散文詩:追憶

2006年2月2日 ポエム
 
 
 
 
ねぇ覚えてますか
それが君にとって灰色の記憶でも
一緒に過ごした唯一の思い出だから
 
 
ねぇ聴こえますか
それが僕にとって色付いた記憶
唄いだすことは憚られるけれど
 
 
隣同士 手を繋いで眠ったあの夜
何時間も笑い合って寝ぼけてキスした
甘い蜂蜜のように混ざり合って
すぐ透明になって消え去った
 
 
合うたびにハグして 手を握って
悪戯を思いついたように笑って
あどけない笑顔を残して手を振って
そして隣に机を並べたね
 
 
5つ並んだ角砂糖
君だけ色がついていた
甘いキャラメルのフレーバーが
心地よくしたに絡みつく
 
 
思い出すのは簡単だけれど
修復するのは困難かな
だけどいつでも思い出して
甘い記憶に浸ることはできるから
 
 
ビターなチョコをかじるように
甘いだけではいられないけれど
ホットココアを飲むように
少し安堵できる記憶になれれば
 
 
 
 
ねぇ覚えてますか
君と一緒に居た大切な記憶

ねぇ聴こえますか
今も君を求めてやまない僕の声
 
 
++++++++++++++++++++++++++
 
 
懺悔@追憶
 

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