醒めない夢

2009年1月3日 ポエム
 
 
 
醒めることのない夢
それは今起きている現実
夢なら早く醒めてくれ と
自分自身に訴える
 
 
それでも醒めてはくれない夢
 
 
何もかもが現実から遠すぎて
何もかもが感覚的に遠すぎて
 
 
これが現実なのだと突きつけられてもその実感すら沸かない
 
 
醒めることのない夢
醒めてくれない夢
 
 
未だ眠り続ける大事な人を想って
そっと目を閉じる
 
大丈夫だよね?
そう問いかけても答えてくれる人は誰も居ない
誰も自分すらも答えられない疑問符
 
 
ねぇあなたは幸せですか
あなたは幸せを感じられますか
 
 

僕を大事にしてくれたあなたに
僕は一体何ができるだろう
 
 
 
  

ふとした瞬間

2008年12月10日 ポエム
 
 
 
 
何にもやってないと頭が狂いそうになるくらい
稚維なんか、という自己否定の感情が暴れまくる
 
それを抑えるために何かやっていないと
本当に自分自身を消してしまいそうだから
必死で何かやることを探してる
 
 
学ぶことは好きだけれど
そんな強迫観念に押されて
やってる間は集中できるから、って
でも終わったときを抜いた途端に
また何か良く判らない自己否定の感情が
自分自身を支配して
 
 
 
自己肯定なんてどうやったらできるの?
教えてよ
 
 
ずっとずっと付き合わなきゃいけないんだろうか。
 
 
 
 


 
 
 
 
赦して欲しいのは自分自身
赦せないのは自分自身
赦して解放してほしいと願うことすら罪のように感じるのは自分自身
苦しみこそが自分に与えられた罰なのだと感じるのは自分自身
 
 
 
贖罪を求めることも
自分自身を認めることも
簡単な様でいて 結構難しい
 
 
 
過去と向き合うことで何を得られたかと云えば
この病んだココロと過去の美化装置排除
得た、と云えるものは少なくて
失った、というほうが正しいものが多い
 
 
自分自身に自己肯定感が欠けていることに気づいた
でもだからってこれからどうすれば良い
自分自身を認められないのだ
まだ まだ まだ・・・・・・
こんなんじゃだめ
まだ褒めてもらえない
まだ まだ まだ・・・
これじゃだめ
これじゃ足りない
 
 
そうやって過ごしてきて
自分自身の中で満ち足ることを知らずに
充足感を得られずに
「これをやった、自分は良く頑張った」
それってただの自己満足じゃない
「あなたはよくやってるよ」
それを信じた途端こけたら痛いのは自分自身
 
 
高揚した気持ちから一気に落下するのが怖くて
 
 
自己満足じゃ満足した事にならなくて
 
 
自己否定が始まる
 
 
上手く行かないのは全て自分の所為だ
どんなにグループの人が動いてくれなくても自分の単位落とすの嫌だから自分だけでも発表できる形にしなきゃ
あぁ、疲れた。上手くできなかった。何にもできないね。
 
 
皆といるのは楽しかったけれど
テンション高いと下がったときの落差が激しいから
自己コントロールが大変、疲れた。
周囲に気を遣いすぎるのもどうかと想うけど
どう接すればいいのかわかんない。
自分なんて最低だ。
 
 
何かを頑張った自分を認められない自分を周りが責めて
そして自分自身も自分を見つめて何で認められないのと責めて
 
 
 
A判定を貰っても
次にFailを貰えば単位はもらえない。
常に成績は上の方をとっておかなければ
いつか失敗したときに保険が利かない。
70%、簡単な様でいて、微妙なバランス。
ずっと満点取り続けていても
テストとかの比重のでかい奴で最低点だせば堕ちる。
 
 
だからいつもExamまでの間ずっと頑張り続けて
Examの前に先生が云った言葉に安堵して
「万一Examが60点でも単位は落とさないわね。まぁ、あなたならそれもないでしょうけど」
 
 
 
そしてもっともっと過去
そこには落ちるとか云うそんな線引きはなかったけれど
出席日数足らなくて通知表がもらえない年もあった
そのときは先生が丁寧な手紙をくれて
 
 
 
