散文

2005年5月31日 ポエム
 
 
 
 
 
遠ざかっていく背中を
ただ呆然と見つめる事しかできず
その場に立ち尽くす
ねぇ 何が悪かったの?
 
 
悔しくて涙も出なかった
苦しくて全て出てきそうだった
唇を噛んで掌に血が滲んでも
それでも欲しかったのに
 
 
笑っていられる君を尊敬してた
と同時に比べて優越感を得ていた?
そんなの一番嫌う人種なのに
それなのにどうして 疑問符が付きまとう
 
 
ねぇ 何が欲しかったの 何がいけなかったの
 
 
問い掛ける言葉にもはや答える口はなく
ただそこには一秒も狂いのない時間が過ぎていくのみ
両手を広げて待っていて欲しかったのに
それすらもう叶わぬ夢なのだから
 
 
遠ざかる意識の中で
君を想像してみても
抱きとめる腕なんてなくて
ごつんと固い地面で頭を打った
 
 
奇麗事なんて言わないから君の温もりが欲しかった
優しい言葉なんて要らないからただ傍にいたかった
 
 
それすらもう 叶わないというのに
 
 
ギスギスと 鳴る胸の内 抱え込む
全ての悲しみ 全ての憎しみ
 
 
 
 
 
 
 

散文

2005年5月21日 ポエム
 
 
 
 
ゆらゆら揺れる景色の向こう
毛並みの違う仔猫
ゆったりのんびり心がけ
それが全てが圧力
 
 
止まらないくしゃみ
目にうつる花
憎らしげに見つめ
何もならない
 
 
寝て寝て寝倒して
それでも身体は眠りを欲する
だるくて重くて動かない
瞼は開かない
 
 
酔った感覚
頭が世界がぐらんぐらん
競りあがってくるものを抑えて
胸を抑えるしかできない
 
 
苦しい
息苦しいのは
生き苦しいから?
胸が詰まるギュ―っとなって辛い
 
 
頭に何も何も何も
どうにもこうにも
何を書こうにも
働かない眠たい
 
 
つらいのは何故だろう
 
 
 
 
 
 
  
 
消えたい

散文

2005年5月12日 ポエム
 
 
 
 
 
 
泣かせたくなくて
気分を害させたくなくて
閉じた唇
 
 
 
なのにどうして
あなたは泣くの
私の言葉でいつも怒っていたのに
 
 
 
自立なんかじゃない
孤立だ
何も喋れなくなるのは
 
 
 
ゆらゆらゆれて
視界がぼやけて
それでも死は訪れない
 
 
 
くくった痕を確かめるように
鏡に首を映し込んで見るけれど
紅く残った痕以外何もない
 
 
 
何もしたくない
何も見えない
何もいえない
 
 
 
このまま終らせて
何も悔いなんて残らないから
頭が悲鳴をあげている
 
 
 
私はあなたが大好きで
これ以上傷付けたくないのです
だからお願いだから泣かないで
 
 
 
涙を見るのはつらいのです
どうして私の言動は
全てあなたを悲しませてしまうのでしょう
 
 
 
傷付けたくなくて
泣いてほしくなくて
閉じた唇
 
 
 
そうすればあなたはまた泣き出す
涙をこぼす
私はどうすれば笑ってもらえますか
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

