ネタ帳。

2003年10月7日 ネタ帳
 
 
「アキラ殿。」
 夜中、巡回の兵ももう既に休んだであろうが未だ眠りにつけずに居たアキラの部屋にコンコンと言う扉をノックする音が響いた。訪問者は扉の前で、まだ起きていらっしゃいますか、と問うとアキラの応えを待った。アキラは昼間の内は花梨とサザナミの2人に監視されてベッドから抜け出せずに居た。その2人が部屋に戻った今でもまだベッドに縛り付けられたように動けずに居るのはサザナミと花梨が帰る前に、安静にしてろと釘を刺して行った所為なのだろう。厚い扉の向こうに居る声の主をその声から確認すると、アキラはベッドから抜け出しそれの崩れを直し、窓辺にある椅子に移動してからゆっくりと応えた。
「あぁ、クラウスさんですか、良いですよ入ってきても。」
 眼下にある街の光も消え、あるのは月の光だけだった。それを見ながらアキラがそう応えると、扉が静かにゆっくりと開き、正軍師のクラウスがおずおずと部屋に入ってきた。
「もっと堂々としてらしたら良いのに。こんな夜更けに何用ですか?まさかこんな時間に見舞いって訳でもないでしょうし。」
「いえ、なかなか時間が取れませんで。昼間医局に行きましたらもう既に貴殿は部屋に戻られていると言うし。それにあの御2方が居ましたし。」
 呆れながら言ったその言葉に、正直に素直に応えるクラウスがこういっては何だが、少し可愛く思えたのかアキラは笑って見せた。尤もこの月の光だけの暗闇ではその笑顔がクラウスに見えたかどうかは疑問だが。クラウスを椅子へ座るように促し、自分は机にあるランプの光を灯しに移動し、再びクラウスの正面に戻ってそこにある椅子に腰を下ろす。そこに居たのは昼間のアキラではなかった。
「全く、私が何の為に男のフリをしていると思ってるんですか?クラウスさん。」
 座って一息ついた処でまだ俯いているクラウスに対し、呆れたようにアキラは外にある月を眺めながら言葉を発する。今アキラの目の前に居るのは戦場で見せたクラウスではなく、どこかまだ子供っぽさの残る青年だった。
「判っています。しかし、貴女があのような事になるとは考えていませんでしたので・・・。私の見込み違いでした。申し訳ありません・・・。」
クラウスは顔を上げ重たい口を開くと寂しそうにそう告げた。
「私はそこまで承知の上であの策を行ったのですから。身を滅ぼすのも助かるのも我が技量次第だと考えていましたよ。」
 冷たい、冷ややかな口調でアキラは言葉を続ける。
「自分が男だと偽っているのも、どんなに困難な策でも先陣切って私が行えるようにです。今まで順調だったじゃないですか。」
「確かにそうです。しかし、貴女を失ってしまってはこの軍の士気も落ちてしまいます。サザナミ殿だって悲しみます。それに私だって・・・。」
 言葉を濁すクラウスに対し、アキラはさっきとは違うにこやかな、和やかな声を発した。
「クラウスさん、大丈夫ですよ。貴方は立派な軍師です。それにサザナミも例え私が居なくなったとしても、それをバネにして越えて行けるだけの力がありますよ。何も心配する事はない。」
 しかし!と遮るクラウスの言葉を制し、アキラは冷静な声で言葉を続ける。
「まだ貴方は私の言っている事が理解っていないようだ。先の戦いを引きずらないで下さい、ましてや何年も前の戦争の事など。今あるのは正軍師としての貴殿と、軍師補佐としての僕です。立場を弁えて下さい。貴殿は僕よりも上なのです。僕は捨て駒になっても構いませんから。」
 そこにはまた静かに微笑んでいる元のアキラが戻っていた。クラウスは暫らく沈黙した後、椅子から腰を上げた。
「夜更けに失礼した。しかしアキラ殿、私は先の戦争の事を忘れられません。私の立場は貴殿より下です。」
 最初は威厳に満ちた正軍師の顔で、そして最後はまだ未熟なクラウスと言う青年の顔になり静かに笑うと、扉に歩を進め静かに開いた。アキラはまた窓の外の月を眺めていたが、クラウスがそこで立ち止まったままで居るのは気配で感じ取れた。
「貴女は恋愛など戦いには邪魔なだけだと仰いますが、私は前の眩しかった貴女が忘れられません。守るべき者があればそれだけ人は強くなれるのではないのですか?」
 クラウスは少し沈黙し、アキラの応えを待ったがアキラは何も言わなかった。暫らくしてクラウスは失礼しましたと扉を閉め、部屋から去っていった。机にあるランプを消しに移動し、また椅子に腰掛け窓の外を眺めると月明かりがアキラの頬を伝う雫を明るく照らした。それに気付いたアキラは自嘲気味に考えた。
(あれから何年も経っているのに未だに忘れられない。引きずっているのはこっちじゃないか。)
 アキラの嗚咽の音だけが夜更けの部屋の中に響いていた。
 
 
 
 

呟き

2003年10月3日 ポエム

  
何の意味があるのだろう
何の形がいるのだろう
ただここに君と言う存在があって
ただ同じ場所に僕と言う存在がある
 
特別な意味もない
そんな小さな言葉にも
どこか何かを求めてしまうのは
何の意味もない事なのだろう
 
君と言う存在を見つけなければ
この痛くも物悲しい思いを知らずにすんだだろうか
君と言う存在を知らなければ
苦しく胸の詰まる感情を知らないまま
のうのうと現実を生きていただろうか
 
