左腕、手首。
ふと見つけたのは他の皮膚と明らかに色が違う一筋の線。
気がついたのは、何故なのか。
ただ単に、ふっと気がついただけ。
 
 
1回しかないのに、こんなに残るものなんだ。
と云うか、あったことすら忘れていた。
それほどにもその傷は、周りの皮膚と同化していたから。
 
 
血管と直角に引かれた線。
躊躇うことなく、まっすぐに。
他人が見ても気づかないほどに薄れたその部分は
自分自身が見たらしっかりと見えてしまう。
 
 
 
あぁ、そんなこともあったなぁ、と。
ふと他人事のように思い出すのは
今この頃よりもひどく落ちているせい。
ダメ、ダメなんだ。
 
 
言葉が枯れて行く。
負の感情だけが膨れ上がっていく。
 
 
ダメ、ダメなんだ。
 
 
 
どうやってもできないなんて
神様いるなら、あなたはなんて残酷なんですか。
 
 
 
 
 
 

コメント

nophoto
たんぽぽ
2008年8月31日10:59

神様いるなら
どうか
あなたのところに行ってくださいと
祈ります。

k
稚維
2008年9月1日16:50

☆たんぽぽさん
祈ってくださってありがとうございます。
でも、来てはくれないんですよ・・・
妖精さんやら小人さんやらはいるんですけど(苦笑)
k

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