2005年11月10日 ポエム
 
 
 
 
 
君の手は冷たかった

君の唇は青ざめてた

触った髪ははらりと落ちて

そっと瞼の上に落ちた

優しかった眼差しも

温かかったその鼓動も

全てが無に帰すこの瞬間を

なんと名付ければいいのだろう

美しく何の不安も苦渋も浮かべず

ただひたすらに穏やかに眠る君に

僕はなんと言えばいいのだろう

さよならはいわないよ

だからせめて君の手に

口付けることを許して
 
 
 
 
 
 
 

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