どうして

2016年8月3日 ポエム


自分を好きになるってどうやるの
自分を信じるってどうやるの

僕は僕が嫌いだよ
頑張っても頑張っても
いつだって僕が大嫌いなんだ

ひとつ壁を乗り越えても
ひとつ困難に立ち向かっても

頑張ったら自分を好きになれるかな
好きだと思えるところができるかな

でもね
僕はいつまでたっても
僕を嫌いなままなんだ

いまの自分を好きになれない
ならなんのために頑張るの?


君も僕が嫌いでしょう?
だから僕に変われというのでしょう?

何度も何度も躓いて
何度も何度も頑張って
それでも君はまだ頑張れというでしょう?

こうやったらいい
ああやったらいい
いまの僕が嫌いだから
いまの僕を嫌いだから

変わればいいよ
頑張っていればいいよ
そうしていつだって君は
僕に変わることを強要する

いまの僕が嫌いだから
いまの僕を嫌いだから


僕は今の僕が嫌いで
君も今の僕が嫌いで
同じなんだ だから変われという

いつまで頑張ればいいの
いつになったら好きになれるの
いつまで いつまで

いつになったらもう十分だよって
歩みを止めていいよって

そのままで大好きだよって
僕は僕にいえるの

そのままで十分大好きだよって
君は僕にいってくれるの

ねえどうして僕は
どうして どうして

ねえどうして君は



誰のための

2016年7月5日 ポエム



頬を伝うものがなんなのか
認識するよりももっとはやく
喉が痛くなるほどに大きな声を
力の限り出し切って

欲しいものがなんなのか
それはよくわかっていないけれど
この場所じゃないことは
痛いほどにわかっているんだ

心が身体が拒絶をする
鼓膜が網膜が全てを遮断する
耳石が狂ったように暴れまわり
壊れた涙腺から止め処なく 止め処なく

抱きしめても 優しい言葉をかけても
いまはすべて無意味なんだ
出てくるはずの涙が声が いまはもう
泣き叫びたくとも涙が声が いまはもう

肩に力が入る期間が長すぎた
いま頑張ればいつかは楽になるって
そんな風に思っていたけれど
いつ楽になれるの? いつ いつ

凝り固まった筋肉から 頭が痛くなって
強く持続する緊張状態でお腹は痛くなって
まだ食べれてるって誤魔化してみるけれど
本当はもう わかっているのに

助けてもらった 支えてもらった
だから頑張らなくちゃって頑張って
闘わなくちゃ 勝ち取らなくちゃ
後に続く誰かのためにって

それでも それでも
自分の心が 自分の身体が
悲鳴を上げて 精一杯出してるSOS
無視し続けるのは 誤魔化し続けるのは 

ねえ いったい 誰のためなの

何もいえなかった子が 精一杯 
やっとの思いで口にしたタスケテを
また見ないフリをするの? まだいけるっていうの?
何度同じ過ちを繰り返すの?

また私は私を助けられないの?
どうしてまた私は私を殺さなくちゃならないの?

ねえ それはいったい 誰のためなの
ねえ いったい 誰のための







罵詈雑言

2016年6月25日 ポエム

ねえ怒らないでよ
あなたの怒りの感情は
僕を委縮させる

ねえ大声出さないでよ
あなたの快楽は
僕にとって恐怖だから


それでなにが解決するの
それでなにを求めているの
うまくいかないことを
辛抱強く考えもしないで

それでなにが解決するの
それでだれが倖せになるの
誰かを貶める発言は
そのまま自分に還ってくると知っているの


怖いよ 怖いよ
悪い言葉を聞く度に
怖いよ 怖いよ
自分もどこかでいわれているんじゃないかって

瞳を閉じてひと呼吸
笑いものにされて 話しのタネに馬鹿にされ
想像するだけで身が強張る
その声を聴くだけで吐き気がする





無色

2016年6月23日 ポエム


ぽつりぽつりと雨が降る
ぽつりぽつりと胸の中
お天気雨とは裏腹に
曇ったまんま太陽は久しく見ていない


首と肩の力が抜けずに
またひとつ大きくため息をついて
大きく息を吸い込めるように
酸素が行き渡るように


誇れるものが何もなくて
得意かと訊かれても首を傾げて
自信のないものばかり褒められて
自分の価値を見失う


好きなものにはいつまで経っても自信がないし
得意なことでも上には上がいるって知ってるから自尊心は上がらない
自信ってどうやってもつんですか
自身ってどうやってもつんですか