5月10日の日記

2005年5月10日 ポエム
胸が詰まって息が苦しい
いっそこのまま呼吸が止まってしまえば良いのに
なんて危ない考えを持って
ただ虚しく空間を見つめる
 
 
危ない思考ばかりだよ
いつでも自分追いつめてる
それでもただ一つの真実は
やっぱりそこにはなくて
 
 
苦し紛れの言い訳
何故苦しいのかその本当の意味も知らず
詰りそうな息の根に
このままピリオドを打てといってしまいそうだ
 
 
大きく始り小さなピリオドで終る
そんな簡単な事ずっと知っていたのに
小さくて大きな生命という奇跡も
朽ちる時は呆気ない
 
 
誰にも迷惑掛けずに
片付けの簡単な方法は?
嗚呼何度頭の中で繰り返しただろう
それだけで充分危険人物だ
 
 
どこかに拘束して
廃人のようになって
何も生み出さない代わりに何も消費せず
誰の迷惑にも誰の言葉にも傷付かず
 
 
行きたくないやりたくないたくさんのこと
聴きたくない言いたくないたくさんの言葉
 
 
それが叶うのはいつだろう
自分が何も感じなくなるのはいつだろう
幸せは要らないから不幸を持ってこないで
全ては心が見せる幻ならば
 
 
 
重荷にはなりたくない
あなたの泣く姿は見たくない
自由に生きて欲しいから
 
 
私にはやりたいことなどないのだから
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつだって
表情を窺って
それでもやりきれなくなる
淋しそうな表情をさせたいわけじゃないのに
 
 
ベッド際
書きかけの殴り書きのイラスト
そこに添えた文字たちを見て
あなたは何を思っただろう
 
 
冷たくしないで優しくして
いつも我侭ばかりの自分
温かい確かな温もりが欲しい
愛されているって確証が
 
 
   泣かないでください できるなら
 
 
優しい声が聴きたいのに
私の言葉は出てこなかった
上辺だけの言葉すら出てこなかった
本を読んでも頭にすら入ってこない
 
 
空っぽで何もなくて
吸収しようと思えばできるはずなのに
それすらできないガラクタは
生きている事さえも投げ出したくなる
 
 
  できるなら見捨ててください
 
 
それで諦めがつくのなら
この見っとも無いまでも足掻いている小さな子どもに
最後の審判を受けさせて
そしてこの辛い現実から遠ざけて
 
 
オトナにはなれない
かといってコドモでもない
何の心配もせずに過ごすのは無理だよ
不安や絶望がこの先には数え切れないほどあるんだから
 
 
 
求めるのは最後の眠り
静かな眠りを永遠に
覚めることなき夢の世界
それは唯一の救いの場
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

駄文

2005年5月2日 ポエム
 
 
 
 
 
 
 
構って欲しいと
そう思うことは
罪ではない
 
 
ただ
構って欲しいと
無理強いをするのは
罪であろう
 
 
あなたの愛が欲しい
癒されたい 慰めて欲しい
ただ一緒にのんびりと過ごして欲しい
 
 
できるならぎゅっとして欲しい
 
 
 
ただそれだけなのに
不器用だね 人間は
言葉もでやしない
ただそこで膝を抱えるだけ
 
 
 
赤ん坊なら泣けばあやしに来てくれるだろうか
 
 
子どもならどうしたのと優しい声をかけてくれるだろうか
 
 
 
 
自分はもうそんな年齢じゃない
それでも切に願ってしまう
私はあなたの愛情が欲しいのです
満たされてはいないのです
 
 
 
心の中で叫んでも伝わらない事は多いから
あなたは私の目は良く訴えると言うけれど
私の目は心より曇っているから
望みの半分も伝わってはいやしない
 
 
 
淋しくて 悲しくて
独りぼっちにしないでと
ただ泣き叫ぶだけの子どもではなくて
物分りの良い子どもを演じて
 
 
 
反動が来る
悲しみが押し寄せてくる
不安と恐怖と淋しさが
波となって大波となって
 
 
 
抱えた膝も頭も泣くためにあるのではなくて
考えるために耐え抜くために
泣きそうな心を叱咤するために
迷惑にはなりたくなかったから
 
 
 
あなたには何よりも自由でいて欲しかったから
自分の事で煩わせてはいけない
わがままを言ってはいけない
あなたはあなたを生きるのだから
 
 
 
だから意味もなく駄々をこねている現在の自分は
ただ淋しくて構って欲しくて傍にいて欲しくて
大声で泣き叫んでいる現在の自分は
 
 
あなたにとってただの迷惑な存在でしかないのだから
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
不可解な存在でしかないのだから
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

