ひっきりなしに飛び交う情報が
必要なものなのか不必要なものなのか
真実なのかガセなのかわからないまま
あっという間に過ぎ去ってしまっていく
ただ 心にあるもの
ただ 胸にあるもの
他の誰にいわれたわけでもなく
世の流れだからというわけではなく
ただ 好きだということ
だだ 想うと胸が苦しくなるほどに
空を見上げて溜息を吐いて
白くなる現象の意味を知っていても
きんと冷えた空気の中で
耳が千切れそうな痛みを訴えても
全ての音が消え失せて
全ての光が消え失せて
それでも
それでも
抱きしめていたいと願うもの
夕闇に沈む月のかけらが
護りなさいと語りかける
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