褒められても 貶されても
自分の所在がわからない
ここにいていいという絶対的な安心感
どこにあるんだろう


私の存在はここにありますか
僕の存在はどこにありますか


何のために どうして
ここに在るのですか
本当にここに在るのですか
その証明はどこに在りますか


ふわふわと属していない
ふらふらといつでも夢見心地
薄い膜が隔てる 現と中

何処にも属していない不安が
誰にも認められるはずがないという不安が


ここにいてはダメだと騒ぎ立て
どうしようもなくあちらの世界を





可能性の翼

2016年6月2日 ポエム



僕は知っているよ
君が諦めていないこと
僕は知っているよ
君が勇気ある人だってこと

つらくて怖くて泣きたくて
哀しくて不安で寂しくて
震えながらも前に進もうとしている
思っているだけでも進んでるんだよ

僕は知っているよ
ずっとずっと見てきたから
僕は知っているよ
君が笑える未来があるってこと

君がどんなに自分を嫌いでも
君がどんなに自分に愛想つかしても
僕は知っているよ
君がどんなにすばらしいか

可能性の翼はまだ折れていない
君が信じられなくても僕は知っている








ねえ教えて
誰を信じればいいの
ねえ答えて
何を信じればいいの


信じて頼って守って
それも覆される言の葉を
信じて意味づけて貫いて
いっていないといわれる哀しさを

憤りを 所在のなさを 虚しさを


ねえ教えて
誰を信じればいいの
ねえ答えて
何を信じればいいの


嘘吐き できない約束なら口にしないで
守ろうとする姿勢もないくせに
口から出まかせ 重ねられる偽り


ねえ教えて
誰を信じればいいの
ねえ答えて
あなたの何を信じればいいの


そんな嘘つきの集団




意味

2016年3月29日 ポエム


柔らかな陽射しの中を
のんびりゆったりと歩いて行こう
木漏れ日が揺れる坂道を
走り出さないようにブレーキかけながら

春の匂いのする風が
頬を撫でて前髪を揺らす
口笛で奏でたメロディーが
音符になって色鮮やかに踊りだす

生命の歓びを謳歌した
この小さな虫さえも知っている
生きていく術を 生きる意味を
どうして手探り闇の中

多種多様で便利なようで
何も得られない不便な世界
本当の倖せはそこにあると
諦めるにはまだはやい

ただありのままに息をして
飾らずに 偽らずに
まっすぐこの先をみつめて

怖がるのだって僕なんだ
泣き叫ぶのだって君なんだ

当り前の日常が 在ることが特別だと
頭でっかちな知識では 本当の倖せなんてやってこない

足掻いてもがいてそして手に入れる
泥だらけで傷だらけでも
自分で勝ち取った倖せはそこにある
与えられたものよりもずっとずっと

もっともっと世界を楽しんでいい
もっともっと生を楽しんでいい
小さく纏まるにはまだ早い
己の手で答えを掴め

ひとには意味のないことも
君なら意味を見出せるだろう





経済活動

2016年2月22日 ポエム


一生懸命
やることはダメなのですか
一生懸命
頑張っちゃだめなのですか

そんなんじゃ続かんよ
そんなんじゃダメになるよ
ゆっくりいかんといけんよ
セーブせな

要らない 要らない
僕にはブレーキ要らない

特に長生きしたいわけじゃない
特にずるしていきたいわけじゃない
護るものなんてない
あるとすればこの精神のみ

一生懸命 力いっぱい
それで力尽きるなら仕方ない
最期の時に
精一杯頑張ったって
そうやって微笑むことができるなら
それで充分だから

お願いだから否定しないで
お願いだからお願いだから

遊びも仕事もめいいっぱい
楽しいと思えることをたくさんしたい
そのためには頑張ってお仕事しなくちゃ

だから だから だから
楽しめるほどの給金が欲しい
消費することは経済活動だ
働くことだけじゃない

経済を回す
そのために働いている
楽しいことをめいいっぱいして
大好きだって叫ぶために


そのために僕は
力いっぱい働きたい

楽しいものに対して
好きなものに対して
胸を張って生きられるように



いい加減な人間にはなりたくない



歯車

2016年2月10日 ポエム


ガタゴトガタゴト
カチコチカチコチ
廻る歯車

カタコトカタコト
コチコチカチカチ
噛みあう歯車

正確に 緻密に
廻り続ける歯車

歪で個を主張し
どこかずれたまま