答えは何処にもないけれども
あの日の君の姿は今でも鮮明に
僕の心に焼きついてはなれない
 
初めて人の死を間近に意識した日
 
 

*****

2003年9月29日 ポエム
====================
 
雨が跳ねる交差点
車のライトが道路を照らし
ずぶ濡れの僕は独りただ歩いてた
 
濡れたままの服は重く
僕の体を捕らえる鎖のよう
天から降り注ぐ雨は
恵みの雨なのか天罰の豪雨なのか
何が僕を苛むのだろうか
 
心の鎖は解ける事無く
体の鎖も身につけたまま
何処に行くのでもなく行く当ても無く
ただ1人歩きつづける僕がいる
 
見通しが悪くて視界が悪くて
今僕が歩いている道さえ何処なのかわからない
今来た道を振り返って見ても
雨の所為で見えなくなってた
 
天罰なのか恵みなのか
僕にはそれさえもわからないけれど
歩いてきた道もあやふやで
これから歩いていく道も見えないで
 
 
これほど不安に駆られる事って無いだろう?
 
 
それでも歩んで行かなきゃいけないのか
生きるという事を選んだ罪の償い?
全てを抱えて生きていく事を
苦痛も感じず生きる人間は居るのかな
 
 
何も感じない人間なんて居やしない
 
 
抱えてる物の大きさも種類も違うけど
人間は生きている以上それを忘れない
恐怖という名の苦しみと悲しみ
孤独への不安と恐れを
 
1人じゃ生きられない
弱い弱い生物の人間は
他人の中で独りぼっちなんだ
それでも生きていくのは
 
 
生まれてきた事への償い?
 
 
=====================
 
 

言ノ葉

2003年9月27日 ポエム
 
 
大気のように自然で
森のように優しく
小川のせせらぎの様に澄み切り
太陽のように暖かい
柔かく優しく包み込んでくれる
 
 
ありふれた詞
日常的な詞
他愛も無い会話
僕を責め立てる詞
別人に変える声(ウタ)
 
 
淋しくなって
どうしようもなく寂しくなって
君の温もりが欲しくて
君の優しさが欲しくて
求めてばかりじゃダメなのに
 
 
泣きたくても泣けない自分
責めたくても責められない自分
君を傷付けたくないから
自分を傷付けたくないから
閉ざした唇
 
 
君は笑い僕は笑う
心の内を出す事無く
悲しみに溢れたこの心を
外界に出す事は叶わず
閉ざされたままの心
 
 
清い紅い血が欲しいのかい?
じゃぁ僕のを持っていけばいい
それでも足りなきゃ
僕を解体すればいい
それでも足りなきゃ...?
 
 
どんな罵倒を浴びせられても
どんな脾肉を口にされても
他人が口にする分には関係無い
僕の唇は穢れない
穢れた口から穢れた詞が出てくるだけだ
 
 
邪まな想いが
身体中を蝕んだとしても
僕はそれを口にはしないだろう
君は清いままで居てくれよ
僕の体は蝕まれてるから
 
 
独りで歩く
他は誰も居ない
詞も聞こえない
僅かに聞こえるのは
鳥と季節外れの虫の囀り?
 
 
当り前のモノ 不安定なモノ
自己犠牲は自己満足?
心から優しい詞を掛けてるの?
御優しい天使様は
誰にでも平等なんだ?
 
 
命の重さは平等だと言うけれど
僕が死んでも何も変わらないよ?
極一部の人の生活が壊れ
そしていつしか存在すら忘れ去られる
そんなちっぽけな生物なんだ僕は
 
 
だから僕は何も望まない
望んでも叶わなかった時
悲しくて苦しい想いをするだけだ
何も期待せず何も望まない
落胆を少なくするにはそれしかない
 
 
優しくて暖かい言ノ葉を
僕自身は紡ぐ事は出来ないけれど
捻くれた思考回路じゃ出来ないけれど
これだけは望もう
君と君の周りに幸多からん事を
  
 
君がくれた言ノ葉だけは
真実だと信じても良いだろう?
 
 
さぁ、言ノ葉を紡ごう
絶望の淵にあるものを求め
 
 
さぁ、言ノ葉を紡ごう
優しく澄んだ大気のように
 
 
サァ、言ノ葉ヲ紡ゴウ
 
 
 

*****

2003年9月25日 ポエム
 
 
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
 
 
 
強がっても結局は
何も残る事など無い
我侭だと知っていながら
手を離すことなんて出来ない
 
どんなに残酷に裏切られようとも
どんなに残酷に傷付けられようとも
それは君が望んだ事じゃないって
それだけを頼りにこれまで来た
 
君は望んでない
僕がそう感じてるだけ
君は意図的にそうしたわけじゃない
それなのに傷付いてる僕が居る
 
僕にはそんな我侭な僕が許せなくて
君は楽しそうに笑うけれど
僕は心から笑う事なんて出来なくて
他人との距離は開くばかりで
 
大丈夫だと口で言って
大丈夫じゃないと心で泣いて
行って良いよと微笑んで
行かないでと届かない手を伸ばしてる
 
矛盾しすぎて
自分でも何が本当なのかわからない
知っているなら教えてくれよ
どうして僕がコレを抱えているのかを
 
心配されたいわけじゃない
過保護に守って欲しいわけじゃない
独りになるのが怖くて
ただ側に居て欲しくて
 
それでもそれはただの我侭で
君を束縛する権利は僕には無くて
君は君で自由であって欲しいのに
僕は君を束縛したいと願ってしまう
 
 
 
 