それよりもっと前
心が病み始めるもっと前
負の感情というよりも純粋に哀しかった頃
憎しみすら覚えずに純粋に哀しかったころ
 
 
その頃の傷を今もまだ抱えているのです
 
 
 
やっぱりそれは一般には理解されない
『異常なこと』なのでしょうか
 
 
 
 
 
もしもこのまま私が自殺して
遺書にそのことを綴ったら
それは異常だと指摘されるのでしょうか
 
 
 
そんな10年以上も前のことを、と。
 
 
 
 
 
どうやれば自分自身を認められるようになるのか
どうやればその思考回路が手に入るのか
どうやればそういう風に自分の都合のいいように解釈できるのか
 
 
どうすれば自分自身を赦してやれるのか―――――
 
 
 
その答えはどこにあるのでしょうか。
 
 
 
 
 

 
 

闇の中

2008年11月13日 ポエム
 
 
 
 
どこまで続くのだろう
この深い深い暗闇は
以前よりもいっそう闇が濃くなった気がするのは
自分自身が闇に染まって
闇を育ててきてしまったから?
 
 
黄昏時にやってくる
あのどうしようもない寂寥感と
暗闇の中やってくる
あのどうしようもない絶望感と
黎明時にやってくる
あのどうしようもない口惜しさが
 
 
またも一日無駄に酸素を消費して無駄に生命を飲み下して
延命を続けるこの生命のなんと卑怯なモノだろう
 
 
いっそう闇が濃くなるのを感じる
育ってしまった闇も育つ前は光だったはずなのに
みんながくれたひとつひとつの
思い出の欠片
心の痛み 心の傷
一瞬にして輝いていたはずの過去を
色を消し去ったのは誰だったか
 
 
今は暗い昏い暗闇に在る自分自身には
シニタイクンとかシナナキャさんとか
いっぱいいるけれど
イキタイサンが住んでるのは
ここよりもっと清浄で正常で光に溢れた場所だから
会えない
 
 
会いに行く気力すらない
 
 
イキタイサンにとってここは不浄の地だから
イキタイサンはここには降りてこられない
イキタイサンはここに辿りつく前に死滅してしまう
 
 
 
 
10年以上も前のことを
いまだに心の痛手として持っていて
そしてそれで心が病んでいるなんて
変なことでしょうか
 
 
私はただ、忘れることができないの。
 
 
 
 
 
 




酷く疲れているような気がする
そんな夜更け
空を見上げれば 瞬く星たち
手を伸ばせば届きそうなのに
それは叶わない
 
 
息が白くなる季節
ぶるっと身震いしてみるけれど
それで体温が上がるはずもなく
ポケットに両手を突っ込み
視線を地面に落とす
 
 
どれだけ願おうとも
僕が生きていけるのはこの地面で
どれだけ強く願おうとも
あの星のように空で過ごすことはできない
 
 
僕の足の下にはいつでも地面があって
地に足は着いてはいるけれど
ココロはふわふわどこ吹く風で
あの空を欲しがってばかりいる
 
 
どんなに手を伸ばそうとも
どんなに強く願おうとも
それは叶わないと知っているのに
求めてしまう僕は馬鹿なのだろうか
 
 
僕の大切なものたちも全て
この大気に溶けているというのに
僕だけ固体のまま
この場所に居るなんて
 
 
―――――――――喜びよりも虚しさが襲ってくるのはなぜ?
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
苦しいほどに想っても
それは重たいだけだと知っているから
あなたを困らせるくらいなら
それすらも見ない振りして
 
 
夢見てたあの頃 子どもだったあの頃
抱いていた幻想 それが現実だと想った
夢見るほどに欲した あなたのその笑顔
そのためにならなんだってやれるとさえ
 
 
ひとつふたつできないことを数え上げて
自分にどんどん失望していくのは
生産的じゃないし 何の解決にもならない
それでも自分に蓋をして 何も見ないよりは
 
 
転げ落ちるように 急加速する
想い始めたら 止まることない
あなたを好きでいていいですか
その言葉を告げられずにいる
 
 
自分自身に自信はないけれど
あなたを好きな自分を嫌いにはなれないの
自分のことを大嫌いだとは思うけれど
あなたを好きな自分を嫌いになってしまっては
 
 
自分の中 自己矛盾
ひとりじゃどうしようもないくらい
これ以上ないほどの 想い抱え
今でも大事なあなたのこと想ってます
 
 
本当は会いたくて仕方がないけれど
でも多分また会ったら凹むのだけれど
それでもやっぱり会いたい気持が大きくて
大事な大切なあなたを支えたくて
 
 
ひとの中に人は存在意義を見つけるというけれど
それなら僕は君の中に見つけるかもしれない
今はまだ価値のない存在だと想っているけれど
あなたとなら 僕の存在さえ 輝くのかもしれない
 