どこか合わないまま
廻り続ける社会の歯車

上手く噛みあわず
互いの凹凸を無視して
無理矢理型にはめ込もうとする
生きるためにと無茶をする

純情で 真直ぐで
噛みあわない歯車

メンテナンスが必要だ
この場所に合わない歯車は
無理にこの場所にいる必要はない

メンテナンスが必要だ
この歯車にだって
合う場所はどこかにあるはずだ

見渡して 見廻して
カチッと合う音がする
周囲の凹凸 自分の凹凸
上手く噛みあって廻る場所

削って 鉋して 研いで
いつかつるつるになってしまったら
周囲の凹凸から外れてしまう
周囲の凹凸と噛みあわない

廻らなくなる 社会の歯車
ひとつでも欠けると 動かない
それなのに
ああ それなのに

代わりはいるよと斬り捨てて
代わりはいるよと脅かして
凸も凹も無くなるように
無茶な削り方をする

メンテナンスが必要です
メンテナンスが必要です
ひとつひとつの歯車が
適材適所に置かれていますか

メンテナンスが必要です
メンテナンスが必要です
エラー音は今日もまた
けたたましく鳴り続ける







瓦解する音

2016年1月30日 ポエム



信じようとして おかしいなと思っても信じようとして
大丈夫だよって 世界はそんなに酷くないよって
信じようとして 違和感も気付かないフリをして

あぁ ダメだ
やっぱり ダメだ

何を考えているんだろうか
視えていたのに 知っていたのに
気づかないフリをして 誤魔化して

突きつけられたものは 心臓に届いているのに
勝手に信じて 勝手に裏切られて

馬鹿なんだろうか 馬鹿なんだろう
相手は所詮 こちらを人間とは認識していない

それは人権侵害ではないですか
支え合える社会を目指してはいないのですか
そんなことではいつか遅かれ早かれ壊れてしまうだろう

自分さえよければいい そんな考えでは



勇者の剣

2016年1月12日 ポエム



混沌(カオス)に揺蕩い
目覚める時を待つ
光の誕生に世界が喜ぶ
天と地が 水と空気が震え
すべてが意味を成す

笑い泣き 叫び唄い
己を忘れるほどに心動かされ
喜び哀しみ 怒り楽しみ
存在を生を確かめている

憎しみは憎しみを産み
喜びさえも憎しみを産む
妬み 恨み 羨み 嫉み
それだけ他者を意識して

他者の存在を認めて
他者を高く評価していて
自己の存在は曖昧に
自己を低く評価していて

可哀そうだな
可哀そうだ

哀れみの気持ちは蔑みではなく
同じ生き物として心が痛む

可哀そうだな
可哀そうだ

他者を叩くことでしか
自分を護ることができないだなんて

あぁ 本当に 可哀そうだ

混沌の内から生まれし魂が
いま拍動を続ける
他者を労わり慰める者が
光を抱いて眠っている

混沌を打ち破りし者よ
いまこそ光の剣もてこの世界を切り拓け
他者を貶めることしか知らぬ者に
嫌というほど慈しみの心で接せよ

暴力は要らぬ 暴言も要らぬ
その剣は 鍵となりて 毛布となりて
暖かく軟らかく包み込む
邪気に誘われることなきよう護るだろう

憐れんで欲しくないのなら 倖せになってみろ
これ以上ないくらいに 倖せになってみろ
何もできないと膝を抱える前に
一歩だけでも外を 世界に出てみろ

真の勇者は己であると 証明して見せよ




好きなこと

2015年12月27日 ポエム


何が良いのか悪いのか それは理解できないまま
好きだという気持ちだけで 突き進んできた

そろそろ限界かな そろそろ苦しいかな

誰かのためではなく 自分のために
それでも虚しさは突然襲ってくるもので

誰かの琴線に触れるものが
誰かの琴線に触れないものもある

誰かが深く心動かされるものも
誰かにとってはどうでもいいことなのだろう

それはそのひとの価値観で
それはそのひとの人生で

関係ないのだと知ってはいても

良いとされるものの価値がわからず
真似だけでは生きていけない

本物を 自分だけの真実を
楽しい 嬉しい そんな気持ちが


自分がやらなくてもいいじゃないか
自分がこんなにもつらくならなくても


それでも
それでもね


やっぱり好きなんだもの仕方ないじゃないか

誰に認められなくても
誰に気づいてもらえなくても

言葉を紡ぐことは
やめたくないんだ






誰も

2015年11月9日 ポエム
理解してくれない

嘘を吐くのはいいことなのか
嘘がバレそうなときに誤魔化すのはいいことなのか