散文

2005年4月9日 ポエム
 
 
 
 
 
きっと『これから』なんて見えなくて
きっと『現在』だから見えていて
 
 
 
 
 
 
この苦しさはどこから来るのだろう
ふとそう思った瞬間に闇へと落ちる
暗く深く息苦しく
何も見えなくてただ嘲りだけが聞こえる
自我は一体どこに行ったのか
それさえ見つけられないほどの暗闇
見つけることの叶わない光
 
 
 
 
 
ただ忙しくしているだけじゃダメ
何も考えられないほど忙しくないと
寝る前に思い出す
起きた途端に襲われる
夢の中でまで追い込まれる
 
 
 
涙が流せれば
声を大きく出して泣ければ
そんなのただの欲望でしかない
どこかにしこりが残ってしまう
切り替えが下手になる
忘れる事ができない
 
 
 
 
いま私はどこにいますか
見えているはずなのに見えなくて
足掻いてもがいて苦しくなって
心拍数は上昇し 頭はグラグラする
そんなのどうでも良いよと片付けられなくて
 
 
 
 
 
いま大切なものは何ですか
それすら見えなくて考えられなくて
早く仕事ができるようになりたい
早くお金を稼いで自立したい
そればかり考えてしまう
 
 
 
 
いまは勉強だと決めたはずなのに
 
 
 
 
見捨てないで下さい
見捨ててください
殺してください
助けてください
全て他人任せ
 
 
 
 
 
 
自分が今どうしたいのか
どうするべきなのか
どうしたらいいのか
どうしてそうしなきゃいけないのか
どうしてそう思うのか
どうしてどうしてどうして
 
 
 
疑問符が浮かぶだけ幸せなのだと思いたい
何の疑問も持たず毎日を暮らせるようになりたい
 
 
 
 
いま必要なのは
充実感?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
言葉は口に出せない
胸の焦燥感は何なのか
頭痛と吐き気ともやもやと
一緒になくしたいのに
 
 
 
 
何があっても
何が起こっても
 
 
 
嗚呼、何故運命とは無情なのか
あそこにいたのが自分だったなら
あの事件が起きたのがここだったなら
 
 
 
何もかもがマイナスにひきつけられる
全てはプラス 万事がプラス
でないとマイナスの私にひきつけられるはずがない
 
 
 
ああ、だからか
マイナスな事件は反発してしまうのか
それでも悲しくなる時はある
それは内なるマイナスの波動が強くなっているのか
 
 
 
この世にマイナスしか存在しなければ
何も生まれない 何も衝突しない
何も感じない 何も 何も...
それならどうする?
 
 
 
頑張ってみると約束した事も
全てが流されていき
胸の中は空洞だ 何もない
ただ感情がそこに散らばっている
 
 
 
明日の子達は
プラスが多いんだろうなぁ
大丈夫かなぁ
こんな大きな負の電磁波で
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

くるしい

2005年3月23日 ポエム
 
 
 
 
 
 
 
 
一歩踏み出せば
視界は開けるのかもしれない
そう思って恐々半歩踏み出せば
足場は他人の手によって
躊躇いもなく崩された
 
 
後もう半歩
そう思ってまた出してみるけれど
恐怖と絶望は尽きない
どうしてこんなにも脆いのだろう
 
 
後2日
それで返事が返ってこないのは
マナー違反であるし
何よりも怠慢だろう
 
 
速く早くと
心が叫ぶ
痛い 苦しい
 
 
 
 
誰を責めれば良いのか判らない
 
 
 
 
 
 
 
 
名も知らぬ人々
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
憂鬱な日々を脱ぎ捨てることができないまま
独り暗闇で彷徨っている
自己を見つめれば 自己が確立されれば
完全なる個性があったなら
それは変わっていただろうか
 
