左腕、手首。
ふと見つけたのは他の皮膚と明らかに色が違う一筋の線。
気がついたのは、何故なのか。
ただ単に、ふっと気がついただけ。
1回しかないのに、こんなに残るものなんだ。
と云うか、あったことすら忘れていた。
それほどにもその傷は、周りの皮膚と同化していたから。
血管と直角に引かれた線。
躊躇うことなく、まっすぐに。
他人が見ても気づかないほどに薄れたその部分は
自分自身が見たらしっかりと見えてしまう。
あぁ、そんなこともあったなぁ、と。
ふと他人事のように思い出すのは
今この頃よりもひどく落ちているせい。
ダメ、ダメなんだ。
言葉が枯れて行く。
負の感情だけが膨れ上がっていく。
ダメ、ダメなんだ。
どうやってもできないなんて
神様いるなら、あなたはなんて残酷なんですか。
コメント
どうか
あなたのところに行ってくださいと
祈ります。
祈ってくださってありがとうございます。
でも、来てはくれないんですよ・・・
妖精さんやら小人さんやらはいるんですけど(苦笑)