コントローラーを投げて
2008年4月1日 幻想水滸伝シリーズラプソを早々に放棄して
王子に会いに行きました。
久々の王子は(1年ぶり)
ひっじょーに可愛らしく
しかし妙に男っぽい。
脳内変換された王子は
かなり『可愛い』ので
1人ポリゴンに対して首を傾げ
あれぇ?と・・・・・・
普段ムービーではなく
会話ログを見慣れているので
王子の目のサイズが
ムービーだと少年よりも青年に近いのに
うーわー、となる。
2主よりも坊ちゃんよりも年上に見えるのは何で。
んで、結構まっすぐお話を進めていたので
ストームフィストとか陥落後
全然行ってない!!と思い立ち
ビッキーちゃんに飛ばしてもらいました。
ゴドウィン城や闘技場にて宝箱を回収。
そしてロザリンドの碑を初めて見ました。
あ、あった・・・・・・みたいな。
街の人の感想も色々と聞いて回りました。
街のひとは結構ショックなことも言ってくださいました。
「何でギゼル様と話し合わないんですか」
「ご義兄弟となられたのに」
「マルスカール様こそ」
あとは、そうだな。
よそよそしくなってしまった人々。
力を持ったからこそ、そちらについてしまった
王子に話しかけられて、とってもびくついてる人
・・・・・・そのひと話前半で話しかけたときは
確かゴドウィン派に言い寄ってた気がする。
でも、王子に対してこんな態度じゃなかった。
もっと自由だった。それをおもうと、どうも・・・・・・
「解放してくださってありがとう」
というひとたちも、別に被害にあってたわけじゃないし。
「正直、負けてくれてホッとしてます」
といったひとも、信じてたものに裏切られて
傷心だなぁ、と、改めて感じる。
権力に屈することも、顔色を見て発言することも
心からの言葉でないものは、悲しい。
「信じて!」と訴えかけてる人たち
何も知らなかったんだ、自分たちは始めからそう思ってなかった
そんな風に自分を取り繕おうとする人たち
王子を前にして、怯える人々。
ストームフィスト、ゴドウィンの地元。
そこの人たちは本当にマルスカール様やギゼルが好きだったんだ。
多分、まだ好きなんだと思う。
こうして街の人たちの話すことを聞いて回ると
すごく寂しい。
王子、という立場じゃなかったら
もし、ストームフィストに昔から住んでいた人間ならば
少しは本音を話してくれただろうか。
胸が痛くなる。
確かにここを攻めることは
ソルファレナを奪還するに当たって重要で
それでも、確かに、こうなんだろうなぁ・・・・・・
レルカーの人たちは
色んな意見がぶつかり合う場所で生活してたから
戸惑いはしても、納得した上で受け容れた。
あのときは、ザハークが撤退のために
火をつけたっていう事実があったし。
でも、ストームフィストはどうだろう。
それを考えると、すごくつらい。
彼らはゴドウィンの考えに心酔していて
徴兵を必要だと考えていて
戦争を知らない。
外から見れば、王子たちが攻めてきた。
他の場所で、起きたことは知らない。
自分たちの場所が大事。
それなのに、信じる人たちが追われて
街は落とされ
前に居た衛兵とは違う兵たちに監視され。
ねぇ、あなた達の未来はどうだったんだろう。
ぐるぐるぐるぐる
思考が巡る。
王子がしたことは、本当に正しかったのか。
自分が、見聞きしてきたのは
本当はただの一部の意見に過ぎたのではないのか
本当は
ゴドウィンも、バロウズも、王子たちも
国を想う気持ちは一緒だから。
だからこの話は、すごく、つらい。
何が正義で、何が悪なのか。
ザハークやアレニアが信じてきたもの。
カイルが好き。
ゲオルグさんが好き。
フェリド様が大好き。
だから、私もこちらを信用していたに過ぎないの。
信じて、心酔していた気持ちは、変わらない。
武力行使なんて、悲しすぎる。
誰かが虐げられているのなんて嫌。
だから、ゴドウィンは間違ってる・・・?
それでも、バロウズがあっているとは思えない。
このファレナという地が、国民が
みんなみんな笑顔で幸せになってほしい。
それでも、バロウズが失脚して
ゴドウィンが失脚して
それを信じていた人たちは
信じるものを失って
身内は、してきたことを悔やんで
王子に引け目を感じて
苦しいよ
みんなの気持ちが苦しいよ
罵倒してくれても構わない
そんな取り繕った笑顔を見せないで
事実を受け取る方向はいくらでもある
ザハークは、レルカーに残った兵を見捨てた
それでもそれは、あちらの被害を最小限にとどめるため。
それなら、あちら側としては誇るべきことなのかな。
戦争って言うものは、大なり小なり人を狂わせる。
自分の道を、信じる道を突き進むために
感情が、感覚が麻痺して
自分よりの意見しか取り入れなくなる。
投降してきた兵たちに
事情を聞いても
そもそも投降してきた兵たちは
ゴドウィンに疑問を持っている人たちで
ドラートだって、キルデリクの所業を見たわけだし
ストームフィストの闘技奴隷制度。
すごくショックを受けた。
止めて欲しいと思った。
その考えと同じ、フェリド様たちを慕った。
闘技場に居る貴族達が、すごく嫌だった。
はじめから、微妙にずれていた思想。
胡散臭くて、ロードレイクにしたことが許せなくて
ビーバーたちは助けた。
けど、レインウォールは、助けようとも思わなかった。
あそこに居るひとたちだって
同じファレナの民に違いは無いのに。
悩んで、悩んで、悩んで。
色んな立場の人たちを思いやって。
くるしい。かなしい。さみしい。
うん、次は、次はユーラム仲間にしよう。
全て、許そう。
誤解とはいえ、直接手を下したのは母上だから。
原因は、バロウズにあったけれど
罪自体を憎むなら、母上の所業を憎んでしまう。
許そう。
そうすれば、ルセリナに笑顔が戻るなら。
レインウォールで見せてくれたような
あのはにかんだ笑顔が見れるなら。
ぐるぐると思考の迷路に辿り着く。
これだから、幻水は奥が深いんだ。
コメント