 
変えるだけの強さも持たず
変わるだけの勇気ももたず
ただ独りで脅えて膝を抱えるのは
それはあまりにも悲しい事でしょうか
 
 
他人から見れば何やってんの?状態でも
アホらしい事で悩んでいるように見えても
本人にとってはとても重要で
決断の時を今か今かと焦らされ
崖っぷちで暗闇で泥沼で何も見えなくて
息が苦しくなる事この上ない状態
 
 
それでもあなたが望むなら
そこから救い出す事はしません
救い出せる自信も何もないけれど
そこで戦うと決めたあなたは
きっと 否 必ず何かを得てくるはずだから
 
 
私の声は届きますか? この憂鬱で苦しい日々も
いつか笑ってまではいかなくとも自然に口に出す事ができたなら
それはきっと確実な一歩だから
 
 
 
私は今何も見えなくて
足掻く事しかできないけれど
あなたほど強くなくて何もできないコドモだけど
いつかきっとあなたと対等に話せるように
一歩前へと進んだあなたと笑い話ができるように
 
 
 
大切なあなただから
心から
 
 
 
ありがとう
 
 
 
 
休む場所はいつでもここに在るから
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この広い仮想空間で
 
あなたと私が出会う確率はどれだけだろう
 
現実という場所に拘りすぎて
 
夢見る事もできないまま
 
 
出会いが多くなったというけれど
 
それでもやっぱり分母が大きくなるだけ未知数で
 
“あなた”という存在と “私”という存在が
 
この世界で出会う確率はとてつもなく低かったのかもしれない
 
 
たまたま同じサイトで日記をつけてて
 
たまたまリンクをしあって
 
たまたま同じ様な精神状態にあって
 
たまたま似通った苦しみを抱えてた
 
 
でも 本当は・・・
 
 
それは『たまたま』なんかじゃなくて
 
それは『必然的に』そうなったのじゃないかって
 
時々思うよ
 
1人じゃないのだと教えてくれたから
 
現実よりもよりリアルに感じさせてくれるから
 
心の悲鳴が聞こえてくるから
 
 
 
 
 
私は低確率の中出会えたあなたに
 
一体何ができるでしょう
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
愛想笑いを振り撒いて どれだけ真面目に付き合ってきたの?
仲良さそうに見えた仲間も 全て上辺だけ
自分の事に精一杯で 気づけなかった現実
皆で仲良く それが理想だっただけなのに
 
 
悪口陰口聴きたくない言葉
話したくない話題 それの何が楽しいの?
過去の誰かに対して何か文句を言っても
何の解決にもならないのに
 
 
良いよ それが現実だったのなら
僕がそれを受け入れず見えていなかっただけなら
過去がどうだったとしても 現在は違うでしょ?
君は誰の悪口も言わなかったと胸を張って言える?
 
 
僕はただ泣いていただけ
嫌な事があってもずっと胸の内に溜め込んで
僕はただ泣き叫ぶだけ
言葉に出して吐き出す術すら持たなかった
 
 
軽い口で悪口を言える そんな風になれない
僕は言霊を信じるから どうしても憎悪を込めてしまう
目を塞いで 何も見ないで 見ようともしないで
過ごしてきた あの頃 そんなに嫌な記憶にしないで
 
 
僕の唯一の心の拠り所だったのに
いくら過去を美化する事を止めようと思っても
全てを否定する事はできないから
確かに僕はあそこにいて それなりに幸せだったのだから
 
 
お願いだからそんな事いわないで
思うだけで良いじゃない 1人で言ってれば良いじゃない
僕は僕だ 僕の記憶まで壊さないでくれ
優しかった僕の記憶を 壊さないで
 
 
好いて欲しくて笑ってた自分
嫌われたくなくて良い子になってた自分
それが全ていけない事だったというのなら
僕は現在に存在しない事になるのだから
 
 
過去を嘆いたって仕方ない
現在を生きるしか仕方がない
だからお願いだ 壊さないで
これ以上僕の精神を侵さないで
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