人で在る以上籠の中の鳥には成り得ないのに
 
 
 
 
 

今持ってる苦しみもいつかは消えるだろうか
今持ってる悲しみもいつかは癒えるだろうか
今持ってるさまざまな感情を
いつか僕は全て抱き抱えて受け入れる事が出来るだろうか
  
 
今がどんなに辛く悲しいものだとしても
それでもやっぱり
僕は生きていなくてはならないのだろうか
 
 
 
 
 
 
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
 
 
 

お荷物

2003年9月9日 ポエム
 
 
心の奥に重くて冷たい
しこりの様で石の様な
大きな塊がある

自分の中の小さな心の中で
大きな割合を占めるその塊は
心の動きを止めてしまう程重い

産まれた時は共存していた物が
何時の間にか鎖で縛り付けて押し込めて
こんなに大きなお荷物になってた

それは嫌いな感情
それは憎しみの感情
それは醜い感情

大好きな自分で在りたくて
好かれてもらえる自分で在りたくて
ずっとずっと隠しつづけてた感情

知らなければ良かった
知らなければこんな思いしなかった
そんな事思っても≪お荷物≫は消える事無く

過去は消えない
過去は消せない
それだけは真実だから

感じている感情
その瞬間一瞬が
全て真実を形作る

何も出来ない自分と引き換えに
どうかこの≪お荷物≫が消えてくれるように
そう願っても

何年も何年もかけて蓄積され
長年かけて固められたその感情は
何時溶け出して溢れ返るか判らない程の量で

氷のように冷たく
岩のように堅くて重い
それで居て脆い存在

何時それが溢れ出して
心を支配してしまうともわからない
爆発的に大きくなる感情

ねぇ、それでも僕に救いはあるのかな
誰か僕を赦してくれるのかな
誰か僕を愛してくれるのかな


それは人間にとって当り前の感情で
持っていても大丈夫なんだよ
不思議じゃないんだよ


誰かからこの言葉を聞けば
僕は救われるのかな
 
 


 
 
自分でもどうしようもないくらい
とてつもなく大きな負の感情が
朝に感じた幸福を
無かった事のように消し去っていく

幸せが大きければ大きい程
負の感情は爆発的にでかくなり
自分自身の身体も心も包み込む
周りは何時か見た 

何をしてみても無気力で
何をしてみても苦しくて
何をしてみても物悲しく
何をしてみても非生産的

何をしたいかさえ見失って
何ができるかさえも判らず
何かしようと焦るほど
決まって体は動かなくなる

血のような赤に
黒い文字の点滅
意味など求めず
在りのままに生きる

それさえお前は無理なのだと
誰かが笑う
自分自身は狂ったように
叫び喚き混乱する

矛盾ばかり抱えて
愛しさももてずに
苛々感と焦燥感
恐怖と絶望抱える

愛されたいと願っても
満たされないと感じている
愛したいと思っても
満たせないと感じている

自分で精一杯の奴が
他人の事を考える余裕など
所詮何処にも隙間は無く
やはり自分の事ばかり考える

誰かの側にいたい
誰かの温もりを感じていたい
そして誰かの支えになりたい
誰かを安心させてあげたい

でも『誰か』じゃダメなんだ
他の『誰か』じゃダメなんだ
他ならぬ『君』でなくちゃ
これは意味をなさない
 
何時か出逢うであろう
『君』でなくては
 
 

何でだろう?

2003年9月5日 ポエム
 
+++++++++++++++++
  
どこまでも貪欲になっている僕がいる
全てを投げ出してしまいたいとさえ思ったのに
全てに執着している僕がいる

捜しても見つからないのに
捜しつづけてしまう
自分を裏切らないでいてくれる誰かを

気付けば何処までも醜い人間だ
捜しているものも見つからず
ただただ求めているだけの人間

何故ココまで醜くなってしまったのだろう
他人から外から触れられる恐怖が
こんなにも不安を掻き立てているのに

全てを切り捨ててしまったら
得られないものが沢山在り過ぎて
結局何一つ捨てられないまま

信じていたいのに信じられずに
疑いの目ばかり向けて値踏みをする
どうしてココまで汚れてしまったのだろう

嘲りの目を向けられて
自分の価値を評価を下げられていようとも
僕が僕である事に変わりは無い筈なのに

不安で不安で不安で
足掻いて足掻いて足掻いて
悩んで悩んで悩んで

手に入れるものなど何も無いのに
この手に残るものなど何も無いのに
しがみ付いて離れようとしない僕がいる

離れていかないで
置いていかないで
ひとりにしないで

子供みたいに泣きじゃくる
誰も理解してくれなくても不思議じゃない
矛盾した感情がここにある

傷付きたくないから離れたい
安らぎたいから側にいたい
全ては自分の為の矛盾した感情

これ以上人の汚い所を見るのが嫌
それ以上に自分の醜さを知るのが嫌
それでも対峙しなければいけない時がいつか必ず来る

満たされない僕がいる
愛を充分受けただろう?
愛されていると実感しているだろう?

それでも満たされない僕がいる
焦って答えを捜し求めても
其の答えなどどこにも無い

君と違って臆病な僕
動いていると思っていた
でも立ち止まったままだった

鎖が足につけられているようで
一歩も前に進めていなかった
時間はあの時から止まったままで

僕は何一つ答えなど持ってはいない
外の時間だけが非情に過ぎゆく
 

+++++++++++++++++++
 

見失わないで

2003年9月1日 ポエム
 
+++++++++++++++++++++
 
 
別に気にしなくても良いじゃない
学歴とかあっても関係無いこの時代
所詮実力主義であり 良い学校を出ても
そのまま就職率に繋がるわけじゃない
寧ろ雇用率が下がってるから
不景気は長引くだろう

何が人を熱くさせる?
そんなのどうだって良い
自分自身が何に熱くなれるか分からないのに
他人の心配をしてる場合?
自分さえよけりゃそれで良いってのは違うけど
自分の事わからなくてどうやって他人を判るの?

