いつだって
表情を窺って
それでもやりきれなくなる
淋しそうな表情をさせたいわけじゃないのに
 
 
ベッド際
書きかけの殴り書きのイラスト
そこに添えた文字たちを見て
あなたは何を思っただろう
 
 
冷たくしないで優しくして
いつも我侭ばかりの自分
温かい確かな温もりが欲しい
愛されているって確証が
 
 
   泣かないでください できるなら
 
 
優しい声が聴きたいのに
私の言葉は出てこなかった
上辺だけの言葉すら出てこなかった
本を読んでも頭にすら入ってこない
 
 
空っぽで何もなくて
吸収しようと思えばできるはずなのに
それすらできないガラクタは
生きている事さえも投げ出したくなる
 
 
  できるなら見捨ててください
 
 
それで諦めがつくのなら
この見っとも無いまでも足掻いている小さな子どもに
最後の審判を受けさせて
そしてこの辛い現実から遠ざけて
 
 
オトナにはなれない
かといってコドモでもない
何の心配もせずに過ごすのは無理だよ
不安や絶望がこの先には数え切れないほどあるんだから
 
 
 
求めるのは最後の眠り
静かな眠りを永遠に
覚めることなき夢の世界
それは唯一の救いの場
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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