 
独り想う 月夜
情けないほど独りぼっちな
それでもやっぱりあなたへの想いは
捨てきれないんだと思い知る
 
 
苦しめたくないから離れた
それでもあなたが望むなら
 
 
 
 

 
 
 
 
 
焦る気持ちを抑えて
大きく深呼吸を数回
それでも落ち着かない動悸に
自嘲さえしてみれば
一気に体温が低くなる
 
 
この季節は好きじゃない
季節が冬へと移り変わる中
僕の身体は錘にしかならない
 
 
ひゅうと鳴る気管支に
また息を詰まらせる
軽い軽い発作はいつまで続くのだろう
 
 
寒くなってくる外気温
それにあわせて外出して建物の中に入れば
一気に上がる室内温度
体中が痒くなる
冷気過敏症とでも云えばいいのか
 
 
大変なことなんて何一つない
だってこれは幼い頃からのアレルギー
今更特に何を云うことのない
取るに足らない なれたはずの症状
 
 
それでもミス一つでどん底にまでも堕ちるような
その軽い症状も要因の
弱い弱い僕のココロは
 
 
いつか誰かが云ったように
僕の心が弱いから?
 
 
僕がいくらそれに抗おうとしても
堕ちていく感覚に囚われて
僕にはそれを乗り越える力がないんだ
 
 
 
ひとりひとり人間が違うように
僕みたいにこんな風になるひとも
珍しくはないかもしれないけれど
似たような感覚の人は居るかもしれないけれど
 
 
僕と感じ方が全く同じ人間は存在しないわけで
 
 
そう想うと
ひとって何でこんなに独りなのだろうと想う
 
 
 
僕のトラウマは十何年来のものだから
だからもう みんな忘れ去られて
僕の心の傷は 与えた本人は忘れてて
僕の心と身体だけが憶えてて
それってなんか 不公平だとか想わない?
 
 
僕はなるべくひとを傷つけないように生きてきたつもりだけど
きっとどこかでひとを傷つけてるんだと想う
何気ない言葉で傷つけたひとがいると想う
それを想うとどうしようもなくやるせないのだけれど
 
 
今の僕にはどうにもできないけれど
今の僕には何も償うことはできないけれど
 
 
 
ひとが僕と同じ生き物で違う存在なら
僕の気持ち 解ってくれないかなぁ
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
優しい気持ちでいたいから
あなたに伝えたかった気持ちを飲み込んだ
優しい自分でいたかったから
あなたに伝えたかった言葉を飲み込んできた
 
 
その代償
 
 
いい子でいるのは疲れたよ
いい子でいたい気持ちはあるけれど
いい子のままじゃもう誰も振り向いてくれないから
あなたさえ振り向いてくれないから
 
 
甘えたい
元来の本質の部分が爆発する
飲み込んできた気持ちの分だけ
飲み込んできた言葉の分だけ
 
 
そしたらあなたを追い詰めるの
それは自分が赦せない
 
 
ならどうしたら
どうやったら僕は
自分の気持ちを解放できるのだろう
 
 
器用じゃない不器用な僕
絵を描くのも文章を書くのも
芸術的なものには何一つ向かない
 
 
僕の理論をひとりとして論破できないというならば
僕しかそれを論破できないというならば
 
 
もう僕はそれを論破することもしようとは思えない
だって凝り固まった僕の思考回路
希望があるとは想えない
 
 
僕自身の戒めを解こうとは想えない
枷をはめたまま そのまま僕は――――――
 
 
堕ちるところまで堕ちるのだろう
 
 
 
 
永久なる深い闇へと 
 
 

 
 
 
 
夢を見るような 暗闇の中
月明かりすら 入らない部屋
ひとり膝を抱え 蹲るなら
枕を抱えて 涙光らせるなら

ねぇ お願いだから 声を聞かせて?
 
