どこまで続くのだろう
この深い深い暗闇は
以前よりもいっそう闇が濃くなった気がするのは
自分自身が闇に染まって
闇を育ててきてしまったから?
黄昏時にやってくる
あのどうしようもない寂寥感と
暗闇の中やってくる
あのどうしようもない絶望感と
黎明時にやってくる
あのどうしようもない口惜しさが
またも一日無駄に酸素を消費して無駄に生命を飲み下して
延命を続けるこの生命のなんと卑怯なモノだろう
いっそう闇が濃くなるのを感じる
育ってしまった闇も育つ前は光だったはずなのに
みんながくれたひとつひとつの
思い出の欠片
心の痛み 心の傷
一瞬にして輝いていたはずの過去を
色を消し去ったのは誰だったか
今は暗い昏い暗闇に在る自分自身には
シニタイクンとかシナナキャさんとか
いっぱいいるけれど
イキタイサンが住んでるのは
ここよりもっと清浄で正常で光に溢れた場所だから
会えない
会いに行く気力すらない
イキタイサンにとってここは不浄の地だから
イキタイサンはここには降りてこられない
イキタイサンはここに辿りつく前に死滅してしまう
10年以上も前のことを
いまだに心の痛手として持っていて
そしてそれで心が病んでいるなんて
変なことでしょうか
私はただ、忘れることができないの。
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