みんなの年末

2011年12月26日 ネタ帳



「ミカちゃんミカちゃん」
「あ? なんだよ」
「ミカちゃんはどうしてミカちゃんなの?」
「俺が俺である理由なんて、ひとつで十分だ」
「?」
「お前を好きでいるため」
「えーっと、じゃあ好きな食べ物はー?」
「・・・・・・」
(気づけよ、おい)






「お休み。また来年」
「あ、もうそんな時間なんだ」
「うん、また来年のこの時期に」
「じゃあ、ゆっくりおやすみ」
「いつでも見守ってるから、無茶だけはしちゃダメだよ」
「うん、じゃあ、無理する」
「って、反省する気無いんだね」
「心配してくれるのは嬉しいよ、ありがとう。ジンブレ」
「じゃあね」
(嬉しそうに笑う君のことを護りたいと願った)





「小枝凪さん」
「はい?」
「今日お食事どうかしら」
「すみません、妹と約束してまして」
「妹さん?」
「ええ。毎年今日は一緒に過ごすんです」
「仲がよろしいのね」
「ええ、とってもかわいいですよ」
「じゃ、また今度」
「・・・・・・ふぅ」
「兄さん、僕約束なんてしてへんで?」
「悪い、でも他に断る理由が見つからなかったんだ」
「そんなん、奥さんと過ごすから、ていうたらええやんかー」
「・・・・・・」
(俺が既婚者だということを、みんな忘れてしまう)





「香さん!」
「坂下さん!」
「待ちに待ちましたね!」
「「やっとこの日がきた!」(ました!)」
(これで懐もほかほか、心もほかほか)





「ねー、アキラ」
「なに、暇なんだったら掃除手伝いなよ」
「うーん、なんで大掃除??」
「年末だから」
「感謝祭はやらなかったのに、掃除はするんだ」
「昨日は軍議で忙しかったでしょ。ここ終わったらレストランだから」
「ちぇーっ」
「早くしないと日が暮れちゃうよ」
(君を喜ばすために、ちょっと君を悲しませる僕は悪い奴?)






「フリックさんフリックさん」
「どうした?」
「見てください、雪です!」
「冷えると思ったら」
「綺麗ですねえ」
「・・・・・・そう、だな」
(空を見上げるお前の顔が、とても綺麗で)




「紘人さん!」
「おお、ただいま」
「わぁ、手が冷たい! 手袋してたんじゃなかったんですか??」
「ほれ」
「・・・・・・ゆきうさぎ?」
「玄関前で作ったから冷えたかな」
「かわいい。かわいい、かわいい・・・!」
「そんなに喜んでくれるとは光栄な」
「冷蔵庫? 冷凍庫??」
「そのままでいいんじゃないですか、お嬢さん」
「えー、すぐ溶けちゃいますよ??」
「雪が溶けたら、笑ってくれ」
(中に入った本当のプレゼント、受け取って欲しいから)







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こうやって書くと、それでなくとも多い脳内の主人公たちが
更に増殖して輝きを放つので、疲れるんですが
でもやっぱり定期的に思い出さないと
いざ書くときに戸惑うという。
既出じゃないキャラもちらほらいますが、ソコハソレ。






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k

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