*****

2005年3月2日 ポエム
助けて。
またあの闇がきた。
あの果てのない暗闇が。
息が苦しい。
もう嫌だ。
嫌だ嫌だ。
お願いだから。
もう解放して。
気分転換しても
いくら気持ちを切り替えようとしても
他の事で紛らわそうとしても
 
 
乗り越えてるわけじゃない
 
 
忘れようとしてるだけ
 
 
 
だからこんなに
いとも簡単に
引き戻される
暗い暗い闇の中に
 
 
頭の中が身体が全てが
悲鳴をあげてる。

シニタイ

こんな苦しみもう嫌なのに
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
心も身体も壊れていく。

嗚呼、今更か。前から壊れていたんだっけ。

いつからなんて言えないけど極端に醜く歪んでいたんだよね。

知ってる。判ってる。

このままじゃいけないことなんて。判りきってる。

自分で作り上げたものを自分で破壊する。

その行為がどんなに苦痛を伴うか。

始めに聞いたでしょう。

何か気をつけることはないのか

前と同じで良いのかって。

それには何も答えなかったのに。

嗚呼、それも今更だ。

最初からロボットが欲しかったんですか。

入力するだけの感情のないロボット。

何も感じず何の文句も言わないロボット。

生憎、人間なのでね。感情があるのです。

そしてややこしい事に、人より脆い心なのです。

私が心を失くすときは砕かれた心の欠片

かき集めた中の最後のピースが粉々に砕かれ

生きる意義が消え去ったときでしょう。

必死に最後の欠片だけは護りました。

それでも、生きる意欲は失くなってしまいました。

所詮真似事でしかなくて

所詮他人の目の前を素通りするだけの

何の意味も持たないガラクタを作っていたのですね。

小さな小さな意地も拘りも

奮闘した成果さえ土足で踏みにじられて。

反論する言葉も持たず、ただただ脅えるだけの私を

どうやって制御すればよかったのでしょうか。

弱音を吐き出そうとしても声にはならない。

どうしようもない、行き場のない想いをどうする事もできない。

私の存在なんて要らない。

そう思ってしまうのは、仕方なくはありませんか。

最後のピースだけは自分自身が。

他人には、壊させやしません。

これ以上、傷付くのは嫌なのです。

吐きたい弱音も、何も言えずに口を噤むしかできない自分を

これ以上ないほどに。

 
 
 
 
 
 
心が寒いのは、何故でしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

痛み

2005年1月26日 ポエム
 
 
 
 
 
 
 
外傷だけが痛みじゃない
心傷だって痛みだ
 
 
 
 
 
外部から受けた心の傷は
本人の思いもよらない所で熱を持つ
 
 
 
他人の何気ない一言に
何故こんなにも傷付いている自分が居るのか
 
 
他人の何気ない一言に
何故こんなにも自分が傷付かねばならないのか
 
 
 
 
言葉を聞いた途端頭の中が真っ白になる
急に愛想笑いしか出来なくなる
思考回路が停止する
 
 
 
乾いた笑顔と
適当なごまかし
自分が傷付く必要性など無いのに
その言葉の真意を探る
 
 
 
 
疑心暗鬼
疑いすぎて 深読みしすぎて
心の中がザクザクと切り刻まれる
 
 
音を立てて崩れ去る
小さな希望のかけらは
さらに細かく砕かれて
何処に消えたのか見えなくなる
 
 
 
 
 
ごめんなさい
でも痛かったのです
 
 
ごめんなさい
優しい言葉ではないのです
 
 
ごめんなさい
それは誰かを傷つける言葉だから
 
 
ごめんなさい
素直に誉められているとは取れないのです
 
 
 
 
 
 
涙がやっと出てきたのは家に帰ってから
その人の前では泣けない 泣かない
一歩でも前に進む自信にはまだなりません
 
 
だって私が立てた目標は
『まとめ集まで遣り遂げる』こと
まだ、半分しか終わっていないのです
 
 
 