苦しみの数だけ
流した涙
悲しみの数だけ
流した涙
悔しさの数だけ
流した涙

全部足したら一体どの位になるんだろう?


僕は強くない
他人が思うほど優しくも無い
ならば他人は僕が考えるほど強くないだろう
そういう結論に行き着くのは
やっぱり僕が弱いからなのだろうか
誰かが言った

『何でそうなったの?弱いから?』

苦しみの中で足掻けば足掻くほど
悲しみの渦に飲み込まれ
悔しさに心を支配されるだろう
自分を責めて責めて責めて責め立てて
出口は何処にも無くて
結局は他人に責任を見出すのか

誰かの所為にしたくない
それと同時に誰かの為にしたくない
僕がする事全ては僕の為に繋がっている
優しくするのは優しくされたいから
先に嫌いになるのは傷付かないため
結局皆『自分』が大事


だからこそ判るものがある
自分を思い遣るのと同時に
他人を思い遣りたいと思う心
それが偽りの感情だとしても
それはけして悪い事ではないから
やりたい様にすればいい

例え小さな親切大きなお世話と言われようが
自分がやりたいようにやればいい
それが自己満足のためであっても
それには一利は確かに在るのだから
優しい心を持つのは恥ずかしい事じゃない
例え其の裏に醜い心が隠されていようとも

鍍金で好きな色に塗り替えよう
同じ様に作られ同じ様に育てられ
同じ様な環境で同じ色に染められた
だったらこれからは自分自身を
自分の好きな色に塗り替えよう
自分自身の道を歩けばいい


例え自己満足だとしても
自分が嬉しくなる事は大切にして
自分自身を嫌わないで
 
 
自分自身を責めたって何も良い事ないよ
 
 
 
+++++++++++++++++++


 
 
********************
 
 
あるだろうか
僕の望んだものは
あるだろうか
僕が夢見たものは
あるだろうか
僕を必要とするものは
あるだろうか・・・

自問自答を繰り返しても
どうしても出てこない答えがある
何の為に生まれ 何の為に生きるのか
どうして僕と言う存在は
今ココに在って生きているのだろう
何故僕と言う存在は
今この時にココに在るのだろう

何かを成す為に生まれて来たと言うなれば
一体それはなんなのか
初めから運命は決まっているとでも言うのか
今やっている事に意味があると言うなれば
一体それはなんなのか
こうして悩む事も意味あることなのか

誰も教えてくれはしない
誰も答えてくれはしない

僕に魅力があると言うなれば
それはなんなのか
それは何のためなのか
僕に力があると言うなれば
それはなんなのか
それは何のためなのか

誰も教えてくれはしない
誰も答えてくれはしない

自分で自分を納得させるしか
今の状況を打破する事が出来ない
弱くて脆い自分
そんな自分が大嫌いで
変わろうとすればするほど苦しくて
結局変われない自分がまた嫌いになる

地に足がつかず
気持ちは宙に浮いたまま
何の経験も無いまま
時だけが無情に過ぎていく

不安で焦ってもがいて
それでも何も出来なくて
進めなくて怖くて
恐怖を追い出す事しか出来なくて
それでもソレはまだこびり付いて離れなくて

如何したら自由になれる?
如何したら楽になれる?
如何したらこの苦痛から解放される?

誰も教えてくれはしない
誰も答えてくれはしない


皆が指差す
ソレはお前の中にあるのだと
 
 
*********************
 
 

何が見える?

2003年8月26日 ポエム
 
 
そこから何が見える
何を見ようとしている
どんなに背伸びをしたって
どんな高い山を登ったって
君が望んだものは見えない

そこから何が見える
何を見ようとしている
どんなに目を細めたって
虫眼鏡を使ったって
君が望んだものは見えない

不確かで
触る事が不可能
見ることが不可能な
そんなものを君は
どうやって見るのか

一体君は何が欲しいんだ
一体君は何を望んでいるんだ
それが見えたとしても
何も変わらないはずなのに
どうしてそうまで一所懸命なんだ

どうしてそれを見つけるために
どうしてそこまで苦しんでるんだ
そんなに苦しいなら諦めれば良い
目で見ようとするから苦しいんだ
だから

感じた事を否定しないで
感じたままを信じれば良い
それだけが君の真実と成り得る
何がそんなに君を苦しめてるの
君は君、それ以外の何者でもない

君は誰かになんてなり得ない
誰かの代わりにもなりえない
君が望めば 僕はココに居る
君が望まなければ 僕は去るだろう
そんなに苦しまなくて良い

誰がどう思おうたって良いじゃないか
誰がどう感じようたって良いじゃないか
君は君、紛れもなく1人の人間なんだから
他の誰とも違う君という存在なんだから
ココに君という人は確かに存在するんだから

優しさも愛情も温もりも安堵の場所も
どれも目には見えないものだけれど
体全体で感じ取ればいい
それでその存在を信じればいい
君が感じたそれは偽りなんかじゃないから

そこから何が見える
何を見ようとしている
どんなに背伸びをしたって
どんな高い山を登ったって
君が望んだものは見えない

そこから何が見える
何を見ようとしている
どんなに目を細めたって
虫眼鏡を使ったって
君が望んだものは見えない

体全体で感じて
心全体で感じて
得るものなんだと思うよ
 

ソコカラ、何ガ見エル?

