散文

2005年5月31日 ポエム
 
 
 
 
 
遠ざかっていく背中を
ただ呆然と見つめる事しかできず
その場に立ち尽くす
ねぇ 何が悪かったの?
 
 
悔しくて涙も出なかった
苦しくて全て出てきそうだった
唇を噛んで掌に血が滲んでも
それでも欲しかったのに
 
 
笑っていられる君を尊敬してた
と同時に比べて優越感を得ていた?
そんなの一番嫌う人種なのに
それなのにどうして 疑問符が付きまとう
 
 
ねぇ 何が欲しかったの 何がいけなかったの
 
 
問い掛ける言葉にもはや答える口はなく
ただそこには一秒も狂いのない時間が過ぎていくのみ
両手を広げて待っていて欲しかったのに
それすらもう叶わぬ夢なのだから
 
 
遠ざかる意識の中で
君を想像してみても
抱きとめる腕なんてなくて
ごつんと固い地面で頭を打った
 
 
奇麗事なんて言わないから君の温もりが欲しかった
優しい言葉なんて要らないからただ傍にいたかった
 
 
それすらもう 叶わないというのに
 
 
ギスギスと 鳴る胸の内 抱え込む
全ての悲しみ 全ての憎しみ
 
 
 
 
 
 
 

コメント

k

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索