す機会は
少なくなっただろうね

それぞれに生活があって
それぞれに忙しいのだと判ってはいるけれど
時折凄く不安になるよ
君たちの最期の友達が僕じゃない事に
いつまでも続きやすい位置にいないことに

僕は何を望んでいるのか判らない
だけど時々思い出して欲しいとは思ってる
僕はいつも君たちが大好きで大切で
それでもやっぱり声はかけづらいから
君たちは君たちの生活を持っているから

不器用で寂しがり屋で
塞ぎこみがちな僕の心を
少し解放してくれた君たちに凄く感謝しているよ
だけど今はとても寂しい
心に空洞が出来て凄く寒いんだ

君たちと過ごした日々は
けして詰らないものではなくて
僕にとって一生で一度あるかないかの大切な時間
君たちと一緒にいると安心出来て
素の自分に一瞬でも戻る事が出来たのに

今君たちはどこに居るだろう
僕の手の届かないどこにいるだろう
行動範囲は狭くて人付き合いが苦手で
それでも君たちといるのは楽で
たった一つの心の支えだったんだ

迷惑かけたくない
心配掛けたくない

だけど願ってしまう
僕の心が悲鳴をあげている事に
気が付いて欲しいと

だけど願ってしまう
僕の心が泣いている事に
気が付いて欲しいと

だけど言わない いえない
癒えない傷を抱えて何処までも進もう
君たちには幸せになって欲しいから
僕の心は伝えない

ありがとう
一生に一度の思い出をくれて
ありがとう
君たちは最高の友達だったよ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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