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
 
 
 
信じられるものは何なのか
信じていいものは何なのか
信じていれば真実なのか
信じるのは自分の責任
 
 
傷付いても誰の所為でもない
 
 
心の中で何かが壊れた
どうせこの世は泡沫
信じる方が馬鹿だと罵るのか
ざっくりと開いた傷口

誰の所為でもないこの痛み抱え

僕の真実を見つめ
僕の信じるものを見つめ
そして現実の真実を知る
僕の解釈は及ばない

僕の知らない世界をそこに見つける

何処に行けば君に会える
何処に行けば君と会える
何処にいけば君は居るの
何処で2人は出会ったの

僕は一体君の何を見てたのかな

僕の持ってる物は理想論?
それは僕が決める事だよ
それでも信じていたいもの
どんなに傷が深くなったって

でもこれだけは譲れないって思うんだ

2人出逢った頃に戻れれば
何かが変わるなんて事はない
僕らを構成してきたものだから
今まで在った全ての事は

たとえどんなに深くナイフを突き立てたとしても

過去が変わる事は無い
それだけは変わらない
自分を繕って見せた過去でも
今の自分を造った事に偽り無い

自分を落ち着け全てを受け入れよう

目を閉じれば見える君の笑顔が
僕を作ったことにも偽りは無い
君が居たから今の僕がある
君が居なかったら今の僕は居ない

たとえ小さな影響(モノ)でもそれは確実に真実となる

これまで多くのものを捨てて
多くのものを切り捨てて
いらないと思ってきたもの全て
今の僕を構成する真実

僕の気持ちが詰まったものだから

誰かが側に居てくれたって記憶(カコ)が
誰かが一緒に笑っていてくれたことが
たとえそれが偽りであったとしても
僕を構成する上での真実だから

もう一息ふんばって行こう

過去は壊れない
真実は曲げられない
もう起こってしまった事は
変える事はできない

未来(アシタ)を変えるために何をやるかが重要だ
 
 
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 
 
苛々苛々
イライライライラ
いらいらいらいら

全てが味気ないものに変わってゆく
全てが満足できないものに変わってゆく

イライラ
いらいら
苛々

息をするのもメンドクサイほどに
目を開けているのも酷く疲れる

いらいら
いらいらいら

無気力 何もする気になれなくて
頑張っているであろうあの人たちに
どうしても追いつけなくて

イライラ
イライライラ

矛盾ばかり背負って
一体何が残るのか
ここにあるのはただの自己満足?
誰も傷つけたくない 傷付きたくない
所詮は自分本位?

苛々
苛々苛

頑張ってる人たちに追いつきたくて
それでも言う事を聴いてくれないカラダとココロ
爆発してしまわないように
抑えるのに必死になるのに結局
外に出てしまう

いらいら
イライライラ

いっそのこと
忘れてしまえるのなら
この醜い感情を忘れてしまえるなら

イライラ
いらいらいら

隠せない 隠したくない?
どっちでもかまわない

でも一番イライラするのは

はっきりと掴めない自分のキモチ
 
 
==================
 
不安定で怖いです
何しだすかわかんなくて。
誇示したくない。

何でこんな所にいるんだろう・・・?

 
 
 
不安ばかりが募って
遣る瀬無さが残り
何もやる気が起きず
そのまま眠りにつきたいと
心底願ってしまう

とある友達に
『どうしてそんな風になるの?弱いから?』
と訊かれた事があった

その言葉はあまりにも率直で
何の曇りもなく
何の躊躇いもなく

自分にとってはあまりにも重過ぎる言葉で
なんと答えたか今でもわからない

多分

曖昧に返したんだろう


その子に自分の最近の状況を反映した詩を
一編メールで送ってみたことがある

その子曰く
『これって私の事?』

思い当たる節があるんですかい
自分は心の中で突っ込みいれながら
50%はフィクションなんだから深く考えないで
そう返事した。

彼女はいたく傷付いたそうだ
でもそれ以上に自分が傷付いている事を彼女は知らない

人の痛みなんて人それぞれだから
尺なんてないしメジャーもない
だから計れるわけないけれど

少しでも彼女にあの詩の中で
彼女自身に向けて書かれた詩だと
感じられる事があったとすれば
それは彼女自身が

自分を傷つけているって言う自覚があるってことだ

確かに彼女といるのは結構大変だったりする
話だって合わなかったりする
でも今までまともに話せたのは彼女だけだよ?

確かに彼女の短気さとか
人の気持ちや気分を考えずに言葉を発する事とか
色々嫌な事はある

それでも友達やってきた
少なくとも私は友達だと思ってた

それが...