温かいココアを 2人分用意して
温いカーペットに 暖かいストーブ
その上に水の入ったやかんを置いて
加湿機代わり いいと想わない?
 
だからねぇ お願いだから 声を聞かせて
 
君の震える手で 僕の番号を押して
君の震える声で 僕を呼んで
それだけでもう 僕は君を迎えに行くよ
どんなに寒い夜でも どんなに遠くに居ようとも

ねぇ お願いだから 声を聞かせて
 
 
死んでしまいそうなくらいつらい夜も
寂しくて縮こまりそうなくらい哀しい夜も
凍えそうなくらい心寂しい夜も
泣きそうなくらい虚しい夜も
 
僕はいつだって君のために在るから
 
君のお願いさえあればいつでも迎えにいける
 
 
でも 君のお願いがなければ 僕は迎えにいけないんだ
 
 
 
だからねぇ 声を聞かせて 僕にお願いをして
 
 
迷惑になるのは嫌だから怖いから君の口から声が聴きたい
だから僕には遠慮することはないんだよ
 
 
だからねぇ 声を聞かせて

君の願い、僕は聞き届けたい
 
 
 
 
だからねぇ 声ヲ聞カセテ
 
 
 
 
 
 



理想像

2008年9月9日 ポエム
 
 
 
 
笑っていたい。
相手の緊張をほぐすような
相手が自然と笑えるような
そんなオーラをまといたい。
 
 
「稚維ちゃんといると癒される」
 
『稚維ちゃんってほわほわ~としてるよね』
 
 
昔々に云われた言葉。
当の本人は結構もやもやっと悩んでたりしたんだけれど
相手にそれを感じさせていなかった自分は偉かったかしら。
 
 
どんなにつらいときでも
相手に心配かけさせずに
何にも云わなくてもそのひとにとって
安心できる場所になりたい
 
 
でもそれって
自分の気持ちはどこにあるんだろう
自分の気持ちは一体どこに・・・
 
 
 
自分も相手も安らげるひとになりたい
あぁ、大丈夫なんだ、って思えるひとになりたい
 
 
 
それには
自分には自己肯定間が欠落しているから
それを埋めていかなければならないんじゃないかしら
 
 
 
相手を認める
自分を認める
ありのままの姿を
 
 
難しい
 
 
けれど
安心できる居場所が欲しいのは
自分自身だから
 
 
ないなら 自分で作るしかないよね
 
 
 
自己肯定感のない自分の居場所
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さすがに疲れてきたのは
意味もなく必要とされたいと願うこと
何でこんなにも僕は
褒められたいと思ってしまうのだろう
 
 
 
いつからだろう
「いい子」になりたくて
「いい子」になろうとして
大人ウケのいい人間に
先生ウケのいい生徒に
なろうとして自分を抑圧してきたのは
 
 
子どもは快・不快で生きているから
褒められることは僕にとって「快」であって
怒られることは僕にとって「不快」であって
だから僕は褒められたくて
 
 
でもお母さんは僕らを
褒めて育てた
と云っている
 
 
じゃぁなんであの頃の僕は
今の僕は
こんなにも褒められたくて仕方がないのだろう
 
 
 
哀しすぎる程思い出せない
苦しすぎる程思い出せない
 
 
どうして・・・?
 
 
 
 
 
 
 
落ち込んでいても始まらない
自分から動かなければ何も変わらない
 
 
そんなの理解ってるよ
痛いくらいに理解ってるよ
云われなくても この胸に充分すぎるほど
 
 
暗闇の中膝を抱えている
そんな僕には足枷がついてる
まだ這い上がる元気が残ってるって想っていたのは
一体何日前のことだったっけ
 
 
光の射さないこの場所は
全ての生物が生息することが不可能で
きっと僕もこのままこの場所で
命尽きるのを待つばかりなのだろう
 
 
壁さえ見えない
どこが端なのかも解らない
真っ暗でどす黒くて黒いもやのかかった空間
見えないのだからそれすらも怪しいけれど
この息苦しさからその湿度の高さを思い知る
 
 
手探りでこの辺りを歩き回ったのはいつだったか
足枷が重たくて動けなくなったのはいつだったか
それでも光が見たくて最後に手を伸ばしたのはいつだったか
 
 
いつの間にかこの場に座り放心状態
そして延々と続くこの闇の中で自分の膝を抱え
蹲ったのは一体どのくらい前のことだろう
 
 
 