約束を破って平気でいることはいいことなのか

2つまでは赦そう
見逃そう
3つ溜まったら爆発する

そういう約束だったのに

規定通りに怒っている
それを許容する約束になっている
許容しないのは約束破り

そういう約束になっているのに
それを破るとはどういう料簡だ

誰も味方がいない
約束したのに
約束破る
やっぱり証書でも書いてもらうべきだった

それでいいといったのはあなたなのに
どうして
どうして

こんな世界に生きる価値はない
破壊衝動を
精一杯の力で抑え込む

ならばせめて せめて
僕を殺してください

もう疲れました




苦しさは

2015年11月2日 ポエム


引きずられていく
自分を護るための必死な言葉が
誰かの希望になるのなら

自分に向けた言の葉が
誰かの心の糸に触れたなら

それはそれでいいのかもしれない



2015年10月13日 ポエム



波が揺れる
ざぶんざんざかざぶーん
波が躍る
ざぶんざんざかざぶーん

心が揺れる
ざぶんざんざかざぶーん
心が暴れる
さぶんざんざかざぶーん


やさしくしたい
まえをむきたい
そうねがえばねがうほど

よくなりたい
もっとじょうずになりたい
そうねがえばねがうほど

下手な生きかたしかできないよ
上手な生きかたしてみたいよ

目標を決めて
なりたい姿を追い求めて
がんばって

頑張っている自分は嫌いじゃない
頑張れない自分が嫌いなだけ

弱音を吐いたら切れそうで
壊れてしまいそうで

怖くて怖くて

涙を零せば
溺れてしまいそうで

怖くて こわくて

強くなりたい
この弱ささえも受け止められるつよさが

何をいわれようとまっすぐ
背筋を伸ばしていられるつよさが

波が揺れる
ざぶんざんざかざぶーん
波が躍る
ざぶんざんざかざぶーん

心が揺れる
ざぶんざんざかざぶーん
心が暴れる
さぶんざんざかざぶーん

その波間で
溺れてしまう









たすけてと
こえをからして
ないてみた
しんじていたものを
うらぎられたひも


しんじたいと
ねがってみても
おじけづく
ふしんはいっしゅん
じかんがひつよう


うそつきと
きめつけたのは
きみだった
だからきみを
うそつきときめた


くりかえし
おもいだしたくも
ないものに
さいなまれつづける
いたみをしって


くやしいよ
あいてはとっくに
わすれても
こうしてきょうも
フラッシュバック


あまえかたをしらないのは
しんじてうらぎられるのが
こわいから


強くなれ

2015年10月7日 ポエム



きらいだと
こえをおおきくしても
なにも
かいけつなんて
しない

こえを
あげれば
なにかが
かわる

それは
げんそう

ちからなきものは
ことしてそんちょうされない

なにかをなすには
ちからが
ひつようだ



見失ったもの

2015年10月7日 ポエム
どこへ
いったのか

なきごえが
とおく
あのはてで
くりかえし

どこへ
いくのか

たちどまる
ことさえ
ゆるされずに

なにを
もとめ
なにを
めざし

そのはてに
なにを
えるのか





赦せないのは

2015年10月6日 ポエム



自分の中のこの持て余した感情を
認めたくないのは誰なのか
赦せないのは誰なのか

それを知っているからこそ

他の誰かに赦して欲しい
自分じゃもう 身動きが取れないから

アドバイスは
その感情を否定すること

アドバイスは
その感情を撃退すること

それは
いまのこの気持ちを赦さないこと

それは
いまのこの瞬間の僕を否定すること

そのことに気付いて
そのことにきづいて

そのままでいいと 赦して欲しい
こんな感情も 持っていていいのだと
みとめてほしいんだ







さくらが
さいた

だれかが
いった

さくらが
さいた

みんなが
いった

さくら
さき
えがお
さき

さくらが
さいた

だれかが
わらう

さくらが
さいた

だれかが
わらった

ああ
ああ

わらえ
うたえ
おどれ

きもちのよい
かんじょうのれんさ


ああ
ああ

わらえ
うたえ
おどれ

だれかが
だれかと
わらいあい
ささえあい

それだけが
それだけがあれば


ああ
ああ





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