置いていかないで
伸ばした手は何も掴まず宙を握った
僕の中で一番大切なもの
そんなの今だって判らないけれど
君を失った時の悲しみなら
説明できるかもしれない
でも本当は失ったのではなくて
僕が君をただ見失っただけで
君は確かに存在していて
それでも僕の事を思い出す機会は
少なくなっただろうね
それぞれに生活があって
それぞれに忙しいのだと判ってはいるけれど
時折凄く不安になるよ
君たちの最期の友達が僕じゃない事に
いつまでも続きやすい位置にいないことに
僕は何を望んでいるのか判らない
だけど時々思い出して欲しいとは思ってる
僕はいつも君たちが大好きで大切で
それでもやっぱり声はかけづらいから
君たちは君たちの生活を持っているから
不器用で寂しがり屋で
塞ぎこみがちな僕の心を
少し解放してくれた君たちに凄く感謝しているよ
だけど今はとても寂しい
心に空洞が出来て凄く寒いんだ
君たちと過ごした日々は
けして詰らないものではなくて
僕にとって一生で一度あるかないかの大切な時間
君たちと一緒にいると安心出来て
素の自分に一瞬でも戻る事が出来たのに
今君たちはどこに居るだろう
僕の手の届かないどこにいるだろう
行動範囲は狭くて人付き合いが苦手で
それでも君たちといるのは楽で
たった一つの心の支えだったんだ
迷惑かけたくない
心配掛けたくない
だけど願ってしまう
僕の心が悲鳴をあげている事に
気が付いて欲しいと
だけど願ってしまう
僕の心が泣いている事に
気が付いて欲しいと
だけど言わない いえない
癒えない傷を抱えて何処までも進もう
君たちには幸せになって欲しいから
僕の心は伝えない
ありがとう
一生に一度の思い出をくれて
ありがとう
君たちは最高の友達だったよ
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