結局は私の勘違いだったんだろうか
結局は私は彼女の何者でもないのだろうか


そう考えたら酷く不安になって
情緒不安定に陥って
今でも何かしてないと狂いそうで
自分の事を抑えるのに必死で
 
 
本当の友達なんていないのかもしれない

 
こんな事を考える自分は馬鹿だろうか?
でも本当にそう考えてしまうのだよ

止めてしまおうか

友達

傷付き傷つけられるだけなら
一緒にいないほうが良い
何も得るものがないのならその方が良い


あの返事のメールを送った後
彼女からメールがこなくなった
 
 
==================
 

始まりは小さなシグナル
それを取り逃すと
自体は悪の方向へ向かう

君は気付かなかった
そして僕も気付けなかった

だったら止めよう
所詮友達ゴッコナンダ

傷付くのも傷付けられるのも傷付けるのも
何もかももう嫌だから

止めよう
そんなに僕が嫌いなら
そんなに僕を信じられないんだったら
そんなに僕の気持ちを考えられないんだったら

止めよう
僕が君に多くを望みすぎているんだ
だから
君の負担になるのは嫌だから
止めよう

ゴメンネ
そしてありがとう
今まで友達やっててくれて

表向きの友達でも
居ないよりは良かったのかな


どうしてだろう
これは僕が切り出すべき事なのに
涙が溢れて止まらない・・・

止めよう
これ以上は
勝手かも知れないけれど

そう
僕は自分勝手なんだ
ただ自分が傷付きたくないだけ
君の事なんて微塵も考えてない

それなのに君にそれを望むのは
あまりに残酷な事だよね

だから止めよう
僕からピリオドを打つよ


――所詮友達ゴッコナンダ――


==================
 

 

本当に
怖いだけ
お願いだからかまわないで
お願いだから優しくしないで
1人にして

優しくされればされるほど
傷口は大きく開くから
そして裏切られた時の痛みも
今感じている物より大きな物になるでしょう

お願いだからかまわないで
お願いだから優しくしないで
傷付きたくないの
これ以上
悲しみに身を任せたくない

独りでいい
それでもかまわないから

お願いだから優しくしないで
これ以上傷口を広げないで
そこから血はどんどん流れて
苦しいのに悲しいのに

貴方は全然気付かないから

お願いだからかまわないで
お願いだから優しくしないで
もうこれ以上
傷付くのは怖いから

独りでいい
だから
これ以上
 
 ――優シクシナイデ――
 
 


===================

涙が溢れ出してたまらない
何かを叫びたくてたまらない
何か絶望的な感じが
体中を駆け巡って蝕む

溢れ出す感情
止められないまま
僕はただ泣いているだけ?

叫び出したくてたまらない
たまらなくなって叫びだした
もう止められない
気チガイじみたものかもしれないけれど
それでもかまわない

そうでもしないと自分が壊れそうだ
本当に恐ろしい事がハジマル
涙で顔がぐちゃぐちゃになっても
声がかれて出なくなろうとも

壊れてしまうのは嫌だ
溢れ出す悲しみに
憎しみに 苦しみに 淋しさに
そのまま身を預けてしまうのは嫌なんだ

だれか

誰でも良いから

僕をココから救ってください

もうこのままじゃ嫌なんです
耐えられないんです

お願いだから
だれか
僕だけを見ててください

  
==================
 
 
 
 
   
  

セピア色

2003年7月11日 ポエム
一緒に笑った日々
一緒に喧嘩に負けて悔しかった日
一緒に訓練した日
一緒に入隊志願した日
一緒に守るべき物を守るために戦った日

丘の上の大木の下に
僕らの秘密隠したね
これは二人だけの秘密だよって約束して
それなのに君はお姉さんに圧されちゃって
でも結局秘密は守ったよね

あの小高い丘の上から
眼下に広がる草叢を見たね
一緒に転げまわって遊び
一緒に訓練をした場所だ

君に声をかけてもらえたから
今の僕がある

君と、君の姉さんは
僕にとって絶対守り抜くべきもの
そして とても大切な人

あの事件の日
僕らの故郷を奪われた日
僕らに謂れの無い汚名がかせられた日
僕らは一緒に飛び降りた
隊長はどうせ逃がしてくれない
だったらいちかばちかやってみるしかない
僕はそう思ったんだ

でも君はあまり乗り気じゃなかった
それでもやっぱり君は一緒に来てくれた
『やめよう、いっしょに助かるんだ』
あの言葉、とても嬉しかった

君が傭兵に捕まったって聞いて
僕は居ても立っても居られなくなって
君の所へ駆けつけた

・・・でも結局
傭兵隊の皆の方が優しかったかもね

僕は力が欲しい
君も力を欲しがった

だから僕らは一緒に
特別な力を手にした

僕らはいつも一緒だった
昔の記憶は君にとって
もう色褪せてセピア色かもしれないけれど

僕にはまだ
色鮮やかに鮮明に思い出される

大切な君との思い出だよ

=================

虚ろのまま

2003年7月10日 ポエム
何が僕を支配する?
欲望なんてとうの昔に忘れた筈
どこかに忘れてきた

生への欲望も
未来への希望も
そして

君への信頼も

今の僕に何が信じられる?
君にあんな言葉を言われて
僕は一体何を信じれば良い?

裏切り
そんなものじゃない
君はそんな事してないと思ってるね

それでもあの言葉は
僕の心をまだ蝕みつづけている

期待した僕が馬鹿だった
初めから淡い期待なんて抱かなければ
こんなに傷付く事も無かった筈だ

そう
君が悪いんじゃない
期待した僕のせいだ
君に僕が理解できるはずが無い
それなのに僕は君にそれを期待した

そして君は

僕を理解しなかった

そうだ
僕が馬鹿だった
お互い個別の人間(イキモノ)なんだ
理解しあえる筈が無い

それでも僕は
君にせめて一歩でも近づこうと思って
君を理解しようと努力したつもりだ

でも君は
それすらしてくれなかったね

初めから僕の『気持ちはわからない』まま
君はまだその過ちに気付かないまま

それでもなお
僕と友達を続けているつもりかい?