 
それなのに成果を問われたら
頭の思考回路が停止します
何も考えたくなくなります
 
 
 
私のゴールはそこじゃなくて
遣り遂げる事に重きをおいているのです
 
 
 
あの言葉で
ますます自信を無くしたといえば
あなたは傷付くでしょう
 
 
だから笑っています 精一杯出来うる限り
ツライなんていいません
それがあなたの素直さからくる残酷さならば
流さなければならないのだから
 
 
それもまた 一つの試練と考えなければ
 
 
 
 
 
 
嫌々やっているわけじゃない
生きる目的として役に立ってる
それが終わるまでは何があっても生きねばならないと
そんな ちっぽけな存在である私が生きる理由になってる
 
 
 
だから
これ以上追詰めないで下さい
何かを問う事をしないで下さい
それは小さな小さな願いです
 
 
 
 
何もいえないけれど
何もいえないけれど
何も癒えないけれど
何も癒えないけれど
 
 
 
 
ホンの少しでも生きる理由になっているのです
生きてて良いのだという理由になっているのです
それ以上の事を今望むのは
頭痛と吐き気と腹痛と目眩の種にしかならないのです
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

humanoid

2005年1月25日 ポエム
 
 
 
 
 
 
手を広げて
落ちてくるすべてのことを
受け止める事は出来ないけれど

腕を伸ばして
届く範囲のものしか
守る事は出来ないけれど
 
 
淋しさ 悲しみ
そればかりの人生じゃない筈だから
裏切られても 傷付けられても
傷つけて 裏切ったとしても
それはほんの一瞬の出来事の筈で
 
 
ここまで引きずる理由なんて何処にも無くて
ここまで気にする理由なんて何処にも無くて
 
 
大地を蹴って 外へ飛び出して
濡れた頬をあたたかい雫が伝う
伝わらない気持ちも
伝えられない言葉も
全て抱える強さを下さい
 
 
包み込める 優しさを下さい
全てを愛せる 慈しめる心を下さい
 
 
 
 
望んでばかりじゃ何も手に入らない事
そんなの判りきっている事なのに
自分じゃ得られないと決め付けて
そして背を向ける すべての事に
 
 
灰色の世界 白黒つけられない世界
それでも私は All or Nothing
 
 
 
光の中に居たかった
でも光の中に居れば居るほど
抱える闇が大きくなった
 
 
表裏一体 裏があれば表がある
表があれば裏がある
利があればリスクがある
 
 
光の中で手に入れたのは
図太さや無神経さではなく
 
 
光の中で手に入れたのは
壊れやすく脆い心
 
 
 
信じる事を忘れた人は
人の間に戻れない
だからhumanoidとして生きるのか
humanには戻れないのか
 
 
 
心を失くした人型を
誰が愛してくれるというのだろう
自分さえも愛せない人型を
誰が愛してくれるというのだろう
 
 
 
自分という存在すら 曖昧になる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

堕ちる

2005年1月25日 ポエム
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
堕ちる
 
 
 
 
朽ちる
 
 
 
 
枯渇した涙
 
 
 
 
出せない言葉
 
 
 
 
 
 
逃げたい訳じゃない
それなのに身体が反応している
胃が、腸が、頭が、全神経が。
 
 
 
 
 
 
堕ちる
 
 
 
 
朽ちる
 
 
 
 
 
 
充実感はあるのに
それなのに・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

届かない言葉

2004年12月25日 ポエム
 
 
 
 
 
