鏡あわせ

2008年9月5日 ポエム
 
 
 
瞳の中に映るもの 君の瞳が映すもの
それがみたくて 同じ世界にいたくて
ぎゅっと傍によって見るけれど
 
 
結局君と僕は違う存在で
結局君の瞳と僕の瞳は違うもので
 
 
結局君と同じ世界なんて見えなくて
 
 
 
きらきらと光るその宝石のような瞳が
何を映しているのか 何を見ているのか
何か僕が今見ている世界ではないものが
君の瞳には映っている気がして
 
 
 
きっちりと意思のこもった力強いその瞳を
逸らすことなくまっすぐに見つめ返す
そしてその瞳に映った輪郭を追う
 
 
その世界は君にはどう見えてるの
その未来は君にはどう見えてるの
 
 
その答え その意味 全部僕の瞳にあった
 
 
君の瞳に映るのは僕で
僕の瞳に移るのも君で
 
 
僕らは僕らの瞳を通して自分自身を見ている
 
それはまるで 互いに向き合わせた鏡のように
お互いを認知しあっている
 
 
僕は君を知っている
君は僕を知っている
僕は君を認めている
君は僕を認めてくれるかい?
 
 
問いかければ大きな瞳が一瞬驚いたように瞬き
そして細められた
 
 
あぁ それだけで充分だ
君のその笑顔さえ見られれば
 
 
 
 
 

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