周りの目が気になって 周りの言葉に傷ついて
いつの間にかこんな場所に来てしまったけれど
1人になりたかった訳じゃない 孤独になりたかった訳じゃない
1人になるのは平気でも 孤独に慣れることはできないよ
 
 
最後に涙を流したのはいつだっただろう
それが無意味だと悟ったのはいつだっただろう
こんな 誰も入れないこの場所で
外に感情を出すという行為自体が無意味なこの場所で
涙を流すという行為がどれだけ滑稽なことか
 
 
 
役立たずで 何をしているか解らない自分を
理解してもらえないのは仕方がないことで
他人に会うこと自体がリハビリだといっても信じてもらえないのも道理で
結局この場所に帰ってきてしまう
 
 
出口のない この暗闇の中
 
 
 
 
 
 
 

鏡あわせ

2008年9月5日 ポエム
 
 
 
瞳の中に映るもの 君の瞳が映すもの
それがみたくて 同じ世界にいたくて
ぎゅっと傍によって見るけれど
 
 
結局君と僕は違う存在で
結局君の瞳と僕の瞳は違うもので
 
 
結局君と同じ世界なんて見えなくて
 
 
 
きらきらと光るその宝石のような瞳が
何を映しているのか 何を見ているのか
何か僕が今見ている世界ではないものが
君の瞳には映っている気がして
 
 
 
きっちりと意思のこもった力強いその瞳を
逸らすことなくまっすぐに見つめ返す
そしてその瞳に映った輪郭を追う
 
 
その世界は君にはどう見えてるの
その未来は君にはどう見えてるの
 
 
その答え その意味 全部僕の瞳にあった
 
 
君の瞳に映るのは僕で
僕の瞳に移るのも君で
 
 
僕らは僕らの瞳を通して自分自身を見ている
 
それはまるで 互いに向き合わせた鏡のように
お互いを認知しあっている
 
 
僕は君を知っている
君は僕を知っている
僕は君を認めている
君は僕を認めてくれるかい?
 
 
問いかければ大きな瞳が一瞬驚いたように瞬き
そして細められた
 
 
あぁ それだけで充分だ
君のその笑顔さえ見られれば
 
 
 
 
 

ねがいごと

2008年9月2日 ポエム
 
 
 
 
心が痛むのは 誰かの犠牲の上に立っているから
見上げた空 伝う雫 それも何も意味を成さない
夢見てたあの頃の自分を 今更取り戻すことなんてできなくて
 
 
くだらないことって云うけれど
それって僕らにとって全然くだらないことなんかじゃなくて
寧ろもっともっともっともっと求めなきゃいけないことで
感覚を研ぎ澄まさなければ 正確な“真実”に辿り着けない世界
過敏になっているというけれど そうでなければ
この溢れかえった“情報”という名の目くらましに対抗できなくて
 
 
ふとした瞬間にでも 君の笑顔が見たくて
ふとした瞬間にでも あなたの笑顔が見たくて
だから僕は今も 僕を虐げながら生きてます
 
 
他人を虐げることをはしない代わりに
例え自分が犠牲になろうとも
自己犠牲の精神なんて尊ばなくていいから
あなたたちの幸福を祈らせてください
 
 
夢見てたあの頃の僕らは
手を伸ばせば何でもそれは手に入るのだと驕っていた
太陽さえも手に入れようと必死で空を飛び
そして無重力で空気のない世界に出遭った
 
 
そこではあまりにも僕らは無力で
そして気づくのが遅すぎて
 
 
太陽なんてもの手に入れようとすればそこにあるのは死だということに
 
 
 
夢見がちな僕らが伸ばした手は
結局何も得ずに僕の内に帰ってくる
この腕を伸ばして抱きかかえられるものだけ
今傍にある温もりだけでも護れるように
 
 
 
苦しみの中でもそれでも君といたいと願うから
 
 
 
 
 
 

眠れない

2008年8月25日 ポエム
 
 
 
広く広がる群青色の雲。
乾いた大地が水色に光る。
真っ白な空と地平を分ける物は茶色い木々のみ。
 
 
あべこべの世界。
 
 
 