 
他の誰よりも
僕の事を見ていて欲しかっただけなのに
一緒にいればいるほど
近付けば近付くほど
その想いは叶わない
 
 
君の心の中に僕を案ずる気持ちは
どれだけの負担を齎しているだろう
それなら僕のこと忘れて欲しい
そんな事言えなくて
 
 
だって寂しすぎるもの
本当は忘れて欲しくない
ずっとずっと僕だけを見てて欲しい
そう思ってた だけど
 
 
重たくないように
心の奥底を隠したまま
君が大好きだって言う
張り裂けんばかりの想いを抑えこんで
手に入れたのは孤独と言う名の寂しさ
 
 
初めから1人じゃ味わう事のなかった
感情の起伏をマイナスの方向へと導く
泣きたいけど薬の所為なのか泣けないよ
人間らしさまで欠けてきたのかな
良いよもう行っても
 
 
『大丈夫だから』
 
 
そんな偽りの言葉をもって
自分の犯した過ちを
君から貰ったたくさんのものを
君から奪ったたくさんの時間を
返せるとは思ってはいないけれど
 
 
君には君の生活があるのだと
理解してはいるけれど
 
 
君の隣に僕の居場所がない
その事が凄く 寂しいんだ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

散文詩

2004年12月22日 ポエム
 
 
 
 
 
置いていかないで
伸ばした手は何も掴まず宙を握った
僕の中で一番大切なもの
そんなの今だって判らないけれど
君を失った時の悲しみなら
説明できるかもしれない

でも本当は失ったのではなくて
僕が君をただ見失っただけで
君は確かに存在していて
それでも僕の事を思い出す機会は
少なくなっただろうね

それぞれに生活があって
それぞれに忙しいのだと判ってはいるけれど
時折凄く不安になるよ
君たちの最期の友達が僕じゃない事に
いつまでも続きやすい位置にいないことに

僕は何を望んでいるのか判らない
だけど時々思い出して欲しいとは思ってる
僕はいつも君たちが大好きで大切で
それでもやっぱり声はかけづらいから
君たちは君たちの生活を持っているから

不器用で寂しがり屋で
塞ぎこみがちな僕の心を
少し解放してくれた君たちに凄く感謝しているよ
だけど今はとても寂しい
心に空洞が出来て凄く寒いんだ

君たちと過ごした日々は
けして詰らないものではなくて
僕にとって一生で一度あるかないかの大切な時間
君たちと一緒にいると安心出来て
素の自分に一瞬でも戻る事が出来たのに

今君たちはどこに居るだろう
僕の手の届かないどこにいるだろう
行動範囲は狭くて人付き合いが苦手で
それでも君たちといるのは楽で
たった一つの心の支えだったんだ

迷惑かけたくない
心配掛けたくない

だけど願ってしまう
僕の心が悲鳴をあげている事に
気が付いて欲しいと

だけど願ってしまう
僕の心が泣いている事に
気が付いて欲しいと

だけど言わない いえない
癒えない傷を抱えて何処までも進もう
君たちには幸せになって欲しいから
僕の心は伝えない

ありがとう
一生に一度の思い出をくれて
ありがとう
君たちは最高の友達だったよ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ネタ帳補足

2004年12月22日 ネタ帳
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 目が覚めたのは、奇跡だったらしい。
 ここが何処なのかすら、目が覚めた時には判らなかった。
 体中ボロボロで、あちこち痛くて、泣きたくなった。
 怖かった。でも、生きてる。何でだ?
 覚えている感覚は、大地に寝ていたはずなのに、重力に逆らっていた。
 そしてゆっくりと、一定のリズムを保って揺れが来た。
 もう、目も開けていられなかった。
 
 
 
「目が覚めたか?」
 
 
「嗚呼、どうも悪い夢を見ていたみたいだ」
 
 
「・・・悪いな、お前に良い知らせを伝える事が出来なくて」
 
 
 
 そう言った同胞は、自分に刑を告げてくれた唯一の面会人だ。
 そして自分の最期を見届けるのも彼なのだろう。
 何故かそんな気がしていた。
 自分が何故生きているのかは知らない。だけど何となく判っていた。
 
 
 
 
 
 
『許さない国』
 
 
 
 
 