僕と君は初めから相反するものだったから
僕と君は初めから理解しがたいものだったから

だから惹かれたんだろう

だけど今となってはもう・・・

僕が一方的に孤独感を感じて
君と一緒にいても安心感も得られず
それなのに僕の気持ちをひた隠しにしなきゃならない

だからね
もう

終わりにしよう

The endだ

僕と君との物語はココで終わり
君は君の道を進めば良い
この先その道は僕の道と交わる事は無いだろう

さぁ
僕はココからどうしようか・・・
虚無感と孤独を抱えたまま・・・

===================


気付くのが遅かったんじゃない
気付いていないフリをしていたいだけ

心の雨は降り止まず
辺りには泥が氾濫するだけ
何もない
あるのはただ悲しみだけ

とか何とか言いながら
苦しみと、自分に対する憎しみと
嫌悪感もちゃんと存在する

周りが悪いんじゃない
全て自分の責任だから

全てを投げ出して
何処かへ行きたいと願ってしまう自分は
何処までもずるくて
何処までも悲しい生き物だろうか

しかし

今の自分は生きているといえるのか?
体温はある 脈も振れる
妙に微熱気味で頭が重い
頭痛ばかりで働かない頭
今まさに何かを紡がんとする
キーボードを叩く指

でもそこからは何も生まれない
自分は何も産出す事ができない

はたからそんな事望まなければ良いのに
そんなものを望むから首をしめつづける

1人の人間はちっぽけだ
ちっぽけで温かくて柔かい

そう

自分だってその1人だった筈なのに
いつから独りになったのだろう
いつから自分を『孤独』だと
称するようになったのだろう

1人の人間にできる事なんてたかが知れてる
どんなに頑張ったって大それた事なんて
出来やしない

高めあえる人物がいたからこそ
踏み台にしてでも登って行きたい高みが在るからこそ
自分をサポートしてくれる人がいたからこそ

そんな事ができる

1人でどうやって何をする?


何か欠けてしまっている
心のどこか何かがない
虚無感ばかりつのって
ずっと泣いている自分がいる

この間は

この友達とはもう会えないかも知れないと思った

余りに違いすぎるが故に
彼女にはもう自分を理解する場所なんて無かった

そもそも間違いなのかもしれない

自分でも良くわからないこの現状を
他人に理解して欲しいと願うのは

結局

自分は何もせずに傷付いているだけ
悲劇のヒロインを演じているだけ?

そんな風に言われたくない
思われたくない

でも実際どうなんだろう
他者から自分はどう見える?
学校にも行かず
ただ家に閉じ篭ってばかりいる自分

ただの怠け者ですか?
ただのばか者ですか?

何であの子は学校に来ないんだろう?
それとも自分の存在なんて忘れてますか?


自分の力なんてちっぽけ。
自分には相手に影響を与える力なんて無い。

殆どの人にとって出会わなくても良い人物だし
殆どの人にとって記憶の隅に追いやるべき存在

誰から見たって明らかでしょう?

例え学校に行っていなくても
ちゃんと自分の力で立って生きている人
そっちの方が全然偉いんだって

生きる力を持っている人は凄い
自分で生計を立てれる人も凄い

例え今は自立していなくたって
将来が見えていなくたって

生きようと思える人は凄い
毎日を楽しめる人は凄い


気付けばもう
自分には失われた物ばかりだ


アト、何ガ残ッテイル?

――――――――――――――――――――

***

2003年2月20日 ポエム
泣き出しそうなくらい
澄み切った青空
汚れを知らない

動物は本能のまま
その生を、力の限り燃やしている
今あるものが自分の全て
今あるもので自分は満足?

雲ひとつない青空は
どこか空虚感があって
好きじゃない

それは自分とあまりに違いすぎるから
それは自分とは全く違うものだから

寂しいんだよ
本当は
苦しいんだよ
体全体で訴えてみる

でも 誰にも伝わらない
手を差し伸べて暮れる人はいる
笑顔を返してくれる人が居る
ちゃんと叱ってくれる人が居る

なのになんで
こんなにも自分は満ち足りていないのだろう
何が足りない?

屈託のないその瞳を見ると
何故だか自分が
とてつもなく汚い生物のように思えて
泣きたくなった

人は本能のままだけじゃ生きられない
あまりにも力をもちすぎた
世界を滅亡へと導く力だって

特定の人間がその方法を知ってしまった

人間は本能のまま生きてはいけない
生ぬるいお湯に浸かっていたい
厳しい現実と荒れ果てた大地だけは
見つめたくない・・・

雲が好き
真っ白な雲
大きな大きな入道雲
何の汚れも知らない真っ白な心

雲は様々にその表情を変える
でもちゃんと、元に戻れる
例え雨や雪になって地面に落ちても
また空に戻ってくる

だから、同じ場所に戻ってこれる
雲が好き

人間は、何かに気をつけなければ
とんでもない過ちを犯してしまう
それほど、危険な生き物

でも時としてとても優しい生き物
だから人間は不思議なんだね

++++++++++++++++

皆様こんにちは。海梨です。

今日は一日寝てました。頭痛が酷かったんで。

とりあえず昨日付けの日記に書いた通り
ネタばれ警報発令中ですので幻水3プレイ中の方は特にご注意ください。
これより先は幻水シリーズ通しての重要だと思われる事、もしくは伏線など、管理人の推測を踏まえてお送りしたいと思います(ヲィ)














改行完了。コレヨリ任務開始イタシマス。

取りあえずは幻水3から。
一応言っておきますがまだ4章までなので
まだ謎な部分が多いです。
今から私の言う事は鵜呑みになさらないでください

まず、クリスの父親のワイアット様のことですが
ジンバ兄ですよね?そしてゲドの「友」。
ゲドが友と呼んだ人物であることは1章
もしくは3章のワンさんとの会話
回想シーンから読み取れます。
「俺が友と呼んだ奴と別れた場所」
そこでの回想シーンでワイアット様登場。
しかし、ゲドが「友」呼んだのはジンバ兄。
つまりワイアット様=ジンバ兄の等式が成り立つ
そして炎の英雄との繋がりからして
ジンバ兄=真の水の紋章の所持者の等式も。