 
 
ひとつふたつみっつ。
それでも見つからないのは何故。
鬱々と過ごすこの時間の意味は何?
探して 手を伸ばして 掴もうとして
 
 
結局触れられないもののなんと多いことか。
 
 
 
 
夢見心地。
それは悪夢の始まり。
苦しい、と一言言えば
それは全てあべこべになる。
 
 
 
フリ、していた。
元気なフリ、してきた。
その中のシニタイクン増殖装置とか
薬で抑えなきゃやってらんない精神状態とか
 
 
 
全部全部見ないフリ。
 
 
 
 
誰が救えるというの。
このみすぼらしいマリオネットを。
糸は千切れ 絡まり へなへなと力なく座る
それが心の中の自分自身だとしても。
 
 
 
 
全部全部見ないフリ。
 
 
 
 
そこを見つめたら何か解決するでしょうか
苦しむだけ苦しんだら光が見えてくるでしょうか
 
 
光は闇があるから惹かれる
闇があるから光は光れる
この真っ暗闇の中では光源はどこにもなく
ただあるのはスモッグと化した毒素のみ。
 
 
 
日々肉体と精神を蝕んでいく毒は
いつかきっとまた効かなくなるでしょう
 
 
 
減らしてもまた増やさなければいけない
この薬のように。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
左腕、手首。
ふと見つけたのは他の皮膚と明らかに色が違う一筋の線。
気がついたのは、何故なのか。
ただ単に、ふっと気がついただけ。
 
 
1回しかないのに、こんなに残るものなんだ。
と云うか、あったことすら忘れていた。
それほどにもその傷は、周りの皮膚と同化していたから。
 
 
血管と直角に引かれた線。
躊躇うことなく、まっすぐに。
他人が見ても気づかないほどに薄れたその部分は
自分自身が見たらしっかりと見えてしまう。
 
 
 
あぁ、そんなこともあったなぁ、と。
ふと他人事のように思い出すのは
今この頃よりもひどく落ちているせい。
ダメ、ダメなんだ。
 
 
言葉が枯れて行く。
負の感情だけが膨れ上がっていく。
 
 
ダメ、ダメなんだ。
 
 
 
どうやってもできないなんて
神様いるなら、あなたはなんて残酷なんですか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
僕が苦しめば苦しむほど哀しむひとがいる
ならなぜ僕は苦しまなければいけないの
そのひとを哀しませてまで
なぜ僕は苦しまなければいけないの
 
 
病的な僕の思考回路は
一般ウケはしないらしい
病的な僕の嗜好は
果てしなく続く混沌の闇の中に在る
 
 
なぜどうして酷く哀しむ
なぜどうしてそんなことを繰り返す
 
 
指一本満足に振れない
呼吸も浅く 視界もぼやける
思考に靄がかかったような
そんな現実 そんな世界
 
 
 
生きることと苦しみは同義だと
いつか書いたけれど
 
 
きっと
 
 
生きることと哀しみも
同義だと位置づけてしまうだろう
 
 
死後の世界なんて信じてない
在ったらいいな、とも思わない
けれど
 
 
けれど
せめて願わせて
あなたたちが幸せであるように
 
 
 
 
僕の分まで幸福になってくれるように
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
誰でも良いから 誰でも良いから
僕の心臓を鷲掴みにして
そして握りつぶして
 
 
 
咽喉が焼ける 食道が熱い
息が苦しい ぎゅぅとなる
 
 
だからお願い
もう ここから 消して
 
 
 
 
 
 
 
或る日突然見失った夢の欠片
傍にいることが困難で 僕の道はこんなんで
息苦しい 生き苦しい世界
夢見ることが困難で 僕の性格はこんなんで
ふと見上げた空は雨を運んでくる
 
 
ポツリポツリと頬を伝う
生温い感触の雫 天からの僕からの
一度歩を止めてしまえば どちらが前だったかなんて忘れて
蹲る この感覚を人には理解されずに
土砂降りの雨の中 ただ光が見えずに
 
 
苦し紛れに発した言葉も 貼り付けた笑顔も
全部偽者 全部偽り
今まで信じてきた人たちも いつ裏切るか解らない
疑心暗鬼 人間不信 自己嫌悪
信じるものを失った僕は 進む方向をも見失う
 
