耐えて絶えて耐え抜いて
忍んで忍んで忍びぬく
とかくこの世はつらいことだらけ
ほんの少し嬉しいことがあれば万々歳
そうだろうか
そうなのだろうか
みんなに都合よくいいことはなくて
みんなが都合よく倖せなんてことはなくて
それでもみんながみんなつらいと思う世界
みんながみんな忍ばねばならぬ世界
それは世界の在り方として“正しい”のか
生きていてこそのものだねだとか
生きていればそのうちいいことがあるだとか
お金のためには耐えねばならないとか
それは心を殺せってことですか
すぐに逃げるとか
すぐに投げ出すとか
我慢がなくて全てにおいて我儘だったり
すぐに諦めてしまったり
そんなレベルの話じゃないでしょ?
耐えることが美徳とされ
抗議することは抑え付けられ
和を乱すことは不道徳といわれ
忍ぶことを“善”とDNAに刻み込まれる
自分で考えて結果を残す
それをすると叩かれて
自分で考えず話を聴く
それをすると自分で考えろと叩かれて
自己を持てと言われ
主張をすれば叩かれて
和を尊べと言われ
迎合すれば己を持てと言われる
とかくこの世は矛盾だらけ
その矛盾の中で生きていくしかない
これが“正解”だと思っていることも
きっといつでも“正解”なんてことはありはしない
倖せって何ですか
倖せって何ですか
細く長く生きるよりも
心を殺さず自由に燃え尽きるように生きたい
貧しくとも
蓄えがなくとも
未来に憂うことなく
暖かい場所で眠り
温かい食事が食べられるなら
心を殺すことなく
心を壊されることなく
誰かの心を殺すことなく
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