イクセでのジンバ兄の
「ワイアットの消息を知りたければ炎の英雄を追え」
あの言葉は、一体どういう意味を持つのでしょう
遠回しに自分が「父親」である事実を
クリスに伝えようとしていたのでしょうか。

しかし、まぁ、そんな話をしていると
母親の事が気になってきますね。
クリスの母親は一体どういう人だったのでしょう
クリスの風貌からしてゼクセン人だったんでしょう
何しろワイアット様はカラヤの血が濃いようで。

ってか本当にワイアット様はクリスの父親?
・・・謎です。

今度はホルテス7世の話なんですが
一体父親は誰なんでしょう。
あの方向音痴っぷりと札作りの技術からしてからして母親は2登場のラウラさんなんでしょうが。
父親は一体?
サナエ・Yは勿論の事フリード夫妻の娘さんでしょう

幻水3公式サイトでバナーが展示されているのですが
そこで見たフッチは・・・もうかっこいいとしか言い様が無い。
流石元美少年sなだけはあります。
しかし1から登場のキャラって
ひょっとしてフッチとジーンさんだけ?
(ビッキーちゃん、アップルちゃんもですね)
(ネタばれ中のネタばれユーバー&ルック)
(物語り当初では名前が明かされないお二人さん)
フッチ=1では生意気な少年
    2では礼儀正しく少し成長した模様
    3では?結構体格ががっしりしてきてますね
でもまだフリックさんの方がかっこいいです(をぃ)

ってか今は好き嫌いの話をしているのではありませんでしたι

ワタリの事なんですが、
ハイランド皇国(の女性)に関係しているらしいですね。
まさか・・・ジル様ではありませんよね??

もし!!彼がジル様の「今」を知る人物なら
どうしても訊いてみたいことがあるんです。

ジル様、あの時、妊娠していませんでした?

・・・すみません。
2のネタになるんですが、ジョウイとの間は?
一応夫婦ではあったので何があってもおかしくは無いのですが・・・
個人的に何もあって欲しくないのです。
政略結婚色が強い二人ですが、
ジョウイはジョウイなりにジル様を好きだったのはわかります。
幼い頃2主人公とキャロの町にある皇国の別荘の庭を覗いて
2主に「どう?可愛いだろう?」といっていたんで。
昔から惚れてたんだと思います。
(実際に回想シーンであります)
しかしあれが「犬」が可愛いといったのかどうかは不明。

あの時と言うのはジョウイがジル様たちを
国外(ハルモニア)へ逃がすときです。
「ジル・・・すまない」
「何故詫びるのです?私は全てを知った上で貴方の信じる道を信じてこれまで来たのです。それが貴方の選択なら・・・」みたいなこと言ってて。
ココでジル様も満更じゃないことがわかります。
と言うか、外伝の2人のダンスシーンは
凄く幸せそうで・・・。
2人は2人でいて幸せだったのかな、
なんて考えたりして。

あの時ジル様がジョウイの胸に飛び込んでから
画面がブラックアウト(暗転)したじゃないですか
外にピリカちゃん待たせてるし
バタバタしている時だったので
時間的にそんな余裕は無いと思うんですが・・・。
どうなんですか!コナミさん!

もし何かあったとしてもです。
子供はできていて欲しくないかも。
だってそんな事になったらジョウイは
2人の子供を捨てて旅に出たことになるんですよ!
(グッドエンディングの場合)
勿論2人の内1人はピリカちゃんです。
しかもジル様に押し付ける形で。

それじゃぁまるっきりジョウイが悪い人みたいで。
ジョウイはジョウイなりの苦しみがあったんだし

「その力があれば全てを守れると思った」
その力は人を傷つける為に使いたかったんじゃない
故郷を守りたかった。狂皇子ルカが許せなかった
愛する人を、守りたかった。

ジョウイ好きとして、彼には自由であって欲しいと思います。

が!!!!!!!
ピリカちゃんが可愛そうです!可哀想過ぎます!!
ピリカちゃんは連れて行っても良いんじゃない?
戦いの所為で両親が死んで
目の前で人が殺される恐怖を味わって
大好きなジョウイお兄ちゃんにやっと会えたのに
またお別れなんて、可哀想過ぎる。
それに・・・ピリカちゃん・・・
「パパみたいに抱っこして」
ホントにジョウイの事父親みたいに思ってたのに

+++++++++++++++++++++

なんか、全て上手くはいかない。
そこが、そんな現実的な所が
幻水の魅力でもあるんですが。
どうしようもない、やるせなさとか。

グレミオが死んじゃった時は大泣きしましたもん。
ゲーム中でも小説でも。人が死ぬのは突然すぎます
この世に絶対悪は無いんでしょうか。
はっきり白と黒に分かれないそんな不安定な
灰色の中で人は皆精一杯生きているのでしょうか

例えそれが自分の仇であっても
その人にだって家族がいる、
仲間がいる、愛する人がいる。
その人が死んだら、悲しむ人がいる。
何が正しくて何が正しくないかなんて
ホントは誰にも決められないんですよね。

色々、凄く深いところを、考えさせてくれる
幻水シリーズが、私は大好きです。

< 13 14 15 16 17 18 19 20

 
k

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索