 
ひび割れた心 砕け散った欠片
グシャリカシャリ 踏みつけにされていく
止まってしまった僕の時計 進み続ける世間の時間
立ち止まった僕の手に残った粉々の欠片
指の隙間からさらさらと舞い地って風に消えた
 
 
どれだけの不幸を背負おうとも
どれだけの哀しみを背負おうとも
寂しさや不安 心を占める何かが支配する
ずっと赤信号のままの交差点を1人雨に濡れ
ただ一人呟いた言葉は誰にも拾われず
 
 
暗い暗い暗い暗い暗い暗い闇の中
右も左も上も下も北も南も何もかも
自分の身体さえ 自分の指先さえ 見えないまま
どちらに進むのも どこへ行くのも 恐怖
またあの声をあの言葉をあの態度を フラッシュバックする記憶
 
 
世界は回り続けているというけれど
世界は思っているより優しいというけれど
踏み出せない 踏み出さなきゃいけない? 疑問符
大事にしていたものは全部否定され 残ったものは感情
苦しい寂しい哀しい 喜びや満足感は得られず
 
 
段々ガスが充満してくるのがわかる
寧ろ酸素が少なくなって 動くのさえ疲れて
焦りだけが心を支配して 泥沼に底なし沼にはまる
目を閉じても空けても同じ世界 色のない世界
どんなに頑張っても自分を認めることは許されない
 
 
何年も何年も何年も何年も同じ場所に立っていると
世界の動きを身に感じたときそれは恐怖になる
動けない歩き出せない成長できない僕は 罪
同じ時間同じ世界で生きているはずなのに それから外れる
生きているだけでそれは罪 生きているだけでそれは迷惑
 
 
依存しない人間なんていないって云うけれど
みんな自分で作ったものじゃないものを使って生活してるから
それはみんな依存しあってるんだって云うけれど
僕には何もできない 依存することしかできない
光を見つけることさえ 臆病者
 
 
夢見ることを忘れた僕は ただ過ぎる時間の中焦りと共に
生まれてきた意味と生きている意味と死にたいという願望と
方法を考えずにはいられない 苦しみながら耐え抜いて
いつかここから抜け出せる気はしない だってここは黒だから
光も何も差し込まない 真っ暗な世界だから
 
 
 
希望を持て その言葉がどれだけ重いか 君は知ってる?
 
 
生きていて その言葉がどれだけ負担か 君は知ってる?
 
 
 
毎日 息をして 生きていることでさえも負担で
苦しくて重たくてつらくて申し訳なくて
 
 
だからもう 楽にして欲しいんだ
 
 
 
 
何も考えなくて済むなら 死を選ぶよ
 
 
 
 
 
 
 
 
何がフツウ、とか云う気はない。
どこがフツウ、とか云う気はない。
 
 
でも確かに僕は哺乳類のヒト科の生物で
その存在は確かにこの世界に存在して
 
 
それがどうしようもなく疎ましい
 
 
別に何に傷ついたわけではない
それでもあなたの涙を見ると
すごくおろおろしてしまうんだ
 
 
大切だから 大事だから
大好きだから
 
 
僕が泣くことは殆どなくなった
心の中は土砂降りでも
人前で頬を伝うことはなくなった
我慢、しているわけじゃない
強がっているわけでもない
 
 
ただ それをして良いのか解らなくて
 
 
涙というものは
少なからずひとを動揺させるもので
普通のひとが泣くのは
割と理由がはっきりと周りから見えたりする
 
 
それでも僕が泣いているのは
理由が見えない理由で泣いているから
周りの人をひどく困惑させるんだ
 
 
思い出して泣いたり
フツウのひとが何気なく云った言葉で泣いたり
相手の態度に自意識過剰になって
自分を否定して それで 泣いたり
 
 
ぎゅっと痛くなる胸の奥
夢を見ようと寝転んでも目が冴える
 
起きていたらすごく眠たいのに
寝転んだらすごく頭が冴えるなんて
自分勝手もいいところだよ
 
 
薬の所為なのか
大体のときはボーっとしてるけれど
カチンコチンに固まって動けなくなるときもある
そんなときにこそ効いてほしいのだけれど
それもわがまま?
 
 
過緊張と過覚醒
悪循環が僕を支配する
 
 
 
 

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