 
「どう言う事です!!あれは事故でしょう??」
 
 
「そうは言ってもな、現に人1人が命を落としているんだ」
 
 
「そうだ、彼を助けるために、な」
 
 
「しかも、致命傷となった傷は彼が馬から落とした所為だと言うじゃないか」
 
 
「あいつは必死で護ろうとしただけですよ?!」
 
 
「だが、その所為で人が死んだ」
 
 
「その罪は重かろう」
 
 
「・・・相手が勝手に落ちただけですよ?それでも罪に問うと仰られるのですか!」
 
 
「無論、相手が馬上から転落さえしなければ、彼の罪は無かっただろう」
 
 
「そうですな。何しろ致命傷となった傷を負ったのはその時ですから」
 
 
「しかし!!」
 
 
「あの男は彼が馬にしがみ付いた所為で落馬し、大怪我を負った。
 尚且つ負傷した彼を助けるために尽力した所為で大幅に体力を削ったのだ」
 
 
「彼を見捨てて自軍に帰っておれば、助かったかも知れぬのに、な」
 
 
「そんな『かも知れない』程度で彼を咎人にするのですか!」
 
 
「「・・・・・・・・・」」
 
 
「あの男が命を賭して助けた命を、
 そしてこの国でも治療に当たった者達の必死の想いは、
 あなた方には届かないのですか!!!」
 
 
「どちらにせよ、彼の罪は重い」
 
 
「相手が彼を許しておろうが、我国は許さぬ。人一人の命を奪ったのだからな」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「すみません、お母さん」
 
「やはり、そういう結果になったのですね」

「上は、こんなケース初めてだといって、二つに割れていたのですがね」

「あの子にはいつ?」

「今日、この帰りに。どうか気を落とさないでください」

「お心遣い有難う。でも、息子を失うと判って、気を落とさない母親はいないわ」

「では、失礼致します」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「君の刑が決まった。明日、裁判所へ出向くように、だってさ」
 
 
 正直、この事を言うのは気まずかった。
 それでも、それを察している筈の彼は、どこか、すっきりとした表情だった。
 
 
「ああ、何となく、そんな感じはしていた」
 
 
「何故、怒らないんだ?」
 
 
「多分、そうだろうな、とは思っていたから。覚悟は出来てるよ。
 ―――俺は、人を死に至らしめてしまったのだから」
 
 
 その言葉に胸が詰る。涙は見せてはならない。
 思考をかき混ぜて、深呼吸を繰り返す。嗚呼、何と無力な事か。
 
 
「俺は、頭の堅い頑固ジジィ達に腹が立ってたまらない。
 相手はお前を許していたのに、それは歴然としていたのに」
 
 
 色んな思いが、頭を混乱させる。ダメだ、もうここには・・・
 
 
「お前は自分を責めるなよ。全て覚悟していたから」
 
 
「・・・それじゃ」
 
 
「・・・なぁ!!」
 
 
 扉を開いて出て行こうとすれば呼び止められて。
 そっと後ろを振り返れば、どこか、少し迷いのある瞳がそこには在った。
 
 
「お前とは・・・あの男は・・・」
 
 
「俺が見届け人さ。皮肉なもんだな。その時に、時間が貰える」
 
 
 もう会えないのか、そう問い掛ける瞳に、安心しろと投げ返す。
 不本意だ。大事な友人をこんな形で失うなんて。
 許せない。何でこんな事になってしまったのか。
 ただ病室の扉を閉めて、その前で蹲る。
 
 
 
 見届ける時に、あいつには事実と真実を話してやろう。
 俺の気持ちの全てを教えてやろう。
 あいつはどんな表情をするだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
『ああ、そうだったのか・・・』
 
 
 
 
『でもまぁ、俺が死ぬ事に変わりは無いがな』
 
 
 
 
 
 
 
 
 そう言った友人の死を、俺は忘れない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
+++++++++++++++++++++++++++
 
 
 
会話ばかりですみません。
この間の補足みたいなものです。
この国は、変わっていくのかな。どうなんだろう。
設定も何も考えずに書いちゃった話なので
いまいち良く判っていません。(阿呆)
 
 
 
 
痛い話ですみません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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