酷く疲れているような気がする
そんな夜更け
空を見上げれば 瞬く星たち
手を伸ばせば届きそうなのに
それは叶わない
 
 
息が白くなる季節
ぶるっと身震いしてみるけれど
それで体温が上がるはずもなく
ポケットに両手を突っ込み
視線を地面に落とす
 
 
どれだけ願おうとも
僕が生きていけるのはこの地面で
どれだけ強く願おうとも
あの星のように空で過ごすことはできない
 
 
僕の足の下にはいつでも地面があって
地に足は着いてはいるけれど
ココロはふわふわどこ吹く風で
あの空を欲しがってばかりいる
 
 
どんなに手を伸ばそうとも
どんなに強く願おうとも
それは叶わないと知っているのに
求めてしまう僕は馬鹿なのだろうか
 
 
僕の大切なものたちも全て
この大気に溶けているというのに
僕だけ固体のまま
この場所に居るなんて
 
 
―――――――――喜びよりも虚しさが襲ってくるのはなぜ?
 
 
 
 
 
 

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