きっと誰にも理解されないだろう
多分“わかるよ”といわれても
信じることなどできないだろう
気休めをいわないで
何がわかるっていうの?
矛盾している
分かってほしいと願いながら
分かるわけないと想っている
この気持ちはだれのもの?
この気持ちは“ぼく”のもの
手放したら楽になれるだろう
こんなどろどろした黒いモノ
それでも手放せたとしたら
その後に残った“ぼく”は“ぼく”なのだろうか
まとめて
なにひとつなくなっていいものなんかない
それが“ぼく”
哀しくてもつらくても
見たくなくても捨てたくても
それも
“ぼく”
貪欲に
貪欲に
もっと
もっと
何かを捨てなければ
何も得ることなどできないとしても
何かの代価にできるほど
簡単に切り離せるものじゃない
貪欲に
貪欲に
もっと
もっと
きっとあるはず
全てを抱えて強く
涙も汗も悲しみも苦しみも
それ以上の喜びに変えて
泣きたくなんかない
ただ
その涙も捨てられないだけ
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